空胎後に名馬あり(2008年版)-其の壱-、そしてM・コッレオーニ。

遅ればせながら、2008年最初の「空胎後に名馬あり」をお届けしておきます。

2008年のJRAGI(JpnI含む)レースの複勝圏馬における母の受胎条件
レース名 1着馬 母の受胎条件 2着馬 母の受胎条件 3着馬 母の受胎条件
フェブラリーS(GI) ヴァーミリアン 3連産目の3番仔 ブルーコンコルド 2連産目の2番仔 ワイルドワンダー 初仔
高松宮記念(GI) ファイングレイン 初仔 キンシャサノキセキ 双子流産後の仔 スズカフェニックス 2連産目の2番仔

高松宮記念はフジキセキ(1992.4.15)産駒で母が前年産駒無し後の仔のワンツーフィニッシュでしたね。

という訳で、明日4月13日に行われる第68回桜花賞における出走予定17頭のうち、母の受胎条件が良い馬を確認しておきたいと思います。

  1. オディール(2005.2.28)
    →母の初仔
  2. リトルアマポーラ(2005.1.24)
    →母が不受胎後の仔
  3. ベストオブミー(2005.2.1)
    →母が空胎後の仔

以上の3頭が受胎条件の良い馬として確認できました。名前を挙げた順に、ファンタジーS(JpnIII)勝ち馬、クイーンC(JpnIII)勝ち馬、フィリーズレビュー(JpnII)2着馬とそれぞれに重賞で好走の実績があります。また、オディールはキュンティアが苦労して生み出した初仔、リトルアマポーラは最優秀古馬牝馬ルイジアナピット(1985.3.31)の孫、ベストオブミーは3頭出しの攻勢をかける千代田牧場産馬ですね。

久しぶりの馬柱も作成致しました。ただし、今回から潜在能力値の記載はありません。あしからず、ご了承願います。

ひとつ前の記事にコメントを頂きまして、確認の為に「競馬最強の法則」2008年4月号における「マウリツィオ・コッレオーニ」さんの記事を読みました。

……えー、中島御大、いまさら筆名を使用する必要があるのでしょうか(苦笑)

イタリア人の方が、

彼の母の父は青森の広沢牧場のアテ馬ハヤタケであった。

とは書かないでしょう(笑)。ハヤタケ(1939)、シンザン(1961.4.2)の母の父にして第5回京都農林省賞典四歳呼馬(現菊花賞、JpnI)の勝ち馬ですね。故・佐藤勇調教師が月刊「優駿」の杉本清さんとの対談で「ハヤタケに乗っていたんですよ(大意)」とおっしゃっていた記事があったことを思い出します。

まま、なんにせよ、久しぶりに誌面の記事を拝読できて幸いでした。

ではでは、仁川の舞台に咲き誇る桜に負けない、17頭の花たちの競演に期待しましょう♪

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