フローラS(GII)の週ということで、トライアル2着から本番でも4着に頑張った馬の紹介を。
メモリージャスパー 牝 鹿毛 1991.5.5生~1995.4.?没 浦河・谷川牧場生産 馬主・(株)シンザンクラブ 栗東・渡辺栄厩舎
イルドブルボン 黒鹿毛 1975.5.23 種付け時活性値:1.75 |
Nijinsky 鹿毛 1967.2.21 |
Northern Dancer 鹿毛 1961.5.27 |
Nearctic 1954.2.11 |
Natalma 1957.3.26 | |||
Flaming Page 鹿毛 1959.4.24 |
Bull Page 1947 | ||
Flaring Top 1947 | |||
Roseliere 黒鹿毛 1965 |
Misti 黒鹿毛 1958 |
Medium 1946 | |
Mist 1953.2.22 | |||
Peace Rose 芦毛 1959.2.25 |
Fastnet Rock 1947 | ||
La Paix 1951.2.2 | |||
バラワキ 栗毛 1985.1.21 仔受胎時活性値:1.25 |
Miswaki 栗毛 1978.2.22 種付け時活性値:1.50 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Hopespringseternal 栗毛 1971.5.27 |
Buckpasser 1963.4.28 | ||
Rose Bower 1958.3.24 | |||
Balakhna 黒鹿毛 1979.1.29 仔受胎時活性値:1.25 |
Tyrant 鹿毛 1966.3.23 種付け時活性値:1.00 |
Bold Ruler 1954.4.6 | |
Anadem 1954 | |||
Balsamique 鹿毛 1973.5.27 仔受胎時活性値:1.25 |
Tourangeau 鹿毛 1968.4.19 種付け時活性値:1.00 |
||
Bruyere 鹿毛 1967.2.22 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Native Dancer5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
イルドブルボン (Nijinsky系) |
Miswaki (Mr.Prospector系) |
Tyrant (Bold Ruler系) |
Tourangeau (Blandford系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
イルドブルボン | 5.00 |
母が仏GII勝ち馬 (No.16) |
初仔 (流産後) |
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | メモリージャスパー | 牝3 | 53 | 角田晃一 | 2:00.6 | 36.1 |
474 [-4] |
渡辺栄 | 3 | |
2 | 13 | アグネスパレード | 牝3 | 53 | 河内洋 | 2:00.7 | 3/4 | 36.3 |
476 [+4] |
長浜博之 | 1 |
3 | 10 | ゴールデンジャック | 牝3 | 54 | 四位洋文 | 2:00.9 | 1.1/4 | 36.0 |
452 [0] |
北橋修二 | 5 |
4 | 7 | ジンシリウス | 牝3 | 53 | 猿橋重利 | 2:01.1 | 1 | 36.3 |
504 [-4] |
松永善晴 | 8 |
5 | 6 | ホクトベガ | 牝4 | 57 | 加藤和宏 | 2:01.2 | 1/2 | 37.0 |
472 [-12] |
中野隆良 | 6 |
メモリージャスパー。母バラワキがロベールパパン賞(仏GII)の勝ち馬という良血で、シンザンクラブの持ち馬でした。
ダート1800mの500万条件戦勝ちから挑んだ4歳牝馬特別(現フローラS、GII)が2着。勇躍挑んだオークス(GI)では、角田晃一騎手(現調教師)の早仕掛け、もとい、積極的な騎乗で4着。オークスを制したのは、同じ谷川牧場で生産・育成を受けたチョウカイキャロル(1991.3.26)でした。
越夏の後、ローズS(GII)7着、エリザベス女王杯(GI)4着を経て満3歳最終戦の阪神牝馬特別で初重賞制覇を飾りました。GI馬2頭を含む豪華メンバーの一戦、道中は中段やや後方の位置から徐々に進出、直線ではきれいにインを突いて鋭伸。鞍上の角田騎手の好騎乗も光りました。
*
阪神牝馬特別での勝利、そして父がNijinsky系のイルドブルボンという血統より、古馬になってからの更なる活躍が期待されたメモリージャスパー。
けれど、満4歳4月に放牧先であった鹿児島県のジャパントレーニングセンターで急死。呼吸不全。あっけない早世でした。
メモリージャスパーの死を知らせる、月刊「優駿」1995年7月号の登録抹消馬一覧の記事。
重賞勝ち馬の名前は太字で表記されるはずなのに、彼女の名前は太字になっていませんでした。
私は、彼女の名前を、ペンで上からなぞって、そっと、太字にしました。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
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