第44回高松宮記念(GI)の勝ち馬。

コパノリチャード 牡 黒鹿毛 2010.4.15生 日高・ヤナガワ牧場生産 馬主・小林祥晃氏 栗東・宮徹厩舎

コパノリチャード(2010.4.15)の4代血統表

ダイワメジャー
栗毛 2001.4.8
種付け時活性値:0.00
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
スカーレットブーケ
栗毛 1988.4.11
★ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
スカーレットインク
栗毛 1971.5.5
Crimson Satan 1959.5.4
Consentida 1962.4.6
ヒガシリンクス
鹿毛 1999.5.9
仔受胎時活性値:0.50
トニービン
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.75
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ビッグラブリー
鹿毛 1992.2.9
仔受胎時活性値:1.50
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
種付け時活性値:0.75
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969.4.12
アルガリー
栗毛 1985.3.30
仔受胎時活性値:1.50
Blushing Groom
栗毛 1974
種付け時活性値:0.50
シンティレート
鹿毛 1976.1.24
仔受胎時活性値:2.00(0.00)

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

コパノリチャード(2010.4.15)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ダイワメジャー
(Halo系)
トニービン
(ゼダーン系)
Caerleon
(Nijinsky系)
Blushing Groom
(Red God系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
トニービン
(Lady Juror)
5.50 or 3.50
(No.6-b)
7番仔
(5連産目)

*

では、以下にコパノリチャードのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

アルガリー 1985.3.30 英0勝
|ビッグラブリー 1992.2.9 中央1勝
||ヒガシリンクス 1999.5.9 不出走
|||サイモンロード 2008.4.29 現役 かきつばた記念(JpnIII)3着ほか
|||コパノリチャード 2010.4.15 (本馬) 高松宮記念(GI) スワンS(GII) 阪急杯(GIII) アーリントンC(GIII)
|ウェディングベリー 1993.4.24 中央2勝
||コパノフウジン 2002.2.13 中央4勝 福島民友C(OP) GIII2着4回 GIII3着1回

私は近親牝系図を示す際、基本、曾祖母までにしているのですが、コパノリチャードの高祖母まで遡ると、高祖母シンティレートは英オークス(GI)馬です。シンティレートは半姉Juliette Marny(1972)が英オークス(=姉妹制覇)、愛オークス(GI)を勝ち、半兄Julio Mariner(1976)が英セントレジャー(GI)を勝っており、きょうだい3頭で英愛クラシック4勝という素晴らしさです。

*

第44回高松宮記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 5 コパノリチャード 牡4 57 M.デムーロ 1:12.2    37.2 484
[-4]
宮徹 3
2 17 スノードラゴン 牡6 57 大野拓弥 1:12.7 3 36.1 510
[-4]
高木登 8
3 9 ストレイトガール 牝5 55 岩田康誠 1:12.9 1 1/4 37.0 454
[+2]
藤原英昭 1
4 16 エーシントップ 牡4 57 武幸四郎 1:12.9 クビ 38.4 526
[-6]
西園正都 15
5 12 ハクサンムーン 牡5 57 酒井学 1:13.0 1/2 36.5 474
[-6]
西園正都 2

コパノリチャード、前走阪急杯4馬身差の圧勝の勢いそのままに、初の1200m戦となった高松宮記念でも3馬身差の快勝を収めました。

逃げなくとも、番手辺りからレースが出来るようになったというのは、古馬になっての成長なのでしょう。ダイワメジャーの仔、中島理論的には0交配馬ですが、齢重ねて良くなる特性を受け継いでいるのでしょう。左回りで良いところを見せたのは、最優性先祖トニービンらしさでもあるとも思いました。

そしてまた、ヤナガワ牧場&小林祥晃オーナーにとっては、フェブラリーS(GI)のコパノリッキー(2010.3.24)に続いての、GI出走機会における連続GI勝利となりました。これは、ただただ素晴らしい。

コパノリチャード、ロードカナロア(2008.3.11)が不在となった後のスプリント界の新たな王者として、これからも速く強いところを見せ続けて欲しいものです。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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