過去10年の天皇賞・春(GI)連対馬について(2011年版)。

過去10年の天皇賞・春(GI)連対馬について(2011年版)


馬名
(生年月日)
[F No.]
母の
何番仔?
4代血統構成
母父 祖母父 曾祖母父
2
0
0
1
1 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
[4-M]
7番仔
(不受胎後)
オペラハウス Blushing Groom Key to the Kingdom Drone
2 メイショウドトウ
(1996.3.25)
[4-P]
8番仔
(3連産目)
Big Stone ★Affirmed Nijinsky First Landing
2
0
0
2
1 マンハッタンカフェ
(1998.3.5)
[16-C]
5番仔
(流産後)
サンデーサイレンス Law Society Luciano Ticino
2 ジャングルポケット
(1998.5.7)
[11-G]
4番仔
(4連産目)
トニービン Nureyev Nodouble Daryl’s Joy
2
0
0
3
1 ヒシミラクル
(1999.3.31)
[16-C ヘレンサーフ系]
3番仔
(3連産目)
サッカーボーイ シェイディハイツ ラナーク フィダルゴ
2 サンライズジェガー
(1998.5.19)
[12-F]
2番仔
(不受胎後)
リアルシャダイ トウショウボーイ ノーザンテースト エルセンタウロ
2
0
0
4
1 イングランディーレ
(1999.5.21)
[4-R クヰックランチ系]
7番仔
(5連産目)
★ホワイトマズル リアルシャダイ ノーザンテースト ガーサント
2 ゼンノロブロイ
(2000.3.27)
[2-B]
5番仔
(5連産目)
サンデーサイレンス マイニング Clever Trick Pia Star
2
0
0
5
1 スズカマンボ
(2001.4.28)
[7]
3番仔
(3連産目)
サンデーサイレンス Kingmambo Nijinsky Key to the Mint
2 ビッグゴールド
(1998.3.21)
[23-B]
4番仔+
(4連産目+)
ブライアンズタイム Mr.Prospector Raise a Cup Tim Tam
2
0
0
6
1 ディープインパクト
(2002.3.25)
[2-F]
7番仔
(7連産目)
サンデーサイレンス Alzao Busted Queen’s Hussar
2 リンカーン
(2000.3.18)
[1-L]
初仔 サンデーサイレンス トニービン Sadler’s Wells ★イングリッシュプリンス
2
0
0
7
1 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2 エリモエクスパイア
(2003.5.12)
[4-C]
初仔 スキャターザゴールド コマンダーインチーフ Blushing Groom Hatchet Man
2
0
0
8
1 アドマイヤジュピタ
(2003.3.1)
[13-A]
3番仔
(不受胎後)
フレンチデピュティ リアルシャダイ Assert Mount Hagen
2 メイショウサムソン
(2003.3.7)
[3-L フロリースカップ系]
初仔
(流産後)
オペラハウス ダンシングブレーヴ サンプリンス フォルティノ
2
0
0
9
1 マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔
(不受胎後)
チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer
2 アルナスライン
(2004.2.18)
[9-C]
8番仔+
(2連産目)
アドマイヤベガ ★El Gran Senor Graustark Raise a Native
2
0
1
0
1 ジャガーメイル
(2004.5.8)
[1-W]
7連産目
(4番仔)
ジャングルポケット サンデーサイレンス ノーザンテースト ★First Landing
2 マイネルキッツ
(2003.3.18)
[10-E]
初仔
(不受胎後)
チーフベアハート サッカーボーイ Crimson Satan Rattle Dancer

昨年2010年1着のジャガーメイルが「母父サンデーサイレンス」の馬として初めての天皇賞・春制覇を遂げました。近5年を見ると、母が前年産駒無し後の仔が必ず連対を果たしていることも分かりますね。

平成に入ってから天皇賞・春の優勝馬が複数回出走した場合の着順について
NO. 馬名
(生年月日)
母の
何番仔?
最初の連対年
着順
2回目の連対年
着順
3回目の連対年
着順
1 イナリワン
(1984.5.7)
4番仔
(4連産目)
1989年
1着
1990年
2着
無し
2 メジロマックイーン
(1987.4.3)
5番仔
(5連産目)
1991年
1着
1992年
1着
1993年
2着
3 ライスシャワー
(1989.3.5)
4番仔
(4連産目)
1993年
1着
1995年
1着
無し
4 サクラローレル
(1991.5.8)
2番仔
(2連産目)
1996年
1着
1997年
2着
無し
5 メジロブライト
(1994.4.19)
6番仔
(3連産目)
1998年
1着
1999年
2着
無し
6 テイエムオペラオー
(1996.3.13)
7番仔
(不受胎後)
2000年
1着
2001年
1着
無し
7 ヒシミラクル
(1999.3.31)
3番仔
(3連産目)
2003年
1着
2005年
16着(T_T)
無し
8 メイショウサムソン
(2003.3.7)
初仔
(流産後)
2007年
1着
2008年
2着
無し
9 マイネルキッツ
(2003.3.18)
初仔
(不受胎後)
2009年
1着
2010年
2着
?

都合9頭が複数回の出走を行っているのですが、ヒシミラクルを除いた8頭は、2回目も連対を果たしています。また、連年出走となった場合は、7頭いずれも連対を果たしています。連年出走となったイナリワン、メジロマックイーン、サクラローレル、メジロブライト、テイエムオペラオー、メイショウサムソン、マイネルキッツ。いずれ違わぬ力量馬たちがことごとく示す事実は、「天皇賞・春は格がモノを言う」ということと共に、やはり「馬は自分が好きなコースは嬉々として走る」ということでしょうか。隔年で天皇賞・春2勝を挙げたライスシャワーは淀3000m以上で3戦3勝、つまりは淀の長距離GIで負けなしだったのです。まさに、淀の長距離の申し子でした。

そうして、メジロマックイーン以来の優勝馬の3年連続出走となるマイネルキッツ。思えば、JRAのCMでメジロマックイーンの雄姿が流れ、メジロ牧場解散の報が伝えられたこの時節。そして、自身2500m以上のレースで[2-2-0-1]とリズムよく走れる距離。今回は、前走の日経賞(GII)で敗れ、さらに併せ馬で後れを取ったトゥザグローリー(2007.2.16)が隣枠というのはちょっとイヤな感じなのですが、それでも昨年のように強気に前目のレースをしてくれるならば。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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