土曜日の2歳戦の結果(2005/12/03分)-其の壱-。

土曜日の2歳戦の回顧です。500万特別2クラ、新馬戦5クラ、未勝利戦8クラ、合計15レース。

15レースを丸々ひとつのlogで残すのはちょっと大変ですので、今日は特別戦と新馬戦のみの回顧です。未勝利戦は来週の週半ばにでも行います。恐れ入りますが、ご了解頂きます様、よろしくお願い致します。

中山の葉牡丹賞(芝2000m)を制したのはナイトレセプション(2003.3.13)。1分59秒9のJRA2歳レコードによる勝利でした。2歳戦でもついに1分台に突入ですか。以下に8月27日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>札幌の未勝利戦(芝1500m)を勝ち上がったのはナイトレセプション(2003.3.13、牡、黒鹿毛)。美浦・後藤由之厩舎の所属。その4代血統構成は『エルコンドルパサー×ニホンピロウイナー×リアルシャダイ×★ノーザンテースト』で『Mr.Prospector系×Habitat系×Roberto系×Northern Dancer系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)5×4×5のクロスがあり、Special(1969)とLisadel(1971)5×5×4の全姉妹クロスがあります。ナイトレセプションの牝系は英国産の牝馬レディチャッター(1959)を日本の基礎繁殖とする19号族。母ミッドナイトボイス(1995.5.8)はJRA5勝、曾祖母シャダイチャッター(1980.2.12)はJRA6勝を挙げ小倉記念(GIII)の勝ち馬です。ナイトレセプションは母が2連産目の2番仔。

阪神の千両賞(芝1400m)を制したのはゴウゴウキリシマ(2003.4.21)。強いところと勝負してきた馬、順番が回って来たというところでしょうか。以下に8月7日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>小倉の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)(市)ゴウゴウキリシマ(2003.4.21、牡、鹿毛)。栗東・梅田康雄厩舎の所属。その4代血統構成は『キングヘイロー×バイアモン×ボールドラッド×◆Buckpasser』の配合で『Lyphard系×Blushing Groom系×Bold Ruler系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser(1963.4.28)5×4、Sir Gaylord(1959)5×5(父方)、Princequillo(1940)5×5(母方)、Nasrullah(1940.3.2)5×5(母方)のクロスがあります。ゴウゴウキリシマの牝系はシル(1970.4.22)を日本の基礎繁殖牝馬とする5号族。シルの初仔に、言わずと知れた『スーパーカー』マルゼンスキー(1974.5.19)が出ています。また、↑の新馬戦勝ち馬ショウナンサリーレとは、4代母Quill(1956)からの別分枝馬ということになります。ゴウゴウキリシマは母マルシンアモン(1993.5.26)が実質6連産目の6番仔(生後直死を含む)。なお、netkeiba.comの記事によりますと、ゴウゴウキリシマは1歳時に250万円で落札された市場取引馬ということです。

中山の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)ジラソーレ(2003.4.13、牝、鹿毛)。美浦・笹倉武久厩舎の所属。其の4代血統構成は『タヤスツヨシ×Nijinsky×Exclusive Native×◆Hail to Reason』で『Halo系×Northern Dancer系×Native Dancer系×Turn-to系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason(1958)4×4、Native Dancer(1950.3.27)5×5(母方)のクロス、Almahmoud(1947)5×5の牝馬クロスがあります。ジラソーレの牝系は米国で受け継がれている1号族。曾祖母Straight Deal(1962)は米21勝で最優秀ハンデキャップ古牝馬に選ばれました。ジラソーレは母ベジンスキー(1987.3.28)が3連産目の8番仔以降の仔。

中山の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(外)キンシャサノキセキ(2003.9.24、牡、鹿毛)。美浦・堀宣行厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×Pleasant Colony×★Lyphard×Violon d’Ingres』で『Halo系×Ribot系×Northern Dancer系×Tourbillon系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。キンシャサノキセキの牝系は欧米で受け継がれている14号族。伯父グルームダンサー(1984.3.23)は仏英愛7勝でリュパン賞(仏GI)など重賞4勝があり輸入種牡馬。キンシャサノキセキは母ケルトシャーン(1994.5.5)が双子流産後の仔。なお、キンシャサノキセキは生年月日を見ればお分かりの通り、南半球である豪州産のフジキセキ(1992.4.15)産駒です。故にマル外馬の扱いとなります。

阪神の新馬戦(ダート1400m)を勝ち上がったのは(父)マンオブパーサー(2003.4.28、牡、鹿毛)。栗東・大久保龍志厩舎の所属。その4代血統構成は『タヤスツヨシ×State Dinner×Northern Dancer×Amerigo』で『Halo系×Tom Fool系×Nearctic系×Nearco系』の配合です。5代血統表内ではBuckpasser(1963.4.28)4×3、Nearco(1935.1.24)5×5(母方)のクロス、Almahmoud5×5の牝馬クロスがあります。マンオブパーサーの牝系は欧米で受け継がれている26号族。半兄リワードタイタン(1992.3.26)は地方16勝、中央3勝でエルムS(GIII)3着があります。マンオブパーサーは母タップユアトゥズ(1985.2.16)が2連産目の11番仔以降の仔(生後直死、死産含む)。

阪神の新馬戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(外)ドラゴンウェルズ(2003.4.22、牡、鹿毛)。栗東・藤原英昭厩舎の所属。その4代血統構成は『Dynaformer×★Hero’s Honor×Foolish Pleasure×Sir Ivor』で『Roberto系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×Sir Gaylord系』の配合です。5代血統表内ではHail to Reason3×5のクロス、His Majesty(1968)とGraustark(1963)3×4の全兄弟クロスがあります。ドラゴンウェルズの牝系は米国で受け継がれている13号族。曾祖母Ivory Wand(1973)の仔ゴールドアンドアイボリー(1981.4.5)は海外中央6勝でバーデン大賞(独GI)、オイロパ賞(独GI)、ジョッキークラブ大賞(伊GI)の勝ち馬です。13号族Natasha(1952)の系統、先日の天皇賞・秋(GI)を制したヘヴンリーロマンス(2000.3.5)もこの牝系ですね。

中京の新馬戦(ダート1000m)を勝ち上がったのは(父)アサヒカレンダー(2003.4.23、牝、鹿毛)。栗東・梅田康雄厩舎の所属。その4代血統構成は『★サニーブライアン×セントシーザー×スノッブ×Abdos』で『Roberto系×Owen Tudor系×Blandford系×Djebel系』の配合です。全体的にシブい組み合わせ、合わせて母父セントシーザー(1982.4.15)がナイス。5代血統表内にはクロスはありません。アサヒカレンダーの牝系は4代母である仏国産の牝馬テイトヴア(1963.5.12)を日本の基礎繁殖とする13号族。ただし、アサヒカレンダーの曾祖母タボラ(1968.3.16)は仏国産馬です。遡ればFrizette(1905)を20世紀の基礎繁殖とする牝系、ジャージーアクトの渦中にあった牝系としても知られています。なお、↑のドラゴンウェルズも、遡ればFrizetteの系統ですね。アサヒカレンダーは母アサヒチャウス(1993.4.11)が4連産目の4番仔。あと、アサヒカレンダーは父サニーブライアン(1994.4.23)と誕生日が同じ日ですね。

今日はこんなところで。ではでは。

タイトルとURLをコピーしました