シーキングザパール(1994.4.16)。

数日前からネット上で死亡ニュースが流れていました。死因は不明なものの、6月10日に米国で永眠したとのこと。逝くのが早いよ...、シーキングザパール

大きく出遅れながら3着となった新潟3歳S(現2歳S、GIII)を皮切りに、2歳から5歳まで常に短距離戦線の重賞で頑張っていました。デイリー杯3歳S(現2歳S、GII)1着は、実は今をときめく佐々木晶三先生の重賞初制覇だったんですよね。シンザン記念(GIII)1着の後、森秀行厩舎に転厩してしまいましたけれど。

3歳春の活躍は目覚ましく、前述のシンザン記念、フラワーC(GIII)、NZT4歳S(GII)、NHKマイルC(GI)と重賞4連勝でした。速くそして強いレースぶりでした。その後、3歳秋のローズS(GII)3着後にノドの手術をしてから、スプリント色が強まった印象があります。特に4歳初頭のシルクロードS(GIII)。直線で内からあっという間に抜け出した瞬発力は「うーん、さすが」と思ったものです。そして、4歳夏。モーリス・ド・ギース賞(仏GI)を制した時は、スポーツ新聞でも1面で大きく取り扱われました。日本調教馬として初めての欧州GI制覇。その後、4歳冬はスプリンターズS(GI)で鋭く差して2着、明けて5歳春に安田記念(GI)3着。ずっと一線級であり続けた、偉大な牝馬でした。

初仔のシーキングザダイヤ(2001.3.1)は日本で頑張っていますし、2番仔、3番仔は牝馬ですからその血は受け継がれていきそうです。

1990年代後半を支えた名牝シーキングザパール。今はただ安らかな眠りを。合掌。

コメント

  1. blandford より:

    お久しぶりです。このブログを発見してとてもうれしい気分になりました。
    かろむわんさんに刺激を受けて、私も新しいブログを作ってみました。
    今まで以上にじっくりと、競馬の話しをしていくつもりです。
    勝手ですが、リンクさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

    http://blog.livedoor.jp/blandford/

  2. かろむわん より:

    ●blandford様
    いつもお世話になっております。コメントありがとうございました。細々と更新していますので、「お暇なら見てよね」という感じでよろしくお願いします。Blogへのリンクも、ありがとうございました。

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