第3回ヴィクトリアマイル(JpnI)出走予定馬の4代血統構成について。

非SS系の内国産種牡馬の仔を応援したくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。という訳で、表題件について簡単に。

第3回ヴィクトリアマイル(JpnI)出走予定馬の4代血統構成について
馬番 馬名
(生年月日)
[連産状況]
Family
No.
4代血統構成(各父名の右の[アルファベット]は父系分類を示す。父系分類区分の詳細)

(活性値)
母父
(活性値)
祖母父
(活性値)
曾祖母父
(活性値)
1 テンイムホウ
(2002.3.18)[5-5]
19 ラムタラ[A]
(0.25)
ジャッジアンジェルーチ[A]
(1.50)
ノーザンテースト[A]
(0.50)
Pampered King[B]
(0.25)
2 ブルーメンブラット
(2003.2.20)[5-9+]
4 アドマイヤベガ[A]
(1.50)
Topsider[A]
(0.75)
Sir Gaylord[A]
(1.25)
Jet Pilot[F]
(1.25)
3 ローブデコルテ
(2004.4.28)
[4-4]
10 Cozzene[A]
(1.75)
Seeking the Gold[x]
(0.50)
Northern Dancer[A]
(0.50)
Creme Dela Creme[C]
(1.25)
4 ジョリーダンス
(2001.4.22)[2-5]
4 ダンスインザダーク[A]
(1.75)
★Peterhof[A]
(0.00)
Drone[A]
(1.75)
ミシシッピアン[C]
(1.00)
5 ピンクカメオ
(2004.4.24)
[8-12]
5 フレンチデピュティ[A]
(0.75)
Silver Hawk[A]
(1.25)
Chieftain[A]
(1.00)
Mahmoud[F]
(1.75)
6 エイジアンウインズ
(2004.3.28)[3-3]
5 フジキセキ[A]
(0.75)
デインヒル[A]
(0.50)
フォーティナイナー[x]
(1.00)
★Nijinsky[A]
(0.00)
7 タニノハイクレア
(2004.2.4)[8-13]
2 クロフネ[A]
(1.25)
Be My Guest[A]
(0.75)
Busted[F]
(1.25)
Queen’s Hussar[A]
(0.50)
8 パーフェクトジョイ
(2003.4.17)[3-7]
4 ステイゴールド[A]
(0.00)
ミルジョージ[A]
(1.50)
ネヴァービート[A●]
(0.25)
Shantung[B]
(1.25)
9 ウオッカ
(2004.4.4)
[2-4]
3 タニノギムレット[A]
(1.00)
ルション[A]
(0.75)
トウショウボーイ[A●]
(1.25)
ダンディルート[E]
(1.00)
10 アルコセニョーラ
(20043.17)[3-4]
22 ステイゴールド[A]
(0.25)
モガンボ[x]
(0.25)
Caerleon[A]
(1.75)
Riverman[A]
(1.00)
11 トウカイオスカー
(2004.5.1)[2-9]
10 トウカイテイオー[E]
(1.75)
リアルシャダイ[A]
(0.25)
Sham[A]
(1.50)
Never Bend[A]
(1.50)
12 ヤマニンメルベイユ
(2002.2.18)[-4]
3 メジロマックイーン[E]
(1.50)
サンデーサイレンス[A]
(1.25)
Bold Forbes[A]
(0.25)
Graustark[B]
(1.50)
13 ニシノマナムスメ
(2004.5.30)[9-9]
2 アグネスタキオン[A]
(1.25)
Majestic Light[x]
(1.75)
Danzig[A]
(1.75)
Le Fabuleux[B]
(1.00)
14 タイキマドレーヌ
(2003.5.15)[4+-9+]
4 ブライアンズタイム[A]
(0.25)
Caerleon[A]
(1.50)
Thatch[C]
(0.75)
Roan Rocket[D]
(1.50)
15 ベルモントプロテア
(2004.4.1)[6-8]
6 ★アジュディケーティング[A]
(0.00)
★マルゼンスキー[A]
(0.00)
ネヴァービート[A●]
(1.00)
トサミドリ[F]
(0.00)
16 マイネカンナ
(2004.3.13)[2-2]
10 アグネスタキオン[A]
(1.25)
サッカーボーイ[C]
(1.75)
Crimson Satan[z]
(0.75)
Rattle Dancer[x]
(1.00)
17 ベッラレイア
(2004.2.27)
[8-8]
3 ナリタトップロード[C]
(1.75)
★Baldski[A]
(0.00)
Argument[G]
(1.50)
Round Table[B]
(0.00)
18 レインダンス
(2004.4.13)[5-5]
1 ダンスインザダーク[A]
(0.50)
Bob Back[A]
(1.25)
Topsider[A]
(0.50)
ラインゴールド[A●]
(0.25)

メジロマックイーン(1987.4.3)トウカイテイオー(1988.4.20)ナリタトップロード(1996.4.4)の直仔が相まみえるジーワンレースというのはなかなかに素敵。しかも、中島理論的には3頭共に最優性先祖となっているのも良い感じです。ヤマニンメルベイユは昨日のログの通り、18頭中唯一の母が前年産駒なし後の仔です。トウカイオスカーは府中のマイル3戦2勝、テイオーの娘はマイル戦で怖い。ベッラレイアはデビューのマイル戦勝ちが鮮やかでした。

馬名が「タ」で始まる2頭、タイキマドレーヌとタニノハイクレア。この両頭は共に半兄が府中のマイルGI勝ち馬というのが気になりました。かたやタイキシャトル(1994.3.23)、こなたウインクリューガー(2000.2.13)。また、タニノハイクレアについては父クロフネ(1998.3.31)も府中のマイルGIの勝ち馬ですね。

府中と言えばウイニングチケット(1990.3.21)が制した第60回日本ダービー(現JpnI)が印象に残る私です。そんなチケットと同じ太田美實オーナーの勝負服、上り馬エイジアンウインズ。高祖母がSpecial(1969)というスペシャルな直牝系も魅力ですね。

また、密かにベルモントプロテアの配合が4回の世代交代で3回の0交配を用いているのはイカしていますね。曾祖母父トサミドリ(1946.5.20)というのもグッドです。

昨年のオークス(JpnI)馬、ローブデコルテ。BCマイル(米GI)の勝ち馬である父Cozzene(1980.5.8)を最優性先祖としているところから、左回りのマイル戦は望むところでしょうか。一発大物食いが持ち味とも言える父系も怖い。

昨年の日本ダービー馬、ウオッカ。中島理論的には最優性先祖が祖母父トウショウボーイ(1973.4.15)であることに改めて気付きました。「天馬」トウショウボーイは芝2200m以下では8戦8勝。現年齢表記4歳秋、生涯唯一の芝1600mレースに出走となった中山のオープン平場戦で、当時の日本レコードである1分33秒6を叩き出しています。

また、ウオッカの4代血統構成は上の表の通り「タニノギムレット×ルション×トウショウボーイ×ダンディルート」。配されている各父たちの戦績を辿ると、父タニノギムレット(1999.5.4)は芝1600m戦4戦3勝3着1回で3歳初頭にシンザン記念(現JpnIII)とアーリントンC(現JpnIII)を連勝、母父ルション(1981.4.10)はムーラン・ド・ロンシャン賞(仏GI)、サセックスS(英GI)と仏英のマイルGI勝ち馬、祖母父トウショウボーイは上述の通り芝1600mの元日本レコードホルダー、曾祖母父ダンディルート(1972.5.10)は芝1600mの仏GIIIを2勝。ウオッカ、実は「マイルの申し子」という血統構成でもあります。

併せて、ウオッカ自身芝1600mで4戦3勝、2着1回。そして、阪神JF(現JpnI)を制した折の芝1600m1分33秒1の走破時計はJRA2歳レコードですね。

立場的には絶対に負けられないレース。久々に味わう勝利の美酒、その名の通り、あおることができるでしょうか。楽しみにしたいところです。

ではでは、今日はこのへんで♪

コメント

  1. ゴリ より:

    このレース、まずはウォッカがどうか、というところですが、小生牝馬限定戦となると、体調のリズムが気になります。ウォッカは昨年のこの時期にダービーを制覇しましたが、そうすると今年は女性期間中では・・・好不調の波が激しい彼女だけに
    気になります。

  2. ゴリ より:

    …と書き込みをして、よく調べてみたら、ウォッカは4月4日生まれ。中島理論では、基準日は4月19日になるので、1か月後の5月19日が境目になりますね。仮に昨年のダービーが中性期間だとすれば、今年もぎりぎり中性期間で出走できそうですね。失礼しました。

  3. メルカッツ より:

    調教が悪そうなので実は女性期なのではないか?と診て、
    せいぜい押え程度で狙えないと診てます.
    もともと受胎日時と誕生日は完全に一致しませんから、±2週程度のズレは推定され基準日は4/19でも、ズレ分が不明.
    体温情報とか欲しいですねぇ…

  4. ゴリ より:

    そうですよね。微妙ですよね。。
    ただ今回はぎりぎりセーフと信じて、軸にしました。
    (基準日は+14日なので、4月18日ですね。
    すいません。だとすると、アウトか。。)

  5. メルカッツ より:

    結局今回、好不調を以下のように推定しました.
    中性期…①②④⑥⑧⑩⑪⑬⑭⑮⑰,⑨が悩ましい.
    女性期…③⑤⑦⑫⑯⑱,
    結果的にはウォッカは中性期だったけど体調途上.
    負けた相手が4才馬.この世代の牝馬は大駒揃い.
    豊はまたしてもババを引いたわけで.
    でもって安田記念は女性期.またババを引くわけですね.

  6. オオハシ より:

    ◎ご両名
    いつもお世話になっております。

    女性期間と中性期間について、昔はよく確認していたのですが、今はあまり確認していません。

    結局、牝馬でも同一GI連覇とか、2年連続GI連対とか、果たしてしまうケースも見られますので。まま、エアグルーヴとか、フサイチエアデールとか、アドマイヤグルーヴとか、一線級でのお話しですが……。

    実情は分かりません。しかし、恐らくホルモン剤の投与もなされているでしょう。

    http://www.jra.go.jp/topics/column/chousa/03.html

    はフケに関するお話しですけれど……。

    まま、現在の私は、こと競走に関して述べれば、参考程度という感じで2ヵ月周期の期間に接しています。

    ではでは、ご両名の熱いコメント、誠にありがとうございました♪

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