1998年のシルクロードS。直線、あっという間の瞬発力で最内を抜け出してきたシーキングザパール。咽頭蓋エントラップメントによる手術明けもなんのその、スプリント能力の確かさを見せた一戦でした。
国内の重賞で4番人気以下に落ちたのは、このシルクロードSと、同じ年の安田記念(GI)の2レースのみ(共に4番人気)。いつでも人気を背負って走り、末脚鋭く駆けた様。鹿毛の美少女の姿、朱色の頭絡と朱色のバンテージと共に、懐かしく思い出します。
初仔シーキングザダイヤ(2001.3.1)も頑張っています。夭折した母の名前を血統表に残すためにも、何とかひとつ勲章を得て、種牡馬として後世に血をつないで欲しいと願います。