土曜日の2歳戦の結果(2005/10/22分)。

土曜日の2歳戦の回顧です。オープン特別1クラ、新馬戦4クラ、未勝利戦6クラの計11レース。はは、PCがノックダウンした時に限って、多いなぁ(笑)。

東京のいちょうS(OP)を制したのはジャリスコライト(2003.2.22)。これは強いですね。直線で2回ほど前が詰まりましたが、抜け出してからの脚の速い事。血統構成については4代血統表をご参照ください。

東京の新馬戦(ダート1300m)を勝ち上がったのはカナハラグロリア(2003.4.5、牡、黒鹿毛)。美浦・山田要一厩舎の所属。その4代血統構成は『アジュディケーティング×ミナガワビクトリー×Exclusive Native×Bagdad』で『Danzig系×Princely Gift系×Raise a Native系×Black Toney系』の配合です。母父ミナガワビクトリー(1980.4.15)って。5代血統表内ではBold Ruler(1954.4.6)4×5、Native Dancer(1950.3.27)5×5のクロス、Flitabout(1945)5×5の牝馬クロスがあります。カナハラグロリアの牝系は米国で受け継がれている5号族。 カナハラグロリアは母カナハラカレン(1995.4.28)が2連産目の2番仔。

東京の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(父)スイートピルエット(2003.4.4、牝、黒鹿毛)。美浦・坂本勝美厩舎の所属。その4代血統構成は『★ステイゴールド×ダンスホール×Desert Wine×Vaguely Noble』で『Halo系×Northern Dancer系×Damascus系×Aureole系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×5、Northern Dancer(1961.5.27)5×5のクロスがあります。スイートピルエットの牝系は欧米で受け継がれている4号族。半兄ハードクリスタル(2000.4.27)は現役でマリーンS(OP)の勝ち馬、叔母クロカミ(1993.2.25)は中央7勝で京王杯AH(現京成杯AH、GIII)、府中牝馬S(GIII)の勝ち馬です。スイートピルエットは母スイートミルド(1992.1.20)が不受胎後の4番仔。

京都の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのはウインレジェンド(2003.3.4、牡、黒鹿毛)。栗東・瀬戸口勉厩舎の所属。その4代血統構成は『★サンデーサイレンス×★Nashwan×Northern Dancer×★Raise a Native』で『Halo系×Blushing Groom系×Nearctic系×Native Dancer系』の配合です。うーむ、4系のうち3系が0交配とは。5代血統表内ではNative Dancer5×5(母方)のクロス、Almahmoud(1947)4×5の牝馬クロスがあります。ウインレジェンドの牝系は欧米で受け継がれている14号族。母シンコウノビー(1995.3.2)は中央1勝でファンタジーS(GIII)2着、フラワーC(GIII)3着があります。阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)では1番人気にも押されました。また、ウインレジェンドの3代母はWhere You Lead(1970)です。うわ、出て来ましたよ、お客様。孫にRainbow Quest(1981)、ウォーニング(1985.4.13)、コマンダーインチーフ(1990.5.18)が出ている、欧州でも屈指の名牝系のひとつです。ウインレジェンドは母が4連産目の4番仔。

福島の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)パセティックゴール(2003.4.6、牝、黒鹿毛)。美浦・栗田博憲厩舎の所属。その4代血統構成は『★ステイゴールド×★St.Jovite×Danzig×◆Halo』で『Halo系×Ribot系×Northern Dancer系×Hail to Reason系』の配合です。うーむ、4系のうち3系が0化とは。5代血統表内ではHalo(1969.2.7)3×4、Northern Dancer5×5×4のクロスがあります。パセティックゴールの牝系は北米で受け継がれている22号族。パセティックゴールは母ワンモアワード(1998.2.7)の初仔

東京の未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がったのは(父)(市)ヒシカード(2003.5.22、牡、黒鹿毛)。美浦・小林常泰厩舎の所属。その4代血統構成は『ジェニュイン×ヤマニンスキー×ダンサーズイメージ×タニノチカラ』で『Halo系×Nijinsky系×Native Dancer系×Clarion系』の配合です。曾祖母父タニノチカラ(1969.4.14)が泣かせます。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4のクロスがあります。ヒシカードの牝系は4代母である英国産の牝馬アベイブリッジ(1958)を日本の基礎繁殖とする14号族。アベイブリッジの孫に、カツラギエース(1980.4.24)がいます。言わずと知れた日本馬初のジャパンカップ(GI)勝ち馬ですね。ヒシカードは母パレス(1993.5.5)が実質7連産目の6番仔(死産含む)。

東京の未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がったのはクラフトミラージュ(2003.2.23、牡、鹿毛)。美浦・後藤由之厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×★パドスール×ノーザンテースト×マリーノ』で『Deputy Minister系×Mill Reef系×Northern Dancer系×Wild Risk系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×4、Nasrullah(1940.3.2)5×5のクロスがあります。クラフトミラージュの牝系は22号族ナイトライト(1953)系。半兄クラフトマンシップ(1995.3.21)は中央5勝で函館記念(GIII)の勝ち馬、同じく半兄クラフトワーク(2000.4.2)は現役でAJC杯(GII)、中山金杯(GIII)、函館記念(GIII)と重賞3勝、伯父ダイナコスモス(1983.3.25)は中央4勝で皐月賞(GI)、ラジオたんぱ賞(GIII)の勝ち馬です。活力充分。クラフトミラージュは母ワーキングガール(1988.4.5)が9連産目の9番仔。

京都の未勝利戦(ダート1400m)を勝ち上がったのは(市)メイショウブルドー(2003.3.25、牡、青毛)。栗東・田島良保厩舎の所属。その4代血統構成は『★キンググローリアス×ヤマニンスキー×ハイセイコー×ミンシオ』で『Mr.Prospector系×Nijinsky系×Hyperion系×Relic系』の配合です。5代血統表内ではTom Fool(1949.3.31)5×5×5、Palestinian(1946)5×5のクロスがあります。メイショウブルドーの牝系は4代母である英国産の牝馬ダイヤモンドリング(1960)を日本の基礎繁殖とする21号族。叔父マイネルコンドル(1997.4.30)は中央2勝で札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)の勝ち馬です。メイショウブルドーは母ダイモンジ(1989.4.27)が9連産目の9番仔。

京都の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはシエロアスール(2003.4.3、牡、栗毛)。栗東・新川恵厩舎の所属。その4代血統構成は『★タイキシャトル×ラッキーソブリン×タップオンウッド×ハードリドン』で『Halo系×Nijinsky系×Fairway系×Pharos系』の配合です。5代血統表内ではNijinsky(1967.2.21)4×3のクロスがあります。シエロアスールの牝系は小岩井の16号族ヘレンサーフ(1903)系。曾祖母リニアクイン(1974.4.8)は中央5勝でオークス(現GI)、金杯(現京都金杯、GIII)の勝ち馬です。シエロアスールは母エンジェルターフ(1995.5.11)が3連産目の3番仔。

京都の未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(市)アペリティフ(2003.2.1、牡、鹿毛)。栗東・坪憲章厩舎の所属。その4代血統構成は『エルコンドルパサー×サンデーサイレンス×ロイヤルスキー×ノーザンテースト』で『Mr.Prospector系×Halo系×Bold Ruler系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×4×5のクロス、Special(1969)とLisadell(1971)5×5×4の全姉妹クロスがあります。アペリティフの牝系は4代母である米国産の牝馬サワーオレンジ(1973.4.6)を日本の基礎繁殖とする8号族。伯父エアジハード(1995.4.9)は中央7勝で安田記念(GI)、マイルCS(GI)、富士S(GIII)の勝ち馬、曾祖母シャダイアイバー(1979.2.23)は中央3勝でオークスの勝ち馬です。アペリティフは母アイシーサイレンス(1997.6.14)が2連産目の2番仔。

福島の未勝利戦(ダート1150m)を勝ち上がったのは(父)サチノスイーティー(2003.4.4、牝、鹿毛)。美浦・平井雄二厩舎の所属。その4代血統構成は『カリスタグローリ×アフリート×アサティス×イエローゴッド』で『Never Bend系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Red God系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah4×5(父方)のクロスがあります。サチノスイーティーの牝系は小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。曾祖母ブロケード(1978.3.16)は中央6勝で桜花賞(現GI)、スプリンターズS(現GI)、4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー、GII)、牝馬東京タイムズ杯(現府中牝馬S)の勝ち馬です。「金襴緞子」という意味の馬名、伊達秀和オーナーのネーミングセンスの良さが伺えます。サチノスイーティーは母ペルファヴォーレ(1997.2.24)が3連産目の3番仔。

新馬戦を勝ち上がった4頭はいずれも黒鹿毛という、土曜日の2歳戦の結果でした。

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