第1回レパードSの勝ち馬。

トランセンド 牡 鹿毛 2006.3.9生 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 馬主・前田幸治氏 栗東・安田隆行厩舎

トランセンド(2006.3.9)の4代血統表
ワイルドラッシュ[A]
鹿毛 1994.4.15
種付け時活性値:0.75
Wild Again
黒鹿毛 1980.5.22
Icecapade
芦毛 1969.4.4
Nearctic 1954.2.11
Shenanigans 1963.3.17
Bushel-n-Peck
黒鹿毛 1958.3.21
Khaled 1943
Dama 1950
Rose Park
鹿毛 1986.2.7
★Plugged Nickle
鹿毛 1977.3.1
Key to the Mint 1969.3.9
Toll Booth 1971.5.17
Hardship
芦毛 1977.4.26
Drone 1966.4.1
Hard and Fast 1968.4.30
シネマスコープ
栗毛 1993.5.2
仔受胎時活性値:1.00
トニービン[A]
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:0.25
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ブルーハワイ
鹿毛 1989.5.31
仔受胎時活性値:0.75
[シネマスコープは初仔]
スリルショー[A]
鹿毛 1983.1.27
種付け時活性値:1.25
Northern Baby 1976.4.1
Splendid Girl 1976.3.18
サニースワップス
鹿毛 1975.4.27
仔受胎時活性値:1.25
[ブルーハワイは2連産目の6番仔以降の仔]
Hawaii[A]
鹿毛 1964
種付け時活性値:0.50
アイアンエイジ
黒鹿毛 1962.6.17
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Khaled4×5、Hyperion5×5>

トランセンド(2006.3.9)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
スリルショー
(ブルーハワイ)
4.00 半姉サンドリオン
(No.A4)
6番仔
(空胎後)
第1回レパードSの結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 10 トランセンド 牡3 56 松岡正海 1:49.5    37.2 510
[-2]
安田隆行 1
2 4 (外)スーニ 牡3 56 川田将雅 1:50.0 3 37.6 468
[-5]
吉田直弘 3
3 6 スタッドジェルラン 牡3 56 佐藤哲三 1:50.1 3/4 37.7 478
[-2]
安田隆行 7
4 1 アドバンスウェイ 牡3 56 後藤浩輝 1:50.3 1 1/2 38.2 486
[-4]
武藤善則 4
5 13 ワンダーアキュート 牡3 56 小牧太 1:51.9 ハナ
+10
38.7 502
[+11]
佐藤正雄 8
第1回レパードSのラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5-11.1-12.1-12.0-12.0-12.4-12.4-11.6-13.4
上り 4F 49.8-3F 37.4

新設となったオースミレパードS、もといレパードS。栄えある第1回の主役は、戦前までダート3戦3勝の負けなし、そして前走稍重の麒麟山特別で古馬相手に新潟ダート1800mを1分49秒5のレコードでぶっちぎったトランセンド。レースでも「超越する」という意味の「トランセンド(Transcend)」そのままに、同い年の馬たちの中では力が1枚上手であることを見せつけました。これでダート4戦4勝、しかも今回は良馬場で前回計時した新潟ダート1800mのレコードと同タイムで駆けました。これは強い。

では、以下にトランセンドのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

サニースワップス 1975.4.27 不出走
|ダイナスワップス 1979.6.13 中央3勝
||ダンディコマンド 1993.4.12 中央5勝 北九州記念(GIII) クロッカスS(OP)
|サクラサニーオー 1982.4.5 中央6勝 アルゼンチン共和国杯(GII) 京成杯(現JpnIII)ほか
|ブルーハワイ 1989.5.31 不出走
||シネマスコープ 1993.5.2 中央4勝
|||サンドリオン 2003.5.15 中央3勝 紫苑S(OP)
|||トランセンド 2006.3.9 (本馬) レパードS
||パルスビート 1994.6.12 中央3勝 白百合S(OP) 京都新聞杯(現JpnII)2着 北九州記念2着ほか
||ゲヴァルト 2000.3.5 中央4勝 ラジオたんぱ杯2歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S、JpnIII)3着

叔父にパルスビート、ゲヴァルトという重賞好戦馬、大伯父にサクラサニーオー、近親にダンディコマンドという重賞勝ち馬が見えるアメリカンファミリーの4号族。改めて振り返れば、1997年の北九州記念は1着ダンディコマンド、2着パルスビートという「いとこ決着」だったんですね。また、5代母Iron Reward(1946)の仔に世界レコード5回の快足馬Swaps(1952.3.1)がいます。そのためか↑の図に現れる馬名にスワップスが見えますね。

今回のレパードSで2着だったスーニ(2006.2.10)に騎乗されていた川田将雅騎手。川田騎手はトランセンドのデビュー戦に騎乗されて1番人気2着でした。そんな川田騎手、機会があれば、またトランセンドに騎乗されたいのではないかと思います。叔父ゲヴァルトとのエピソードは他に譲りますけれど、師匠の管理馬でもありますし、ね。まま、師匠の管理馬ということでは、3着のスタッドジェルラン(2006.3.7)もそうですが(^^;)

CX系列のテレビ中継で井崎脩五郎センセイが「絶妙な時期に設定したなぁ」とおっしゃっていましたが、確かに、秋の飛躍を期する3歳馬たちにとっては、既存勢力と新興勢力の力比べの良い舞台と思いました。重賞の乱発は時に辟易するところもありますけれど、路線の拡充は大切なことと考えます。まずは、新しいレースの第1回を見られたという幸せを胸に、トランセンドを始めとする出走馬たちのこれからを祈りたいと思います。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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