第201回英2000ギニー(GI)-有無を言わさぬ超良血馬-。

Sea The Stars 牡 鹿毛 2006.4.6生 愛国・サンダーランドホールディングス社生産 馬主・C.ツイ氏 愛国・J.M.オックス厩舎

Sea The Stars(2006.4.6)の4代血統表
Cape Cross[A]
黒鹿毛 1994.3.13
種付け時活性値:0.75
Green Desert
鹿毛 1983.4.16
Danzig
鹿毛 1977.2.12
Northern Dancer 1961.5.27
Pas de Nom 1968.1.27
Foreign Courier
鹿毛 1979.4.11
Sir Ivor 1965.5.5
Courtly Dee 1968.3.8
Park Appeal
黒鹿毛 1982.4.9
Ahonoora
栗毛 1975.4.12
Lorenzaccio 1965
Helen Nichols 1966
Balidaress
芦毛 1973.4.22
Balidar 1966
Innocence 1968
アーバンシー
栗毛 1989.2.18
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Miswaki[x]
栗毛 1978.2.22
種付け時活性値:0.50
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Hopespringseternal
栗毛 1971.5.27
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958.3.24
Allegretta
栗毛 1978.3.10
仔受胎時活性値:0.50
Lombard[G]
栗毛 1967
種付け時活性値:0.50
Agio 1955
Promised Lady 1961
Anatevka
栗毛 1969
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Espresso[F]
栗毛 1958
種付け時活性値:0.50
Almyra
鹿毛 1962
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

Sea The Stars(2006.4.6)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Cape Cross 6.00 or 4.00 or 2.00 母が凱旋門賞馬&兄姉にGI馬3頭
(No.9-H)
10番仔?
(少なくとも3連産目以降の仔)

昨年9月以来となった英2000ギニー(GI)を制したのは6番人気だったSea The Stars。もはや何も言いますまい。言わずもがなの超良血。

では、以下にSea The Starsのごくごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Allegretta 1978.3.10 2勝 英オークストライアル(GIII)2着
|Anzille 1986.3.8 0勝
||Anzillero 1997.4.26 3勝 ドイチュランド賞(独GI)
|アーバンシー 1989.2.18 8勝 凱旋門賞(仏GI)ほか仏GII1勝仏GIII2勝
||Urban Ocean 1996.2.15 4勝 ガリニュールS(英GIII)
||Melikah 1997.3.17 1勝 愛オークス(GI)2着 英オークス(GI)3着
||Galileo 1998.3.30 6勝 英ダービー(GI) 愛ダービー(GI) "キング・ジョージ"(英GI) ダービートライアルS(愛GIII)
||Black Sam Bellamy 1999.4.21 4勝 タタソールズGC(愛GI) ジョッキークラブ大賞(伊GI)
||All Too Beautiful 2001.4.30 3勝 ミドルトンS(英GIII) 英オークス2着
||My Typhoon 2002.5.7 9勝 ダイアナS(米GI)ほかGII4勝GIII1勝
||Cherry Hinton 2004.1.25 0勝 ブルーウインドS(愛GIII)2着
||Sea The Stars 2006.4.6 (本馬) 英2000ギニー(GI) ベレスフォードS(愛GII)
|Turbaine 1990.3.29 2勝
||Tertullian 1995.3.28 12勝 ポルトマイヨ賞(仏GIII)ほか伊GIII2勝独GIII2勝
|Allez Les Trois 1991.4.26 3勝 フロール賞(仏GIII)
||Al Ishq 1997.4.30 1勝
|||Tamayuz 2005.3.1 5勝 ジャック・ル・マロワ賞(仏GI) ジャンプラ賞(仏GI) フォンテンブロー賞(仏GIII)
||Anabaa Blue 1998.4.12 4勝 仏ダービー(GI) ノアイユ賞(仏GII) シャンティ賞(仏GII)
|King's Best 1997.1.24 3勝 英2000ギニー(GI)

もうどこの国で走ったかまでは調べる元気がありませんでした。とりあえず「アーバンシーの仔は走りまくり」ということですね(^^;)

さて、今回のSea The Starsの英2000ギニー勝利により、アーバンシーは繁殖牝馬として4頭目のGI勝ち馬を送り込んだことになります。恐るべしはアーバンシー。自身も凱旋門賞馬にして、そしてなお、史上に残る名繁殖牝馬となりました。

記事が止まっていて恐縮ですが、「北半球に居を構えた繁殖牝馬のうち、4頭のGI勝ち馬を輩出したのは4頭だけ」ということで、「4頭のGI勝ち馬を輩出した母-其の壱-。」で紹介したDahlia(1970.3.25)、「4頭のGI勝ち馬を輩出した母-其の弐-。」で紹介したFall Aspen(1976.3.9)、後に残るToussaud(1989.5.6)、そして私がボヤッとしている間に「5頭のGI勝ち馬の母」となったHasili(1991.3.12)という4頭の先達に続いて、アーバンシーが5頭目の「北半球に居を構えた繁殖牝馬のうち、4頭以上のGI勝ち馬を輩出した繁殖牝馬」と相成りました。

5頭の偉大な母馬たち、いずれ劣らぬ名牝です。その中でも競走成績と繁殖成績を併せて見ると、「Dahliaかアーバンシーか」というところに行き着くのではないでしょうか。かたやGI10勝で現在のところ牝馬として唯一の”キング・ジョージ”(英GI)連覇を果たした馬であるDahlia、こなた20世紀最後の牝馬の凱旋門賞勝ち馬アーバンシー。Dahliaは自身の競走成績が凄すぎて仔どもたちが可哀相ではありますが、アーバンシーは21世紀最初のワンダーホースとも思えたGalileoを輩出したところが凄いですね。

思えば、1993年のジャパンカップ(GI)に来日した際、動く栗毛をテレビを通じてライブで見られたことは幸運だったのでしょう。残念ながらアーバンシーは今年の3月2日に亡くなってしまいましたけれど、残された仔たちの更なる活躍に期待したいと思います。

果たして、Sea The Starsの次なる目標やいかに。今年、日本では兄弟ダービー制覇の期待がかかっていますけれど、英国でも同様でしょうか。洋の東西を問わず、名血がジーワンを制するとその後が本当に楽しみになるものです。皆様、期待して見守りましょう。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。そしてまた、競馬を愛する人すべてが幸せでありますように。

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