第54回オールカマー(GII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の二十ー=-。

マツリダゴッホ 牡 鹿毛 2003.3.15生 静内・岡田スタッド生産 馬主・高橋文枝氏 美浦・国枝栄厩舎

マツリダゴッホ(2003.3.15)の4代血統表

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ペイパーレイン
栗毛 1991.3.23
仔受胎時活性値:0.75
Bel Bolide
栗毛 1978.2.5
種付け時活性値:1.00
Bold Bidder
鹿毛 1962.3.22
Bold Ruler 1954.4.6
High Bid 1956.3.10
Lady Graustark
栗毛 1969.3.19
Graustark 1963.4.7
Inyala 1963.5.4
フローラルマジック
黒鹿毛 1985.4.20
仔受胎時活性値:1.25
Affirmed
栗毛 1975.2.21
種付け時活性値:0.25
Exclusive Native 1965.4.17
Won’t Tell You 1962
Rare Lady
黒鹿毛 1974.2.20
仔受胎時活性値:0.50
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
種付け時活性値:1.25
Double Agent
黒鹿毛 1959.4.30
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:Nasrullah5×5>

マツリダゴッホ(2003.3.15)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Never Bend
(Lalun)
4.00 叔父ナリタトップロード
(No.18)
5番仔以降の仔
(空胎後)
第54回オールカマー(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 11 マツリダゴッホ 牡5 59 蛯名正義 2:12.0    34.6 490
[+12]
国枝栄 1
2 10 キングストレイル 牡6 57 横山典弘 2:12.3 2 35.1 484
[-8]
藤沢和雄 6
3 4 トウショウシロッコ 牡5 57 吉田豊 2:12.4 3/4 34.8 472
[-4]
大久保洋吉 8
4 7 マイネルキッツ 牡5 57 松岡正海 2:12.6 1 35.0 484
[-2]
国枝栄 5
5 6 エアシェイディ 牡7 58 後藤浩輝 2:12.8 1 1/4 35.5 492
[+8]
伊藤正徳 2
第54回オールカマー(GII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3-11.8-13.0-12.4-12.3-12.4-11.6-11.4-11.2-11.8-11.8
上り 4F 46.2-3F 34.8

第54回オールカマー(GII)。「中山コースの鬼」あるいは「ミスター中山」と言っても差し支えないでしょう、マツリダゴッホ。戦前まで[6-1-1-1]だった中山コースの戦績を[7-1-1-1]とし、中山重賞5勝目を飾りました。なんですか、あの余裕しゃくしゃくぶりは(^_^;)

また、レースの2着は2005年のセントライト記念(JpnII)の勝ち馬キングストレイル(2002.2.17)、3着は2006年のセントライト記念2着のトウショウシロッコ(2003.4.23)でした。つまりは、中山芝2200m重賞で連対を果たしていた馬ばかりが3着までを占めた一戦でした。そして、5着のエアシェイディ(2001.2.20)も今年2008年のAJC杯(JpnII)の勝ち馬、と(笑)

では、以下にマツリダゴッホのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rare Lady 1974.2.20 米1勝
|フローラルマジック 1985.4.20 米6勝 サンタイネスH(GIII)3着
||ペイパーレイン 1991.3.23 米6勝
|||マツリダゴッホ 2003.3.15 (本馬) 有馬記念(GI) 日経賞(GII) オールカマー(GII)2回 AJC杯(JpnII)
||ホウシュウサルーン 1993.4.7 地方6勝 全日本3歳優駿(現全日本2歳優駿、JpnI)
||グリーンプレゼンス 1995.3.22 中央2勝 若葉S(OP)
||ナリタトップロード 1996.4.4 中央8勝 菊花賞(現JpnI)ほかGII4勝現JpnII1勝現JpnIII1勝
||フローラルグリーン 1998.6.12 中央4勝 エルフィンS(OP)
|Magical Allure 1995.4.4 米7勝 ラブレアS(GI) レディーズシークレットH(GII)

叔父は「中山芝2500mが鬼門」とでも言うべき戦績でしたが、甥っ子は「中山芝2500mでこそ」という感じです。不思議ですね、血統って。

マツリダゴッホの最終目標が中山芝2500mで行われる有馬記念であることは衆目の一致するところです。競馬ファンとしては、その有馬記念に行き着くまでの道程が気になりますけれど、府中コースでも頑張る姿を見てみたいものです。なんと言ってもグランプリホースなのですから、ね。

ではでは、今日はこのへんで。

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