第74回菊花賞(GI)の出走予定馬について。

第74回菊花賞(GI)の出走予定馬について

馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
1 ケイアイチョウサン
(2010.2.11)
[4-i]
初仔 ステイゴールド シンボリクリスエス ミルジョージ ネヴァービート
2 ネコタイショウ
(2010.4.6)
[2-f]
5番仔
(2年連続
不受胎後)
サムライハート ダンシングブレーヴ ★テリオス テスコボーイ
3 エピファネイア
(2010.2.11)
[16-a]
3番仔
(不受胎後)
シンボリクリスエス スペシャルウィーク Sadler’s Wells ★Habitat
4 フルーキー
(2010.3.31)
[1-s]
2番仔+ Redoute’s Choice サンデーサイレンス ★ソヴィエトスター ★Exclusive Native
5 テイエムイナズマ
(2010.3.31)
[16-g]
3番仔+
(3連産目+)
ブラックタイド Danzig ★Majestic Light Round Table
6 ヤマイチパートナー
(2010.4.24)
[3-l フロリースカップ系]
10番仔
(不受胎後)
サムライハート リアルシャダイ シーホーク タマナー
7 アクションスター
(2010.4.21)
[9-f]
初仔 アグネスタキオン Loup Solitaire フォーティナイナー Lyphard
8 タマモベストプレイ
(2010.2.28)
[1-t]
11番仔
(2連産目)
フジキセキ ノーザンテースト ディクタス Princely Gift
9 インパラトール
(2010.1.20)
[23]
7番仔
(3連産目)
ディープインパクト Storm Cat ★Le Nain Jaune Prominer
10 バンデ
(2010.4.11)
[1-n]
9番仔+
(2連産目?)
Authorized Priolo Sallust ノノアルコ
11 ヒラボクディープ
(2010.4.26)
[8-c]
2番仔+
(不受胎後)
ディープインパクト Storm Cat Caro ★Tom Cat
12 ナリタパイレーツ
(2010.4.6)
[5-i]
初仔 ジャングルポケット フジキセキ Woodman ◆Nureyev
13 ダービーフィズ
(2010.2.24)
[16-c]
5番仔
(5連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス Law Society Luciano
14 サトノノブレス
(2010.3.18)
[9-f]
8番仔
(空胎後)
ディープインパクト トニービン Always Run Lucky ★Irish River
15 ユールシンギング
(2010.4.25)
[8-g]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス スペシャルウィーク トニービン リアルシャダイ
16 アドマイヤスピカ
(2010.2.23)
[1-o]
3番仔
(2連産目)
★キングカメハメハ サンデーサイレンス Garde Royale Magwal
17 ラストインパクト
(2010.1.21)
[13-a]
6番仔
(4連産目)
ディープインパクト ティンバーカントリー ◆Northern Dancer Damascus
18 マジェスティハーツ
(2010.5.20)
[13-c]
2番仔
(2連産目)
ハーツクライ ★ボストンハーバー Storm Cat Fappiano
  1. エピファネイア
  2. ダービーフィズ
  3. バンデ
  4. ヤマイチパートナー
  5. ユールシンギング
  6. マジェスティハーツ
  7. テイエムイナズマ

エピファネイア。ひとつ前の記事で煽りながらも、結局、エピファネイアを本命としました(^^ゞ。春の2冠連続2着。それぞれの勝ち馬は出走しておらず、前走の神戸新聞杯(GII)も快勝でした。気を付けるのは初対決となる別路線からの挑戦者たち、というところでしょうか。菊花賞というレースの血の掟の厳しさを知りつつ、母シーザリオ(2002.3.31)との母仔2代のクラシック制覇、ここで成されることを期待します。

ダービーフィズ。伯父に淀の菊花賞と天皇賞・春(GI)を制したマンハッタンカフェ(1998.3.5)という母系、そして父がオウケンブルースリ(2005.2.24)を輩出したジャングルポケット(1998.5.7)。端的な組み合わせとしては、出走馬中最も菊花賞向きの血統と見受けます。あ、気が付けば、ダービーフィズはオウケンブルースリと同じ誕生日ですね。

バンデ。キズナ(2010.3.5)は居なくとも、違う絆がここにあります。松田大作騎手、もうそろそろ、ね。彼には今年ひとつは重賞を勝って欲しいとも思っています。それが、この菊花賞で成されるならば……。バンデは、牝系を見ると半兄に香港ヴァーズ(GI)連覇、マンノウォーS(米GI)とGI3勝のDoctor Dino(2002.3.16)という良血馬。林正道オーナーの持って来られるマル外は血統的妙味のある馬が多いですね。バンデは今回出走の18頭中唯1頭のSSフリー馬でもあります。

ヤマイチパートナー。淀芝3000mの舞台に燦然と輝く母父リアルシャダイ(1979.5.27)。そして祖母父シーホーク(1963.3.16)、曾祖母父タマナー(1955.4.13)というスタミナ異系の組み込み。力が足りるか否かというところですが、函館芝2600mを制した距離実績と、母の不受胎後の仔、そして小岩井の3号族フロリースカップ(1904)系シラオキ(1949.4.7)分枝というバックボーンにも期待します。

ユールシンギング。エピファネイアと同じく「シンボリクリスエス×スペシャルウィーク牝馬」の組み合わせ、曾祖母父リアルシャダイ、母系は社台ファームの誇るシャダイアイバー(1979.2.23)の系統、そして前走セントライト記念(GII)勝ち。父と母父が同じ組み合わせのワンツーフィニッシュがあっても、なんらおかしくないですね。

マジェスティハーツ。鞍上に淀の魔術師を据えて挑む菊花賞。前走神戸新聞杯2着で距離をこなしたものの、どうしても、祖母テンザンストーム(1994.4.15)の印象を拭えず。祖母は阪神芝1400mで行われた菩提樹S(OP)でタイキシャトル(1994.3.23)に土を付けた快速牝馬でした。ましてや、マジェスティハーツはPhalaris(1913)系の4代累代馬。果たして、血を超えてみせるのか。

最後にテイエムイナズマ。思えば、淀芝外回り1600mのデイリー杯2歳S(GII)の勝ち馬。難しさを見せながらも、春は2冠共に6着。淀に戻って轟くか稲妻、穴の一発はこの馬に期待します。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

タイトルとURLをコピーしました