第133回天皇賞・春(GI)出走予定馬の母の受胎条件および牝系について。

今週のはじめに、母の受胎条件と牝系について記事を書きました。せっかくですので、今回の天皇賞・春の出走予定馬について、母方の情報と、特記事項を記述しておきます。 と、もともとはアイウエオ順で記載していたのですが、枠順が発表されましたので、そちらに沿って記載しておきます。

第133回天皇賞・春(GI)出走予定馬の母の受胎条件および牝系について。

馬名
(生年月日)
母の受胎条件 牝系(主となる継承国、
あるいは在来牝系名)
特記事項
1 ストラタジェム
(2001.2.24)
3連産目の3番仔以降の仔 1号族(欧米)  
2 マッキーマックス
(2000.3.20)
2連産目の5番仔 4号族(クヰックランチ系) 近親イングランディーレ
3 チャクラ
(2000.4.27)
初仔 1号族(愛独) 父マヤノトップガン
4 ローゼンクロイツ
(2002.4.6)
3連産目の4番仔 1号族(仏米) 母は京都で重賞勝ち
5 トウカイトリック
(2002.2.26)
3連産目の3番仔以降の仔 5号族(米国) 父エルコンドルパサー
6 トウカイカムカム
(2001.5.4)
2連産目の2番仔 7号族(アストニシメント系) 父トウカイテイオー
早川清隆厩務員の担当馬
7 ディープインパクト
(2002.3.25)
7連産目の7番仔 2号族(英愛) 言わずもがなの三冠馬
8 ビッグゴールド
(1998.3.21)
4連産目の6番仔以降の仔 23号族(米国) 昨年の2着馬
9 デルタブルース
(2001.5.3)
7連産目の7番仔 3号族(米国) 菊花賞馬
10 アドマイヤモナーク
(2001.2.27)
2連産目の2番仔 1号族(米国) 伯父ハギノリアルキング
11 リンカーン
(2000.3.18)
初仔 1号族(英愛) 菊花賞2着馬
12 ハイフレンドトライ
(2000.4.17)
初仔 1号族(米国) 父リアルシャダイ
13 ファストタテヤマ
(1999.5.30)
9連産目の9番仔 4号族(クリアアンバー系) 菊花賞2着馬
14 アイポッパー
(2000.3.21)
初仔 9号族(米国) 昨年の3着馬
15 シルクフェイマス
(1999.4.8)
初仔 1号族(米国) 一昨年の3着馬
16 ナリタセンチュリー
(1999.3.20)
初仔 3号族(英国) 父トニービン
17 ブルートルネード
(2001.3.13)
初仔 9号族(アマゾンウォリアー系) 父ジェイドロバリー

改めて調べると、出走予定馬には母の初仔-いや、それにしても外枠に並びましたね(笑)-が、たくさんいますね。出走予定17頭中、7頭が初仔です。GI連対実績がある初仔は、菊花賞(GI)2着のリンカーン、コーフィールドC(豪GI)2着のアイポッパー、宝塚記念(GI)2着のシルクフェイマス。いずれも、京都では好成績を残していますね。

また、古い在来牝系ということでは、クヰックランチ(1922)系を持つマッキーマックス、アストニシメント(1902)系を持つトウカイカムカムですね。マッキーマックスは、一昨年の勝ち馬イングランディーレ(1999.5.21)の近親でもあります。社台さんは輸入繁殖牝馬が目立ちますが、ちゃんと、こういう血統馬を大事につながれているんですよね。わたしゃ、この牝系のダイナマイトダディ(1988.4.12)やトゥナンテ(1995.5.3)が好きです。社台さんは、やっぱり、偉い。

合わせて、トウカイカムカムは、父トウカイテイオー(1988.4.20)も星友(1923)系ですね。特記事項でも書きましたが、カムカムは早川清隆厩務員の担当馬なんですね。早川厩務員といえば、かのメジロマックイーン(1987.4.3)の担当厩務員としてもおなじみでした。マックイーンの2回目の天皇賞・春、レース前の落鉄にいち早く気付かれたのは、彼でした。

マックイーンを担当された腕利きが、テイオーの仔を受け持ち、天皇賞・春に挑む。その立ちはだかる相手が、マックイーンの厩舎の後輩、ディープインパクト。そして、カムカムは、マックイーンと同じアストニシメント系。マックイーンが逝った年に巡って来た因縁が、気になります。という訳で、無条件に応援です。

以上、「blogで馬柱を掲載してしまったら、表のページのレゾンデートルが無くなるなぁ(笑)」と思った、オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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