アーネストリー 牡 鹿毛 2005.5.17生 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 馬主・前田幸治氏 栗東・佐々木晶三厩舎
グラスワンダー 栗毛 1995.2.18 種付け時活性値:0.25 |
Silver Hawk 鹿毛 1979.4.20 |
▲Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Gris Vitesse 芦毛 1966.3.2 |
Amerigo 1955 | ||
Matchiche 1956 | |||
Ameriflora 鹿毛 1989.1.29 |
Danzig 鹿毛 1977.2.12 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Pas de Nom 1968.1.27 | |||
Graceful Touch 鹿毛 1978.4.13 |
▲His Majesty 1968.4.15 | ||
Pi Phi Gal 1973.3.11 | |||
レットルダムール 鹿毛 1994.3.10 仔受胎時活性値:0.50 |
トニービン 鹿毛 1983.4.7 種付け時活性値:0.50 |
カンパラ 鹿毛 1976.2.19 |
Kalamoun 1970.4.30 |
State Pension 1967 | |||
Severn Bridge 栗毛 1965 |
Hornbeam 1953 | ||
Priddy Fair 1956 | |||
ダイナチャイナ 鹿毛 1983.5.19 仔受胎時活性値:0.50 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 種付け時活性値:0.75 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
アスコットラップ 鹿毛 1976.6.10 仔受胎時活性値:1.50 |
★エルセンタウロ 黒鹿毛 1959.9.1 種付け時活性値:0.00 |
||
ディープディーン 鹿毛 1970.5.22 仔受胎時活性値:1.25 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|
グラスワンダー (Roberto系) |
トニービン (カンパラ系) |
ノーザンテースト (Northern Dancer系) |
★エルセンタウロ (Sideral系) |
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 母の何番仔? |
ノーザンテースト (ダイナチャイナ) |
3.75 |
ギャロップダイナと同牝系 (No.3-N) |
4番仔 (4連産目) |
*
以下にアーネストリーのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
アスコットラップ 1976.6.10 不出走 |ギャロップダイナ 1980.4.25 中央10勝 天皇賞・秋(GI) 安田記念(GI) 東京新聞杯(GIII) 有馬記念(GI)2着 |ダイナチャイナ 1983.5.19 中央7勝 ||アグネスカミカゼ 1993.2.26 中央5勝 目黒記念(GII) ||レットルダムール 1994.3.10 中央3勝 |||アーネストリー 2005.5.17 (本馬) 宝塚記念(GI) 札幌記念(GII) 金鯱賞(GII) 中日新聞杯(GIII) |ワンボールドビッド 1985.5.4 不出走 ||フラワータテヤマ 1994.3.17 中央6勝 栗東S(OP) |||ヴァンクルタテヤマ 2002.5.15 中央6勝+地方3勝 プロキオンS(GIII) サマーチャンピオン(JpnIII)2回 北海道スプリントC(JpnIII) |エイシンオーシャン 1990.3.25 中央4勝 シクラメンS
「ここぞ」という時に駆ける大物食いの血は、大伯父ギャロップダイナからの所以でしょうか。
*
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | アーネストリー | 牡6 | 58 | 佐藤哲三 | 2:10.1 | レコード | 35.1 |
534 [-2] |
佐々木晶三 | 6 |
2 | 8 | ブエナビスタ | 牝5 | 56 | 岩田康誠 | 2:10.3 | 1 1/2 | 34.5 |
472 [+12] |
松田博資 | 1 |
3 | 4 | エイシンフラッシュ | 牡4 | 58 | 安藤勝己 | 2:10.3 | ハナ | 34.7 |
494 [+4] |
藤原英昭 | 3 |
4 | 9 | ローズキングダム | 牡4 | 58 | C.ウィリアムズ | 2:10.4 | 1/2 | 35.1 |
466 [+2] |
橋口弘次郎 | 5 |
5 | 3 | ルーラーシップ | 牡4 | 58 | 横山典弘 | 2:11.0 | 3 1/2 | 35.3 |
498 [+2] |
角居勝彦 | 2 |
第52回宝塚記念は、アーネストリーと佐藤哲三騎手が先行2番手からの抜け出しで快勝。この攻めの騎乗こそ佐藤騎手の最大の持ち味で、それに応えた鞍下の能力もお見事。最強牝馬と強力4歳勢を従えてのゴールは、2分10秒1という芝2200mの日本タイレコードのオマケまで付いてきました。
戦前に意識していた血の流れ。それは母方ではなく、父方に現れました。1着アーネストリー、2着ブエナビスタ(2006.3.14)。それぞれの父がグラスワンダー、スペシャルウィーク(1995.5.2)。1999年の宝塚記念でワンツーを決めた馬の仔どうしが、世代を重ねてもワンツーとなったのでした。
また、佐々木晶三調教師と佐藤騎手のコンビでは、2004年のタップダンスシチー(1997.3.16)以来の宝塚記念2勝目。人馬がセットで語られることが少なくなった昨今、この師と騎手は「ブレない組み合わせだな」と、つくづく思います。師と騎手の、馬作りにおける信念と信頼が垣間見えた時。浪花節かもしれませんが、そんな時に競馬の神様が人馬にそっと微笑むように思います。
この勝利を以て、佐藤騎手がTVの勝利騎手インタビューでも改めて述べられていたように、秋は凱旋門賞(仏GI)に狙いを定めることになるのでしょうか。鞍上はモチロン佐藤騎手で。インタビューの折、「5馬身前に走らせることができるジョッキー云々」とおっしゃっていたのは、あれは日本ダービー(GI)における、デボネア(2008.2.24)の乗り替わりのことだったのでしょう。
ええ。ロンシャン芝2400mで見たいのは、当然、アーネストリーと佐藤哲三騎手とのコンビです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。
*
おまけ。「グラスワンダーの血!!非根幹距離はRoberto系!!」と叫ぶ、血統好きのオオハシさん。
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