#016 自宅のダイニングで「ルーチェ!!」「頑張れ!!」と繰り返し叫ぶ。

中島理論コラムのポッドキャスト小編集・第16回(サイズ:244.2KB、再生時間:約31秒、ビットレート:64kbps)。

変わらず、ただICレコーダーを持ちながら競馬中継を見ているだけですね。

「ダウンロードは、メンドクサイわ」とおっしゃる方は、いつもどおり、Flashプレイヤーとなりますが、

でお聞きになってください。 再生ボタンをクリックするだけで音声が流れます。Flashプレイヤー自体にはボリュームは付いておりません。PCの音響装置のボリュームにご注意ください。

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タイトルは異なりますが、内容は「日曜日の2歳戦の回顧-其の壱-」です。重賞2クラ分。

【新潟・第26回新潟2歳S(GIII)(芝1600m)の勝ち馬】

(父)ゴールドアグリ 牡 鹿毛 2004.3.11生 千歳・社台ファーム生産 馬主・スター・ホースメンズクラブ 美浦・戸田博文厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『タニノギムレット×ヘクタープロテクター×★ノーザンテースト×Globemaster』
  2. 4代血統構成(父系):『Roberto系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Hyperion系』
  3. 5代血統表内のクロス:Graustark4×5(父方)
  4. 牝系:22号族アンカリア系 近親アワパラゴン、マイティーフォース、ウェルネス
  5. 母の何番仔?:2番仔(2連産目)

[Notes]2番人気で挑んだ新潟2歳Sで、マイネルーチェ(2004.4.1)を「ハナ」だけしのいで新潟2歳王者に輝きました、ゴールドアグリ。新種牡馬タニノギムレット(1999.5.4)、いきなり重賞勝ち馬を送り込みました。ギムレットが、私の誕生日に第69回日本ダービー(GI)を勝ってくれたのがついこの間のように思えますけれど、月日は流れているんですね。

ゴールドアグリの最優性先祖は母父ヘクタープロテクター(1988.3.4)、形相の対象はKorveya(1982)と判断しました。……とはいうものの、ゴールドアグリはその顔と体形からして、「ギムレットの仔」という感じはしますが(苦笑)。

さて、ヘクタープロテクターは現役時代に仏英12戦9勝。その主な勝ち鞍に仏2000ギニー(GI)、ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)、仏グランクリテリウム(現ジャンリュックラガルデール賞、仏GI)、サラマンドル賞(仏GI)、モルニ賞(仏GI)、フォンテンブロー賞(仏GIII)、カブール賞(仏GIII)と重賞7勝を挙げた活躍馬です。日本での代表産駒にNZT(GII)の勝ち馬キタサンチャンネル(1998.2.27)、鳴尾記念(GIII)の勝ち馬メジロマントル(1997.5.31)、北九州記念(GIII)の勝ち馬トッププロテクター(1997.4.8)、4歳牝馬特別(現フローラS、GII)の勝ち馬センターライジング(1993.3.27)、ラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞、GIII)の勝ち馬シルクガーディアン(1996.5.17)、クイーンS(GIII)の勝ち馬プロモーション(1994.3.30)-アドマイヤメイン(2003.3.13)の母-、小倉3歳S(現小倉2歳S、GIII)の勝ち馬エイシンイットオー(1993.3.20)、フェアリーS(GIII)の勝ち馬マックスロゼ(1993.4.17)、エーデルワイス賞(統一GIII)の勝ち馬カシマフラワー(2002.3.14)等がいます。海外の代表産駒にはタタソールズGC(愛GI)でDaylami(1994.4.20)を破ったShiva(1995.4.22)、フォア賞(仏GII)の勝ち馬でShivaの全兄となるLimnos(1994.4.11)等がいます。

ヘクタープロテクターの仔は、国内では「トライアルまでは強いけれど本番では……」という感じもあります。けれど、代を経て、母父となってアドマイヤメイン、ゴールドアグリと「大きな仕事」をしてくれそうな馬を輩出していますね。ゴールドアグリ、気鋭の戸田博文調教師の手腕によって、どこまで上り詰めてくれるでしょうか。楽しみにしたい若駒です。

という訳で、↑の絶叫の音声。私はマイネルーチェから単複勝負を敢行していたため、ゴールドアグリのおかげで、単勝をつかみ損ねました(苦笑)。いや、でもマイネルーチェも、ホントによく頑張りましたね。これからも応援します♪

【小倉・第26回小倉2歳S(GIII)(芝1200m)の勝ち馬】

(父)アストンマーチャン 牝 鹿毛 2004.3.5生 千歳・社台ファーム生産 馬主・戸佐眞弓氏 栗東・石坂正厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『アドマイヤコジーン×Woodman×Northfields×Tapioca』
  2. 4代血統構成(父系):『フォルティノ系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Son-in-Law系』
  3. 5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4
  4. 牝系:欧米で継承されている2号族 祖母フィールディ、曾祖母Gramy、叔父フィールドオアシス
  5. 母の何番仔?:6番仔(6連産目)

[Notes]先行2番手から早め先頭に立ちそのまま押し切る強い競馬でした、アストンマーチャン。鞍上の鮫島良太騎手、そして新種牡馬の父アドマイヤコジーン(1996.4.8)は共に重賞初勝利とあいなりました。おめでとうございます。また、戸佐オーナーの「白、海老襷、海老袖」の勝負服が、アストンマーチャンの鹿毛の流星と共に、とてもキレイに思えました。

アストンマーチャンの牝系は欧米で受け継がれている2号族。曾祖母Gramy(1971)は仏6勝でロワイヤリュー賞(GIII)、フィユドレール賞(GIII)の勝ち馬。祖母フィールディ(1983.2.15)は仏米19勝でスワニーリヴァーH(GIII)2回、レイディカンタベリーH(GIII)、ボウゲイH(GIII)を勝ち、マルセルブサック賞(仏GI)2着、サンタアナH(米GI)2着がある名牝です。フィールディの仔フィールドオアシス(2003.3.26)は中央現役で昇竜S(OP)2着、ユニコーンS(GIII)3着と頑張っています。また、叔母インシェーメ(1997.2.10)は、毎日更新される日記(blog)でもおなじみ、三石の斉藤スタッドさんにて繁殖牝馬として繋用されています。

結局、東西で社台SSに繋用されている新種牡馬の産駒が勝利を収めた、日曜日の重賞の結果でした。あ、いま、表のページ2002年のGI勝ち馬のインデックスを見て気付いたのですが、タニノギムレットがダービーを制した翌週に、アドマイヤコジーンが安田記念(GI)を勝っていましたね。共に印象に残る府中のGIレースでした。ではでは♪

#追記。「アストンマーチャン(Aston Machan)」の馬名の意味を確認すると、「サーキット名+人名愛称」とのこと。車好きの方は「アストンマーチン!?」と思われたかもしれませんね(笑)。以上、「マーチャンはオーナーご自身の愛称ではないかなぁ」と思った、オオハシでした。

コメント

  1. 鈴木M より:

    こんばんは。鈴木です^^ 新潟の直線の長さを感じる絶叫でした^^ ルーチェをめいっぱい応援していただいて嬉しいです(^^) 負けた相手ですが、タニノギムレットは、アドマイヤコジーンとともに現役時代に好きな馬でしたので、活躍馬を出してくれるのはうれしいですね。

  2. オオハシ より:

    ◎鈴木M様
    おお、わざわざのコメント、ありがとうございます。

    >応援
    直線半ばから複勝は間違いないと思いトーンが上がり、最後勝ち負けになった時に声がひっくり返りそうになりました(笑)。

    最後は単複馬券を買っていたこともあり、完全に私情入りです(わはは)。

    マイネルーチェ、本当に楽しみが広がりましたね。これからも応援していきます♪

    >タニノギムレット
    2着に負かされた相手の父をほめられるとは懐が広い!!でも、私もギムレット、大好きでした。太く短く、けれど雄々しい競走生活でした。

    >アドマイヤコジーン
    白き不死鳥。6歳春の東京新聞杯を10番人気で勝った時から、蘇りましたね。安田記念では7番人気でしたが、先行策から押し切る強い競馬でした。

    ではでは♪

  3. らおう より:

    僕は新潟2歳Sはマイネルーチェから買ってました。ゴールドアグリは買ってないです。となりのセンギョウシュフは買ってましたが…。
    小倉はアストンマーチャンは買ってたけど、相手がコウセイカズコと池添の馬でした。

  4. オオハシ より:

    ◎らおう様
    コメントありがとうございました。初めまして、オオハシと申します。以後お見知りおき頂ければ幸いです。

    新潟2歳Sと小倉2歳S。共に狙いは良かったものの……という感じでしょうか。私は、最近複数の馬を応援するということが難しくなってきたようでして、単複勝負が増えてきました(苦笑)。

    コウセイカズコ、私も応援したい馬です。美浦所属の九州産馬、頑張れ。

    ではでは♪

  5. らぉぅ より:

    今日は紫苑Sが中山でありましたね。シャラポワとコスモプラチナから勝って撃沈しました…。
    僕も血統を読むのは好きですけど、考え過ぎると悩み続けてしまうので、あくまでもイメージで捉えています。

  6. オオハシ より:

    ◎らぉぅ様
    コメント、ありがとうございました。

    >紫苑S
    サンドリオンの差し切り勝ちでしたね。1番人気だったオリオンオンサイトにも騎乗経験があった川田将雅騎手でしたが、元所属厩舎の期待馬で見事な3連勝でした。

    血統は、おっしゃるとおり、あくまでイメージですね。拘泥しすぎると、かつての私のように失敗してしまいます(笑)。競馬という大きな枠の中にある一要素として接するのが吉です。

    ではでは♪

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