リディル 牡 栗毛 2007.5.8生 新冠・ノースヒルズマネジメント生産 馬主・前田幸治氏 栗東・橋口弘次郎厩舎
★ アグネスタキオン[A] 栗毛 1998.4.13 種付け時活性値:0.00 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
アグネスフローラ 鹿毛 1987.6.18 |
ロイヤルスキー 栗毛 1974.5.24 |
Raja Baba 1968.4.5 | |
Coz o’Nijinsky 1969.4.27 | |||
アグネスレディー 鹿毛 1976.3.25 |
リマンド 1965.2.16 | ||
イコマエイカン 1967.5.18 | |||
エリモピクシー 鹿毛 1998.4.6 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
ダンシングブレーヴ[A] 鹿毛 1983.5.11 種付け時活性値:1.50 |
Lyphard 鹿毛 1969 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Goofed 1960.3.29 | |||
Navajo Princess 鹿毛 1974.3.31 |
Drone 1966.4.1 | ||
Olmec 1966 | |||
エリモシューテング 黒鹿毛 1984.3.11 仔受胎時活性値:1.25 |
テスコボーイ[A●] 黒鹿毛 1963 種付け時活性値:1.00 |
Princely Gift 1951 | |
Suncourt 1952 | |||
デプグリーフ 鹿毛 1974.4.11 仔受胎時活性値:0.25 |
★Vaguely Noble[C] 鹿毛 1965.5.15 種付け時活性値:0.00 |
||
デプス 鹿毛 1970.4.15 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:なし>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
ダンシングブレーヴ (Turn-to) |
4.25 or 2.25 |
伯母エリモシック (No.9-F デプス系) |
初仔 |
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | リディル | 牡2 | 55 | 小牧太 | 1:33.7 | 33.8 |
464 [-2] |
橋口弘次郎 | 1 | |
2 | 1 | (外)エイシンアポロン | 牡2 | 55 | 池添謙一 | 1:33.7 | クビ | 34.7 |
494 [-2] |
岡田稲男 | 5 |
3 | 6 | ダノンパッション | 牡2 | 55 | 武豊 | 1:33.8 | 3/4 | 33.8 |
456 [-12] |
池江泰郎 | 2 |
4 | 7 | ダイワバーバリアン | 牡2 | 55 | 岩田康誠 | 1:34.0 | 1 1/4 | 34.9 |
512 [0] |
矢作芳人 | 4 |
5 | 3 | ラブグランデー | 牝2 | 54 | 藤田伸二 | 1:34.0 | クビ | 34.7 |
436 [+4] |
須貝尚介 | 7 |
1F毎の ラップ |
12.1-11.0-11.4-12.3-12.0-11.7-11.4-11.8 |
上り | 4F 46.9-3F 34.9 |
大外をブン回しての差し脚。1番人気馬のその姿を見てハラハラされた方もいらっしゃったかも。けれど、最後は先に抜け出していたエイシンアポロン(2007.1.22)をクビだけ交わしていました。中背中肉の栗毛、顔に流れる薄手の流星、青の帽子に「水色、赤十字襷、赤袖水色一本輪」の勝負服を乗せて、薄曇りの淀のターフを鮮やかに駆けました。リディル、見事な勝利でした。
*
では、以下にリディルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
デプグリーフ 1974.4.11 不出走 |パッシングサイアー 1979.4.11 中央4勝 白百合S(OP) 菊花賞(現JpnI)2着 |パッシングパワー 1983.3.20 中央7勝 金鯱賞(現GII。当時GIII)-母が流産後の仔- |エリモシューテング 1984.3.11 中央2勝 忘れな草賞(OP) ||エリモシック 1993.3.19 中央4勝 エリザベス女王杯(GI) 秋華賞(GI)2着 札幌記念(GII)2着ほか ||エリモピクシー 1998.4.6 中央7勝 2004ファイナルS(OP)ほか |||リディル 2007.5.8 (本馬) デイリー杯2歳S(JpnII)-母の初仔- |エリモハスラー 1988.5.13 中央0勝 ||エリモハリアー 2000.3.21 現役 函館記念(GIII)3連覇 朝日CC(GIII)2着ほか |エリモフローレンス 1990.5.12 不出走-母が空胎後の仔- ||エリモダンディー 1994.5.11 中央5勝 日経新春杯(GII) 京阪杯(GIII) 京都金杯(GIII)2着ほか-母の初仔-
おなじみの9号族デプス(1970.4.15)系。母エリモピクシーはついこの間まで走っていた印象があります。伯母エリモシックや近親エリモダンディーを思うと、淀の外回りは得意とする舞台なのかも知れませんね。また、どちらかというと、晩成な印象もある牝系ですので、リディルのこれからの成長も楽しみです。
*
馬房から1頭、また1頭と先輩たちがいなくなるところを見て、そしてまた自分を飼養してくれているスタッフの姿を見て、幼いリディルは奮起したのかも知れません。生き物は、人間が思う以上に、周りにいる生き物の姿に敏感なもの。
スリープレスナイト(2004.2.7)、アイアンルック(2006.2.7)、そしてオディール(2005.2.28)。志半ばに倒れた先輩たちの分も、リディル。
「リディル(Ridill)」とは北欧神話に出てくる剣の名前ということですが、その切れ味、また次走以降も見せ続けて欲しいものです。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてがどうか無事でありますように。ただただ、祈ります。