砂の猛者の世代!?

しらかばS、3歳馬ナンヨーリバーが逃げ切り(netkeiba.com)

ナンヨーリバー 牡 黒鹿毛 2005.4.26生 浦河・三好牧場生産 馬主・中村徳也氏 美浦・池上昌弘厩舎

ナンヨーリバー(2005.4.26)の4代血統表

スキャン[x]
鹿毛 1988.3.10
種付け時活性値:0.00
Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Gold Digger
鹿毛 1962.5.28
Nashua 1952.4.14
Sequence 1946
Video
鹿毛 1983.5.9
Nijinsky
1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
Foreseer
黒鹿毛 1969.4.12
Round Table 1954.4.6
Regal Gleam 1964.3.17
シアトルギャル
黒鹿毛 1996.3.23
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
サンデーサイレンス[A]
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
トウコウキャロル
鹿毛 1987.4.2
仔受胎時活性値:2.00
ホスピタリテイ[C]
黒鹿毛 1979.5.16
種付け時活性値:1.75
★テュデナム 1970.2.21
トウコウポポ 1969.4.21
ミヨトウコウ
黒鹿毛 1970.3.31
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
ムーティエ[B]
栗毛 1958.3.16
種付け時活性値:0.75
チトセホープ
黒鹿毛 1958.4.15
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Hail to Reason5×4>

ナンヨーリバー(2005.4.26)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ホスピタリテイ
(トシシロ)
6.75 or 4.75 or 2.75 伯父オフサイドトラップ
(No.7-C アストニシメント系)
6番仔
(空胎後)

しらかばS(OP)でエアアドニス(2002.4.26)の猛追をハナ差しのいで逃げ切ったナンヨーリバー。サスガに兵庫チャンピオンシップ(JpnII)で交流重賞勝ちを収めているだけはあります。中島理論的には父の0交配に母が空胎後の仔という黄金パターンを踏み、去る8月4日に亡くなったホスピタリテイが最優性先祖というのも泣かせます。そして、牝系が小岩井の7号族アストニシメント(1902)系で、伯父が不屈の闘志を携えたオフサイドトラップ(1991.4.21)。バックボーンの確かさは伺えます。

先日のKBC杯(OP)を制したスマートファルコン(2005.4.4)も古馬との争いをものともせずに逃げ切り勝ちを収めましたが、この世代はダートで楽しみな馬がかなりいますね。ジャパンダートダービー(JpnI)を楽勝してダート5戦5勝となったサクセスブロッケン(2005.5.5)、関東オークス(JpnII)で白毛馬初の重賞勝ち馬となったユキチャン(2005.3.28)、ユニコーンS(JpnIII)で7馬身差の圧勝を収めたユビキタス(2005.3.19)などなど。

サクセスブロッケンはナンヨーリバー、スマートファルコン、ユビキタスのいずれも破っているだけに、その強さが際だちますね。一連の「2008年上半期のGI(JpnI含む)勝ち馬を改めて確認」において上半期の掉尾を飾るのは彼ですが、まだアップできていなくてごめんなさい(^^;)

ユキチャンはなんだ言いながら関東オークスの走りが秀逸でした。白毛の馬体が緑の芝の上を疾走する姿は確かに美しい。けれど、真の戦いの場は、やはり砂上のように思います。どうもTopsider(1974.3.28)の血が入るとそう思ってしまいます。

ユビキタスはWeb上では「くりげ君」というハンドルネームで活動されていることでもおなじみの池谷誠一オーナーの持ち馬ですね。ユニコーンSの勝ち時計1分35秒1は速いタイムでした。

ユビキタス 牡 鹿毛 2005.3.19生 三石・村上牧場生産 馬主・池谷誠一氏 美浦・鈴木伸尋厩舎

ユビキタス(2005.3.19)の4代血統表
アグネスデジタル[x]
栗毛 1997.5.15
種付け時活性値:1.75
Crafty Prospector
栗毛 1979.4.7
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Real Crafty Lady
栗毛 1975.4.2
In Reality 1964.3.1
Princess Roycraft 1967.1.25
Chancey Squaw
鹿毛 1991.4.9
★Chief’s Crown
鹿毛 1982.4.7
Danzig 1977.2.12
Six Crowns 1976.4.21
Allicance
鹿毛 1980.4.1
Alleged 1974.5.4
Runaway Bride 1962
パローニアクレスト
鹿毛 1994.4.5
仔受胎時活性値:0.50
キンググローリアス[x]
黒鹿毛 1986.2.6
種付け時活性値:1.75
Naevus
栗毛 1980.1.29
Mr.Prospector 1970.1.28
Mudville 1968.2.12
Glorious Natalie
黒鹿毛 1980.1.10
Reflected Glory 1964.4.8
Blue Eyed Blonde 1964.4.23
ハッピーガーランド
鹿毛 1984.4.8
仔受胎時活性値:0.25
フリートウイング[A]
鹿毛 1966.4.21
種付け時活性値:0.25
Fleet Nasrullah 1955.5.8
Akimbo(AUS) 1956
シングルワン
鹿毛 1974.1.23
仔受胎時活性値:0.25
★ヴィエナ[C]
栗毛 1957
種付け時活性値:0.00
レスリーカリム
栗毛 1962.3.6
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Mr.Prospector3×4>

ユビキタス(2005.3.19)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アグネスデジタル 1.75 曾祖母の仔にハッピープログレス
(No.16-G レスリーカーター系)
5番仔
(5連産目)

池谷オーナーの持ち馬ではプリサイスマシーン(1999.3.13)と馬券の相性が良く幾度かお世話になりました。特に2006年のスワンS(GII)では単勝で勝負していたので非常に有り難かったです(笑)。プリサイスマシーンは、短距離にシフトした「非根幹距離に強いRoberto系」の代表馬と思っていましたので、「1400m重賞に出て来た時はとりあえず買っておけ」という感じでした。

余談が過ぎましたが、ユビキタスの強さはかなりのもの。池谷オーナーに初のジーワンタイトルをもたらすのは、もしかしたら、彼かも知れません。

果たして、砂の猛者がそろった2005年生まれ世代の馬たちの行く末や如何に。同世代の激突、あるいは異なる世代との対決、これからも楽しみに見守りたいものですね。

ではでは、今日はこのへんで。

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