ローレルゲレイロ 牡 青鹿毛 2004.5.3生 新冠・村田牧場生産 馬主・(株)ローレルレーシング 栗東・昆貢厩舎
★ キングヘイロー[A] 鹿毛 1995.4.28 種付け時活性値:0.00 |
ダンシングブレーヴ 鹿毛 1983.5.11 |
Lyphard 鹿毛 1969 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Goofed 1960.3.29 | |||
Navajo Princess 鹿毛 1974.3.31 |
Drone 1966.4.1 | ||
Olmec 1966 | |||
グッバイヘイロー 栗毛 1985.2.12 |
Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 | |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Pound Foolish 鹿毛 1979.3.17 |
Sir Ivor 1965.5.5 | ||
Squander 1974.5.6 | |||
ビッグテンビー 黒鹿毛 1998.4.30 仔受胎時活性値:1.25 |
テンビー[A] 鹿毛 1990.1.21 種付け時活性値:1.75 |
Caerleon 鹿毛 1980.3.27 |
Nijinsky 1967.2.21 |
Foreseer 1969.4.12 | |||
Shining Water 鹿毛 1984.2.18 |
Kalaglow 1978.2.19 | ||
Idle Waters 1975.5.19 | |||
モガミヒメ 黒鹿毛 1992.3.22 仔受胎時活性値:1.25 [ビッグテンビーは初仔] |
カコイーシーズ[x] 鹿毛 1986.3.7 種付け時活性値:1.25 |
Alydar 1975.3.23 | |
Careless Notion 1970.3.18 | |||
モガミポイント 鹿毛 1985.4.9 仔受胎時活性値:1.50 [モガミヒメは不受胎後の2番仔] |
マルゼンスキー[A] 鹿毛 1974.5.19 種付け時活性値:0.50 |
||
ポイントメーカー 栗毛 1980.4.21 仔受胎時活性値:1.00 [モガミポイントは生後直死後の1番仔] |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Nijinsky4×5(母方)、Sir Gaylord5×5(父方)>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
テンビー (Lalun) |
5.00 |
(No.1-B セレタ系) |
初仔 |
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ローレルゲレイロ | 牡5 | 57 | 藤田伸二 | 1:07.5 | 34.6 |
460 [-4] |
昆貢 | 6 | |
2 | 9 | ビービーガルダン | 牡5 | 57 | 安藤勝己 | 1:07.5 | ハナ | 34.3 |
496 [-6] |
領家政蔵 | 2 |
3 | 12 | カノヤザクラ | 牝5 | 55 | 小牧太 | 1:07.7 | 1 1/4 | 33.8 |
508 [-2] |
橋口弘次郎 | 8 |
4 | 8 | アイルラヴァゲイン | 牡7 | 57 | 津村明秀 | 1:07.8 | クビ | 34.7 |
520 [+2] |
手塚貴久 | 16 |
5 | 2 | アルティマトゥーレ | 牝5 | 55 | 松岡正海 | 1:07.8 | アタマ | 34.7 |
488 [+2] |
奥平雅士 | 1 |
1F毎の ラップ |
11.9-10.2-10.8-11.2-11.5-11.9 |
上り | 4F 45.4-3F 34.6 |
ローレルゲレイロ、春の王者の矜持を見せた逃げ切りでした。1200mを走って、最後はわずかに1cm差。外から差して来た「同い年で同じ青鹿毛」であるビービーガルダンの猛追を凌ぎきって、2009年の春秋スプリントGIを共に制覇となりました。
*
では、以下にローレルゲレイロのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
ポイントメーカー 1980.4.21 不出走 |モガミポイント 1985.4.9 中央3勝 ||モガミヒメ 1992.3.22 地方3勝 |||ビッグテンビー 1998.4.30 中央1勝 ||||ローレルゲレイロ 2004.5.3 (本馬) 高松宮記念(GI) スプリンターズS(GI) 阪急杯(GIII) 東京新聞杯(GIII)
↑の4代血統表には現れませんが、ローレルゲレイロの5代母クリヒデ(1958.3.6)は1962年の天皇賞・秋(現GI)の勝ち馬で同年の最優秀古馬牝馬です。また、↑の4代血統表でも薄く示していますけれど、ローレルゲレイロは母ビッグテンビーの初仔、母は祖母モガミヒメの初仔、祖母は曾祖母モガミポイントが不受胎後の仔と、3世代に渡って「母が前年産駒なし後の仔」という活力のある世代交代がなされていることを申し添えておきます。ついで述べておくと、今回2着のビービーガルダンも母が2年連続不受胎後の仔でした。やはり「空胎後に名馬あり」ですね(^_^;)
そしてまた、ローレルゲレイロの牝系は、ユートピア牧場伝来のセレタ(1923)系ですね。目にも見よ、この在来牝系の底力。日本のホースマンの皆様は、先人から受け継いで来た己が仕事の積み重ねを、本当に、もっともっと、誇りに思われて良いはずです。
*
結局、メンバー中唯一のJRAGI勝ち馬であるローレルゲレイロが勝利を収めた2009年のスプリンターズS。今回の結果により、2004年生まれの馬は3歳時のアストンマーチャン(2004.3.5)、4歳時のスリープレスナイト(2004.2.7)、そして5歳時のローレルゲレイロと、3年連続で同世代でこの短距離GIを制したのでした。今年は、気が付けば、1着から3着までは2004年生まれ世代。牝馬だけではない、牡馬も含めてやはり強い馬が揃っている世代であるということ。その事実を改めて実感させてくれた、第43回スプリンターズSでした。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
*
おまけ。「春のチャンピオン!!」と叫ぶオオハシ。
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#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。