相も変わらず続けております、「空胎後に名馬あり」の企画。という訳で、2007年のJRAGI(JpnI含む)における母の受胎条件の表を、改めてアップしておきます。
レース名 | 1着馬 | 母の受胎条件 | 2着馬 | 母の受胎条件 | 3着馬 | 母の受胎条件 |
---|---|---|---|---|---|---|
フェブラリーS(GI) | サンライズバッカス | 空胎後の8番仔 | ブルーコンコルド | 2連産目の2番仔 | ビッググラス | 3連産目の3番仔 |
高松宮記念(GI) | スズカフェニックス | 2連産目の2番仔 | ペールギュント | 3連産目の5番仔 | プリサイスマシーン | 2連産目の2番仔 |
桜花賞(JpnI) | ダイワスカーレット | 4連産目の10番仔 | ウオッカ | 2連産目の2番仔 | カタマチボタン | 2連産目の3番仔 |
皐月賞(JpnI) | ヴィクトリー | 5連産目の5番仔 | サンツェッペリン | 初仔 | フサイチホウオー | 3連産目の4番仔 |
天皇賞・春(GI) | メイショウサムソン | 流産後の初仔 | エリモエクスパイア | 初仔 | トウカイトリック | 5連産目の5番仔 |
NHKマイルカップ(JpnI) | ピンクカメオ | 8連産目の12番仔 | ローレルゲレイロ | 初仔 | ムラマサノヨートー | 不受胎後の2番仔 |
ヴィクトリアマイル(JpnI) | コイウタ | 2連産目の2番仔 | アサヒライジング | 8連産目の8番仔 | デアリングハート | 不受胎後の6番仔 |
オークス(JpnI) | ローブデコルテ | 4連産目の4番仔 | ベッラレイア | 8連産目以降の8番仔以降の仔 | ラブカーナ | 不受胎後の3番仔以降の仔 |
牝馬限定ジーワンでも、不受胎後の仔が2戦連続で複勝圏に絡みましたね。ラブカーナと菊沢隆徳。いかにもシブいなぁ。
という訳で、今週は府中芝2400mにおける男馬17頭と紅一点の戦い、第74回日本ダービー(JpnI)です。では、日本ダービーの出走予定馬のうち、受胎条件の良い馬を確認すると、
- アドマイヤオーラ(2004.2.19) 不受胎後の5番仔
- ココナッツパンチ(2004.3.29) 2年連続不受胎後の5番仔
- サンツェッペリン(2004.4.15) 初仔
- ドリームジャーニー(2004.2.24) 初仔
- マイネルフォーグ(2004.4.5) 不受胎後の13番仔
- ヤマカツブライアン(2004.5.4) 初仔
- メイショウレガーロ(2004.3.4) 初仔
- ローレルゲレイロ(2004.5.3) 初仔
以上8頭の馬について、母の受胎条件が良いことが分かりました。シルシが付きそうなところにも、ちゃんと母が前年産駒なし後の仔がいますね。
アドマイヤオーラ、ココナッツパンチ、ドリームジャーニー、メイショウレガーロ。この4頭に共通するのは「SSの直孫」であるということですね。別の回に確認をしようと思いますが、今年に入ってから、距離が1600mを越えるJRAGI(JpnI含む)では、SSの血を持つ馬が複勝圏には絡んでいません。「活力を失った父系は活躍の場が短距離にシフトして行く」と、ある方が書かれた過去の記事から教わりました。今春のここまでの結果だけを見ると、その傾向が明らかになっているのかもしれません。
他方、ほかの4頭。サンツェッペリン、マイネルフォーグ、ヤマカツブライアン、ローレルゲレイロ。やはり目に付くのは皐月賞(JpnI)2着馬とNHKマイルカップ(JpnI)2着馬でしょう。こんな辺境ブログをご覧の方は、サンツェッペリンの皐月賞2着を目の当たりにされて、「ははんっ!!だから言っただろ!!」と思われているに違いありません(笑)。また、ローレルゲレイロ。距離が伸びて5着、6着かもしれませんが、その安定性はダテではないとも思います。
まま、今日はこの辺で。ではでは♪