第12回ドバイシーマクラシック(UAEGI)の勝ち馬。

Eastern Anthem 牡 鹿毛 2004.2.27生 愛国・ダーレー生産 馬主・シェイク・ハムダン・アル・マクトゥーム UAE・M.ビン・シャフヤ厩舎

Eastern Anthem(2004.2.27)の4代血統表
シングスピール[A●]
鹿毛 1992.2.25
種付け時活性値:0.75
In the Wings
鹿毛 1986.1.17
Sadler’s Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.3.4
ハイホーク
鹿毛 1980.3.17
Shirley Heights 1975
Sunbittern 1970
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Ballade
黒鹿毛 1972.3.10
Herbager 1956
Miss Swapsco 1965.2.25
Kazzia
鹿毛 1999.4.12
仔受胎時活性値:1.00
Zinaad[A]
鹿毛 1989.3.10
種付け時活性値:0.25
Shirley Heights
鹿毛 1975
Mill Reef 1968.2.23
Hardiemma 1969
Time Charter
鹿毛 1979.4.6
Saritamer 1971
Centrocon 1973.3.30
Khoruna
鹿毛 1991
仔受胎時活性値:1.75
Lagunas[A]
鹿毛 1981.3.11
種付け時活性値:0.25
イルドブルボン 1975.5.23
Liranga 1973.3.18
Khora
鹿毛 1984.5.6
仔受胎時活性値:1.50
Corvaro[C]
黒鹿毛 1977.3.1
種付け時活性値:1.50
Kandia
鹿毛 1972.2.23
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:Shirley Heights4×3>

Eastern Anthem(2004.2.27)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Corvaro
(Khora)
5.00 母が英2冠牝馬
(No.5-H)
初仔
第12回ドバイシーマクラシック(UAEGI)の結果(上位5頭)


馬 名
(生産国)
性齢
騎手 タイム 着差 調教師
1 2 Eastern Anthem
(IRE)
牡5 57 A.アジュテビ 2:31.84    M.ビン・シャフヤ
2 4 Spanish Moon
(USA)
牡5 57 R.ムーア    ハナ M.スタウト
3 7 Purple Moon
(IRE)
せん6 57 J.スペンサー    短頭 L.クマーニ
4 6 Youmzain
(IRE)
牡6 57 R.ヒルズ    2 1/4 M.シャノン
5 8 Marsh Side
(USA)
牡6 57 E.プラード    3 1/4 N.ドライスデール

調教師、騎手と一緒に現れたクラシックディスタンスの新星は良血馬でした、Eastern Anthem。白いシャドーロールを着けた鹿毛馬の追い込み脚、ただただお見事。2着3着と「ハナ」「短頭」の接戦に奮い立った姿は、父と母が各々の絶頂期に見せた「勝負強さ」の再現でした。

では、以下にEastern Anthemのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Kandia 1972.2.23 独5勝 アラルポカル(GI)ほかGIII1勝
|Kallista 1979.3.20 独5勝 1983年独最優秀古馬牝馬
||Kazoo 1988.3.28 独英2勝 独1000ギニー(GII)
||Krombacher 1998.1.26 独2勝 バイエルン・ツフトレネン(GI)2着
|Kamiros 1982.3.16 独9勝 オイロパ賞(GI)ほかGII1勝GIII2勝
|Khora 1984.5.6 不出走
||Khoruna 1991 独2勝
|||Kazzia 1999.4.12 英米独伊5勝 英オークス(GI) 英1000ギニー(GI) フラワーボウル招待S(米GI)
||||Eastern Anthem 2004.2.27 (本馬) ドバイシーマクラシック(UAEGI)
|Kardia 1985.4.24 独3勝
||Kalatos 1992.3.18 独11勝 ドルトムント・ヴィルトシャフト大賞(GIII)ほかGIII1勝

やはり母Kazziaが英2冠牝馬というところが特筆されますでしょうか。近親にも重賞勝ち馬が見えて牝系の活力はあります。サスガのドイツ牝系。

#余談。直牝系のお話から逸れて恐縮ですが、Kazziaはその父Zinaadの母がTime Charterというところが気になった馬でした。Time Charter、英オークス馬にして「20世紀最後の牝馬の”キング・ジョージ”(英GI)勝ち馬」ですね。彼女は、もちろんその勝ち鞍も素晴らしい。けれど、それ以上に私にとっては「ダンサーズイメージ(1965.4.10)の直孫」というところが琴線に触れました(^_^.)。なお、Time Charterの父Saritamerの母はIrish Chorus(1960)。つまりSaritamerの姉にハワイアンドーン(1969.5.10)がいます。同牝馬はメイワキミコ(1974.3.3)、ハワイアンイメージ(1977.5.22)、プロメイド(1980.3.8)という3頭の重賞勝ち馬の母となった名繁殖牝馬でした。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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