スノードラゴン 牡 芦毛 2008.4.6生 新冠・イワミ牧場生産 馬主・岡田牧雄氏 美浦・高木登厩舎
アドマイヤコジーン 芦毛 1996.4.8 種付け時活性値:0.75 |
Cozzene 芦毛 1980.5.8 |
Caro 芦毛 1967.4.11 |
フォルティノ 1959.4.19 |
Chambord 1955 | |||
Ride the Trails 鹿毛 1971.5.28 |
Prince John 1953.4.6 | ||
Wildwook 1965.5.18 | |||
アドマイヤマカディ 栗毛 1991.6.12 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
ミセスマカディー 鹿毛 1974.3.10 |
トライバルチーフ 1967.2.27 | ||
Hanina 1965 | |||
マイネカプリース 鹿毛 1998.4.29 仔受胎時活性値:0.25 |
タヤスツヨシ 黒鹿毛 1992.4.26 種付け時活性値:1.25 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 1969.2.7 |
Wishing Well 1975.4.12 | |||
マガロ 黒鹿毛 1980.4.4 |
Caro 1967.4.11 | ||
Magic 1969.5.12 | |||
ダイナカプリ 黒鹿毛 1987.3.2 仔受胎時活性値:0.50 |
サウスアトランティック 鹿毛 1980.5.14 種付け時活性値:1.50 |
Mill Reef 1968.2.23 | |
Arkadina 1969.3.21 | |||
ダイナギフト 黒鹿毛 1981.4.4 仔受胎時活性値:1.25 |
エルセンタウロ 黒鹿毛 1959.9.1 種付け時活性値:1.125 |
||
ロイヤルサッシュ 鹿毛 1966 仔受胎時活性値:1.50 |
<5代血統表内のクロス:Caro3×4、Princely Gift5×5>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
アドマイヤコジーン (フォルティノ系) |
タヤスツヨシ (Halo系) |
サウスアトランティック (Mill Reef系) |
エルセンタウロ (Fairway系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
サウスアトランティック | 3.50 |
ロイヤルサッシュ系 (No.1-t) |
3番仔 (3連産目) |
*
では、以下にスノードラゴンのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
ダイナギフト 1981.4.4 中央1勝 |ダイナカプリ 1987.3.2 中央0勝 ||マイネカプリース 1998.4.29 中央3勝 |||スノードラゴン 2008.4.6 (本馬) スプリンターズS(GI) 高松宮記念(GI)2着ほかGIII2着2回JpnIII2着1回
3代母からの分枝ではスノードラゴンが初めての重賞勝ち馬となりました。ただ、母マイネカプリースは2001年の桜花賞(GI)でテイエムオーシャン(1998.4.9)の5着に入っており、素質を見せた馬でした。また、4代母がロイヤルサッシュということで、4代母からの別分枝には活躍馬が並びますね。サッカーボーイ(1985.4.28)やステイゴールド(1994.3.24)などなど。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 18 | スノードラゴン | 牡6 | 57 | 大野拓弥 | 1:08.8 | 33.9 |
512 [-2] |
高木登 | 13 | |
2 | 9 | ストレイトガール | 牝5 | 55 | 岩田康誠 | 1:08.9 | 1/2 | 34.2 |
466 [+10] |
藤原英昭 | 2 |
3 | 13 | レッドオーヴァル | 牝4 | 55 | 田辺裕信 | 1:08.9 | アタマ | 34.5 |
442 [0] |
安田隆行 | 5 |
4 | 14 | グランプリボス | 牡6 | 57 | 三浦皇成 | 1:08.9 | アタマ | 34.6 |
516 [+14] |
矢作芳人 | 4 |
5 | 12 | ベルカント | 牝3 | 53 | 武豊 | 1:08.9 | ハナ | 34.7 |
478 [+4] |
角田晃一 | 10 |
「秋に昇るフォルティノ系」、あるいは、「一発大物食いのCozzene系」。らしさを見せたのは、父系からその芦毛を継承して来たスノードラゴン。
13番人気もなんのその、雪の龍が、雪が舞うにはまだ早い越後路の芝1200mで、父アドマイヤコジーンが2着に敗れた舞台で、その無念を晴らしました。
思えば、父アドマイヤコジーンが満6歳時の安田記念(GI)で朝日杯3歳S(現朝日杯FS、GI)以来3年半ぶりとなるGI2勝目を挙げた時も、同じ8枠18番からの発進でした。同じように、緑のターフに白い馬体とピンクの帽子が映えて、父仔2代のGI制覇なされたのでした。
また、スノードラゴンについて述べれば、「初の重賞はなんとGIです」というフレーズは、かのヤマニンゼファー(1988.5.27)が最初に制した1992年の安田記念の折に放たれましたが、ヤマニンゼファーの安田記念と同じように、スノードラゴン、初の重賞制覇どころか、このスプリンターズSが初の芝勝利でもあったのです。……ああ、そう言えばヤマニンゼファーの最初の安田記念も、8枠18番からの発進でしたね^^;
そしてまた、今回の勝利は、高木登調教師と大野拓弥騎手にとっても初のGI勝利となりました。高木調教師は開業8年目、大野騎手はデビュー10年目。我慢強く、一所懸命やっていると、報われる時がやって来ます。特に大野騎手はこの3年ほどで充実ぶりが伺えますし、関東の若武者の一角として、飛躍して欲しいものです。
スノードラゴン、目指す次のレースは香港スプリント(GI)になるそうな。シャティンの舞台では、お父さんは惜しくも香港マイル(GI)4着でしたが、父を超えるべく、頑張って欲しいものです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。