第54回宝塚記念(GI)の勝ち馬。

キズナ(2010.3.5)のニエル賞(仏GII)、オルフェーヴル(2008.5.14)のフォア賞(仏GII)という日本馬の仏GII連勝に湧く最中、遅い回顧になってしまい恐縮ですが、アップしておきますm(_ _)m

ゴールドシップ 牡 芦毛 2009.3.6生 門別・出口牧場生産 馬主・小林英一氏 栗東・須貝尚介厩舎

ゴールドシップ(2009.3.6)の4代血統表
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988.4.23
ディクタス
栗毛 1967.4.11
Sanctus 1960.2.28
Doronic 1960.3.25
ダイナサッシュ
鹿毛 1979.3.16
ノーザンテースト 1971.3.15
ロイヤルサッシュ 1966
ポイントフラッグ
芦毛 1998.3.23
仔受胎時活性値:0.50
メジロマックイーン
芦毛 1987.4.3
種付け時活性値:0.50
★メジロティターン
芦毛 1978.3.22
メジロアサマ 1966.2.23
シェリル 1971.5.15
メジロオーロラ
栗毛 1978.3.8
リマンド 1965.2.16
メジロアイリス 1964.4.8
パストラリズム
黒鹿毛 1987.5.15
仔受胎時活性値:0.50
プルラリズム
鹿毛 1980.4.9
種付け時活性値:1.50
The Minstrel 1974.3.11
Cambretta 1975.5.8
トクノエイティー
黒鹿毛 1978.3.2
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
トライバルチーフ
鹿毛 1967.2.27
種付け時活性値:0.50
アイアンルビー
青毛 1972.2.11
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Princely Gift5×5、Northern Dancer5×5>

ゴールドシップ(2009.3.6)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ステイゴールド
(Halo系)
メジロマックイーン
(Milesian系)
プルラリズム
(Northern Dancer系)
トライバルチーフ
(Princely Gift系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ステイゴールド 4.25 or 2.25 母がGIII2着馬
(No.16-h 星旗系)
5番仔
(流産後)

*

では、以下にゴールドシップのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

トクノエイティー 1978.3.2 中央2勝
|パストラリズム 1987.5.15 中央2勝
||ポイントフラッグ 1998.3.23 中央1勝 チューリップ賞(GIII)2着 エルフィンS(OP)2着 紅梅S(OP)2着
|||ゴールドシップ 2009.3.6 (本馬) 有馬記念(GI) 宝塚記念(GI) 菊花賞(GI) 皐月賞(GI) 阪神大賞典(GII) 神戸新聞杯(GII) 共同通信杯(GIII)

ゴールドシップの牝系は、16号族星旗(1924)系。星旗は星友(1923)、星若(1924)等と共に1931年に米国から輸入された、いわゆる「御料の基礎繁殖牝馬」です。星旗が輸入された際に受胎していた仔が、繁殖名「月城」ことクレオパトラトマス(1932.3.22)。同牝馬は通算28戦16勝。現在の天皇賞に相当する帝室御賞典を勝利しています。この帝室御賞典がデビュー15日後のいきなりの勝利だったというから驚きです。その月城の仔に桜花賞(現GI)馬ハマカゼ(1945.2.19)。同牝馬は繁殖名「梅城」と言い、ゴールドシップの6代母となります。そして月城の孫に、名馬ハクチカラ(1953.4.20)。同馬は第23回日本ダービー(現GI)、天皇賞・秋(現GI)、有馬記念(現GI)など中央重賞9勝を挙げました。そして、満5歳になって米国遠征を決行し、満6歳時の1959年2月23日、ワシントン・バースデイHという重賞競走に勝利するという快挙を遂げました。「父トビサクラ、母昇城」という父母日本産馬による米国重賞制覇でした。また、月城の半弟がクモハタ(1936.3.4)。同馬は第8回日本ダービーを勝ち、1952年から1957年まで6年連続首位種牡馬となり、クモハタ記念(旧重賞)に名を残した名馬でした。

*

第54回宝塚記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 ゴールドシップ 牡4 58 内田博幸 2:13.2    35.2 500
[-2]
須貝尚介 2
2 4 ダノンバラード 牡5 58 川田将雅 2:13.8 3 1/2 36.2 484
[-2]
池江泰寿 5
3 11 ジェンティルドンナ 牝4 56 岩田康誠 2:13.8 クビ 35.9 470
[不明]
石坂正 1
4 3 フェノーメノ 牡4 58 蛯名正義 2:13.9 1/2 35.8 496
[0]
戸田博文 3
5 6 トーセンラー 牡5 58 武豊 2:14.2 2 36.1 456
[-4]
藤原英昭 4

復権、成る。最近のレースで見せていた最後方からのマクリ一発ではなく、発馬後に気合を付けて、先行4番手からの競馬。ゴールドシップはメンバー中最速となる35秒2でまとめてしまった結果、2着に粘ったダノンバラード(2008.2.19)に3馬身半差の快勝。サスガの強さでした。

今秋は、京都大賞典(GII)、ジャパンカップ(GI)、有馬記念(GI)という路線になるという、ゴールドシップ。ジャパンカップないし有馬記念で、「ステイゴールド×メジロマックイーン牝馬」のもう1頭の強豪、オルフェーヴルとの対戦が成りますでしょうか。楽しみにしたいものですね(^^)

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。宝塚記念のゴール前後のオオハシさん。

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