マイネルキッツ 牡 栗毛 2003.3.18生 新冠・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・国枝栄厩舎
チーフベアハート[A] 栗毛 1993.2.1 種付け時活性値:0.25 |
▲ Chief’s Crown 鹿毛 1982.4.7 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Six Crowns 栗毛 1976.4.21 |
Secretariat 1970.3.30 | ||
Chris Evert 1971.2.14 | |||
Amelia Bearhart 栗毛 1983.5.17 |
▲Bold Hour 黒鹿毛 1964 |
Bold Ruler 1954.4.6 | |
Seven Thirty 1958.5.14 | |||
Myrtlewood Lass 鹿毛 1972.3.7 |
Ribot 1952.2.27 | ||
Gold Digger 1962.5.28 | |||
タカラカンナ 栗毛 1993.4.30 仔受胎時活性値:0.25 |
サッカーボーイ[C] 栃栗毛 1985.4.28 種付け時活性値:1.75 |
ディクタス 栗毛 1967.411 |
Sanctus 1960.2.28 |
Doronic 1960.3.25 | |||
ダイナサッシュ 鹿毛 1979.3.16 |
ノーザンテースト 1971.3.15 | ||
ロイヤルサッシュ 1966 | |||
クリムゾンラトラー 栗毛 1979.5.20 仔受胎時活性値:1.25 |
Crimson Satan[z] 栗毛 1959.5.4 種付け時活性値:0.75 |
Spy Song 1943 | |
Papila 1943 | |||
Falina’s Dancer 黒鹿毛 1972.4.19 仔受胎時活性値:1.50 |
Rattle Dancer[x] 栗毛 1959.4.11 種付け時活性値:1.00 |
||
Falina 青鹿毛 1959 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5、Bold Ruler5×4(父方)>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
サッカーボーイ (Lady Angela) |
4.00 |
半妹マイネカンナ (No.10-E) |
初仔 (不受胎後) |
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | マイネルキッツ | 牡6 | 58 | 松岡正海 | 3:14.4 | 34.9 |
494 [-8] |
国枝栄 | 12 | |
2 | 4 | アルナスライン | 牡5 | 58 | 蛯名正義 | 3:14.4 | クビ | 34.8 |
542 [-4] |
松元茂樹 | 4 |
3 | 12 | ドリームジャーニー | 牡5 | 58 | 池添謙一 | 3:14.7 | 1 3/4 | 34.9 |
426 [-2] |
池江泰寿 | 5 |
4 | 1 | サンライズマックス | 牡5 | 58 | 福永祐一 | 3:14.7 | ハナ | 34.6 |
444 [-10] |
増本豊 | 10 |
5 | 3 | ジャガーメイル | 牡5 | 58 | 安藤勝己 | 3:14.8 | 1/2 | 34.5 |
478 [+8] |
堀宣行 | 6 |
1F毎の ラップ |
13.3-11.7-11.4-12.2-11.6-11.9-11.9-13.0-13.0-12.7-12.7-12.2-11.7-11.8-11.3-12.0 |
上り | 4F 46.8-3F 35.1 |
ここまで重賞2着3回はあったものの、なかなか勝ち切れなかったマイネルキッツ。初めてのGI出走、そして初めてのオープンクラス勝ちがなんと天皇賞・春と相成りました。道中は10番手あたりに位置していたマイネルキッツ、2回目の坂の下りをウマく利して3、4番手で直線。馬場中央のアサクサキングス(2004.3.23)、アルナスライン(2004.2.18)の競り合いを尻目に最内を突き、クビだけ先着したところがゴール。黒い浅めのブリンカーを付けた栗毛が、風薫る京都の緑の芝を、子鹿のような軽やかさを持って駆けました。
母が前年産駒なし後の仔、サンデーサイレンス(1986.3.25)を持たない馬。前2年の勝ち馬と同様にマイネルキッツはこの2つを持ち合わせた馬でした。そして、淀の長距離はHampton(1872)系。4代血統構成を見た時、密かに青字に薄い青の背景色で注意していたものの……、いやサッカーボーイはスゴイ種牡馬です。
また2007年メイショウサムソン(2003.3.7)、2008年アドマイヤジュピタ(2003.3.1)に続いて、2009年マイネルキッツということで、3年連続で2003年生まれ世代の牡馬が天皇賞・春を制しました。なんだ言いながら「世代の層の厚さ」が無ければ別々の馬たちで淀芝3200mのGIを勝つことなどできません。マイネルキッツの後に続いた2004年生まれ世代の牡馬たちも、なんとか一矢報いたかったでしょうけれど。
#余談。見れば3着ドリームジャーニー(2004.2.24)、4着サンライズマックス(2004.4.23)。この2頭の父はステイゴールド(1994.3.24)。ステイゴールドの母ゴールデンサッシュ(1988.4.23)はサッカーボーイの全妹ですね。今年の出走馬18頭中「ディクタス×ダイナサッシュ」の血を持った馬は3頭。つまりは全馬掲示板に乗る活躍ぶりでした。
*
では、以下にマイネルキッツのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Falina 1959 米1勝 |Crimson Falcon 1970.3.19 米14勝 プレジデンツC(GIII)ほか |Falina's Dancer 1972.4.19 米3勝 ||クリムゾンラトラー 1979.5.20 米2勝 |||タカラカンナ 1993.4.30 中央5勝+地方2勝 ||||マイネルキッツ 2003.3.18 (本馬) 天皇賞・春(GI) ||||マイネカンナ 2004.3.13 現役 福島牝馬S(GIII)
半妹マイネカンナも重賞勝ち馬。母タカラカンナは初仔、2番仔と続けて重賞勝ち馬を産んだ賢母ですね。
*
低人気でGI勝ちを収めると「フロック」と見られるのが常です。けれど、マイネルキッツが刻んだ3分14秒4の勝ち時計は1997年のマヤノトップガン(1992.3.24)と並ぶ史上3位の好時計でした。淀の長距離ジーワンの勝ち馬にフロックなし。地道に積み重ねてき来た力がついに発揮されたと見たいと思います。
天皇賞馬となっていざ行かん宝塚記念(GI)。マイネルキッツ、関東古馬の大将格としてこれからも頑張ってほしいものです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。そしてまた、競馬を愛する人すべてが幸せでありますように。
*
おまけ。「チーフベアハートォ、初仔っ!!」と叫ぶオオハシ。
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#追記。この「レースを見ながら叫ぶ」というアイデアのポッドキャストは私のオリジナルではありません。元々はボロ株観光テレビ様にて配信されていた「ボロ株観光ラジオ」が起源と思われます。改めて記しておきます。
コメント
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