第144回天皇賞・秋(GI)の勝ち馬。

トーセンジョーダン 牡 鹿毛 2006.2.4生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・島川隆哉氏 栗東・池江泰寿厩舎

トーセンジョーダン(2006.2.4)の4代血統表
ジャングルポケット
鹿毛 1998.5.7
種付け時活性値:1.75
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ
鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970.4.30
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
ダンスチャーマー
黒鹿毛 1990.4.18
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969.3.28
Skillful Joy
栗毛 1979.4.8
Nodouble 1965.3.4
Skillful Miss 1974.1.23
エヴリウィスパー
栗毛 1997.3.13
仔受胎時活性値:2.00
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.25
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957
Lady Angela 1944 ♀
クラフテイワイフ
栗毛 1985.1.17
仔受胎時活性値:0.75
Crafty Prospector
栗毛 1979.4.7
種付け時活性値:1.25
★Mr.Prospector 1970.1.28
Real Crafty Lady 1975.4.2
Wife Mistress
栗毛 1979.4.20
仔受胎時活性値:1.25
★Secretariat
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:0.00
Political Payoff
栗毛 1969.3.3
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Hyperion5×5、Lady Angela(♀)4×5(母方)>

トーセンジョーダン(2006.2.4)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ジャングルポケット
(ゼダーン系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Crafty Prospector
(Mr.Prospector系)
★Secretariat
(Bold Ruler系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
ジャングルポケット
(ダンスチャーマー)
4.25 従兄カンパニー
(No.9-E)
5番仔
(5連産目)

*

以下にトーセンジョーダンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

クラフテイワイフ 1985.1.17 米7勝
|ブリリアントベリー 1990.4.11 中央3勝
||ニューベリー 1998.5.8 中央9勝+地方1勝 OP特別3勝 京都金杯(GIII)2着
||レニングラード 1999.4.29 中央4勝 アルゼンチン共和国杯(GII)
||カンパニー 2001.4.24 中央12勝 天皇賞・秋(GI) マイルCS(GI) 大阪杯(GII) 中山記念(GII)2回 毎日王冠(GII) マイラーズC(GII) 京阪杯(GIII) 関屋記念(GIII)
|ビッグショウリ 1991.4.5 中央7勝+地方4勝 マイラーズC(GII)
|キョウエイフォルテ 1994.3.15 中央6勝 シリウスS(GIII)3着
|クラフティゴールド 1996.2.22 中央6勝 小倉3歳S(現JpnIII)3着
|エヴリウィスパー 1997.3.13 中央0勝
||ダークメッセージ 2003.2.14 中央5勝 門松S(OP) 日経新春杯(GII)2着&3着 シリウスS(GIII)2着&3着
||ケアレスウィスパー 2004.2.4 中央3勝 関東オークス(JpnII)2着
||トーセンジョーダン 2006.2.4 (本馬) 天皇賞・秋 札幌記念(GII) AJC杯(GII) アルゼンチン共和国杯(GII)
|ビッグテースト 1998.3.9 中央6勝 中山グランドジャンプ(J・GI)
|スパイキュール 2000.4.4 中央7勝 ベテルギウスS(OP) ダート7戦7勝
|バトルバニヤン 2004.4.1 中央7勝 カシオペアS(OP) 福島テレビオープン(OP) GIII2着2回、3着2回

良馬を送り込むクラフテイワイフの系統。思えば、従兄カンパニーも「トニービン2世種牡馬×ノーザンテースト牝馬」の組み合わせでした。上の図に挙げたクラフテイワイフの仔はブリリアントベリー、ビッグショウリ、キョウエイフォルテ、クラフティゴールド、エヴリウィスパー、ビッグテーストと6頭がノーザンテースト産駒ですね。クラフテイワイフ、「悪賢い妻」という馬名とは裏腹に、種牡馬生活晩年のノーザンテーストの良き伴侶でした。いま挙げた仔どもたちの中では、ビッグショウリが懐かしいですねぇ。塩村克己騎手で制した満4歳のマイラーズC、「芝のGII勝ち馬3頭」で決着した満5歳の第1回プロキオンS(GIII)2着などなど。余談となりますが、あのレースでナムラコクオー(1991.5.6)の強さを再認識したものでした。

*

第144回天皇賞・秋(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 12 トーセンジョーダン 牡5 58 N.ピンナ 1:56.1 日本
レコード
34.2 478
[-8]
池江泰寿 7
2 7 ダークシャドウ 牡4 58 F.ベリー 1:56.2 1/2 34.7 508
[+2]
堀宣行 2
3 8 ペルーサ 牡4 58 横山典弘 1:56.3 1/2 33.9 520
[+14]
藤沢和雄 6
4 5 ブエナビスタ 牝5 56 岩田康誠 1:56.4 3/4 34.7 462
[-10]
松田博資 1
5 17 トゥザグローリー 牡4 58 福永祐一 1:56.7 1 3/4 35.0 528
[+2]
池江泰寿 10
第144回天皇賞・秋(GI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5-11.0-10.8-10.8-11.4-11.8-12.0-11.9-12.1-11.8
上り 4F 47.8-3F 35.8

久しぶりにラップタイムを載せてみましたけれど、尋常ならざるペースで推移していますね。1000m通過が56秒5、1200m通過が1分8秒3、1400m通過が1分20秒3、1600m通過が1分32秒2、1800m通過が1分44秒3、そして2000mの決着が1分56秒1の日本レコード。各々の距離の勝ち時計としても全くおかしくない超速のレースを勝ち切ったのは、トーセンジョーダン。前走札幌記念(GII)勝ちから挑んだ7番人気馬が、宝塚記念(GI)の折もコンビを組んだイタリアの新鋭ニコラ・ピンナ騎手と共に、人馬でGI初勝利を収めました。合わせて、池江泰寿厩舎は前週のオルフェーヴル(2008.5.14)の菊花賞(GI)に続いてのGI勝利。勢いのあるところには、逆らえませんね(^_^;)

自戒の意味も込めて書きますが、SSフリー馬を狙ったのは間違いではありませんでした。群れのボスになるべくトーセンジョーダンが抜け出した時は、「やっぱり」と思ったものです。ただ、毎度おなじみ「前哨戦の勝ち馬を蹴っ飛ばす」で大失敗(わはは)。なおのこと、天皇賞・秋を走るまで府中コース5戦5勝だったダークシャドウ(2007.2.17)だけに。また、ペルーサ(2007.3.20)は昨年の天皇賞・秋2着馬。「競走馬は自分の好きなコース、得意なコースは嬉々として走る」。古馬GIでも忘れてはならない教訓です。

激戦だったことは走破時計や競走を中止した馬がいたことでも見て取れます。メイショウベルーガ(2005.3.30)は命繋がって本当に良かった。2年前、京都芝2200mの古都S(準OP)を制した時に「強い牝馬やなぁ」と思ったものです。頂上決戦となるGIレース、超抜の争いは後に何か残すもの。命の有り様、儚さを教えてくれるのが競馬だけに、競馬者として、いつものフレーズを忘れずに記して結びと致します。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

コメント

  1. ゴリ より:

    度肝抜かれました。
    失礼ながら、戦前、「1ハロン11.8で走れば、1分58秒か」とか考えてました…こんなタイムが出るとは。
    古馬秋3冠の2億円ボーナスとか、有馬の特別報奨金の増額とか言われてましたが、上位3頭は、すべて1度使って、天皇賞に賭けてきた馬が占めましたね。レース後の検量室前で、真っ先にお父様が満面の笑みで出迎えられたのが、印象的でした。
    やっぱり、天皇賞は天皇賞です。
    きっと半端でない反動が出るんじゃないでしょうか。ゆっくり休んで次に備えてください>トーセンジョーダン様

  2. ゴリ より:

    ペルーサは秋初戦でしたね…失礼しました。
    他所でも、誤記がありました。ごめんなさい>オルフェーヴル様

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