第45回高松宮記念(GI)の勝ち馬。

エアロヴェロシティ せん 鹿毛 2008.9.8生 新国・N.E.シック氏&S.J.ティル氏生産 馬主・N.ヨン氏 香港・P.オサリバン厩舎

エアロヴェロシティ(2008.9.8)の4代血統表
Pins(AUS)
鹿毛 1996.9.10
種付け時活性値:0.75
Snippets
鹿毛 1984.11.1
Lunchtime
栗毛 1970
Silly Season 1962.2.23
Great Occasion 1965
Easy Date
鹿毛 1977.10.12
▲Grand Chaudiere 1968
Scampering 1971
No Finer
栗毛 1979.10.7
Kaoru Star
栗毛 1965
Star Kingdom 1946
Kaoru 1955
Humour
鹿毛 1962
▲Pirate King 1953
Real Delight 1951
Exodus(NZ)
鹿毛 1999.10.31
仔受胎時活性値:2.00
Kaapstad(NZ)
黒鹿毛 1984.10.23
種付け時活性値:1.50
Sir Tristram
鹿毛 1971.4.7
Sir Ivor 1965.5.5
Isolt 1961.4.24
Eight Carat
黒鹿毛 1975.3.7
Pieces of Eight 1963
Klairessa 1969
Lady Genesis(NZ)
栗毛 1983
仔受胎時活性値:1.75
Star Way(GB)
栗毛 1977.4.4
種付け時活性値:1.375
Star Appeal 1970.5.12
New Way 1970
Arga(NZ)
栗毛 1962
仔受胎時活性値:1.00
Arragon(GB)
鹿毛 1956
種付け時活性値:1.375
Whitiora(NZ)
鹿毛 1952
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Netherton Maid(♀)=Neasham Belle(♀)5×5、Klairon5×5(母方)>

エアロヴェロシティ(2008.9.8)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
Pins
(Tom Fool系)
Kaapstad
(Sir Tristram系)
Star Way
(Herbager系)
Arragon
(Hyperion系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Kaapstad
(Eight Carat)
5.00 伯父に新GI勝ち馬
(No.5-h)
3番仔

*

第45回高松宮記念(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 4 エアロヴェロシティ せん7 57 Z.パートン 1:08.5    34.3 524
[-16]
P.オサリバン 4
2 15 ハクサンムーン 牡6 57 酒井学 1:08.6 1/2 34.5 478
[-6]
西園正都 6
3 16 ミッキーアイル 牡4 57 浜中俊 1:08.6 ハナ 34.2 486
[+4]
音無秀孝 3
4 6 サドンストーム 牡6 57 国分優作 1:09.2 3 1/2 34.5 476
[-4]
西浦勝一 10
5 17 コパノリチャード 牡5 57 武豊 1:09.3 1/2 34.7 492
[-2]
宮徹 5

「すっ」と、番手先行した姿に、524kgの大柄の馬体ながら軽やかさを感じた、エアロヴェロシティ。最後の直線は、いい感じで抜け出したハクサンムーン(2009.2.14)を、ミッキーアイル(2011.3.12)と共に追う形。決勝点、ザカリー・パートン騎手の左腕による風車ムチの連打に応え、「ぐぐぃ」と、3頭の真ん中からせり出したその姿に、路線はまったく違いますが、同じ南半球産馬である第10回ジャパンカップ(GI)勝ち馬ベタールースンアップ(1985.8.29)を思い出しました。そうして成されたのは、史上初の海外からの参戦馬による高松宮記念勝利でした。

エアロヴェロシティは、この高松宮記念の後、5月17日に行われたクリスフライヤー国際スプリント(星GI)でも勝利を収めており、今秋にはスプリンターズS(GI)で再来日が見られるかもしれません。世界レベルの強いスプリンターであるところを、改めて見せてくれるのでしょうか、エアロヴェロシティ。その動向の続報を、楽しみに待ちたいと思います。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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