馬 番 |
馬名 (生年月日)[F No.] |
母の 何番仔? |
父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 |
フローテーション (2005.4.14)[9-C] |
6番仔 (2連産目) |
スペシャルウィーク | リアルシャダイ | Affirmed | Minnesota Mac |
2 |
ノットアローン (2005.2.15)[B3] |
5番仔+ (5連産目+) |
アグネスタキオン | ★Machiavellian | Nureyev | Owen Anthony |
3 |
アグネススターチ (2005.3.16)[1-L] |
8番仔 (空胎後) |
バブルガムフェロー | ★リヴリア | リマンド | Sallymount |
4 |
メイショウクオリア (2005.4.12)[7] |
3番仔+ (3連産目) |
マンハッタンカフェ | Rahy | Mr. Prospector | Northern Dancer |
5 |
ナムラクレセント (2005.4.22)[16-A] |
12番仔 (10連産目) |
ヤマニンセラフィム | サクラショウリ | ダンディルート | ★フィダルゴ |
6 |
ロードアリエス (2005.4.8)[12-C] |
2番仔 (2連産目) |
シンボリクリスエス | Unbridled | Halo | Herbager |
7 |
ドットコム (2005.4.16)[12] |
7番仔 (3連産目) |
ブライアンズタイム | ヘクタープロテクター | ノノアルコ | ファバージ |
8 |
スマートギア (2005.2.12)[19] |
11番仔 (2連産目) |
マーベラスサンデー | ★パドスール | ★ノーザンテースト | ガーサント |
9 |
マイネルチャールズ (2005.4.27)[6-B] |
5番仔 (3連産目) |
ブライアンズタイム | ★Zabeel | Mill Reef | Luskin Star |
10 |
スマイルジャック (2005.3.8)[15-A] |
2番仔 (2連産目) |
タニノギムレット | サンデーサイレンス | マルゼンスキー | セントクレスピン |
11 |
ミッキーチアフル (2005.1.31)[16-D] |
3番仔 (3連産目) |
シンボリクリスエス | Caerleon | Shernazar | Shantung |
12 |
ヤマニンキングリー (2005.5.16)[3-C] |
7番仔 (4連産目) |
アグネスデジタル | サンデーサイレンス | Bold Forbes | Graustark |
13 |
シゲルフセルト (2005.3.31)[19] |
4番仔 (4連産目) |
ステイゴールド | サクラバクシンオー | ノーアテンション | シャトーゲイ |
14 |
オウケンブルースリ (2005.2.24)[13-C] |
6番仔+ (3連産目) |
ジャングルポケット | Silver Deputy | Northern Jove | Ribot |
15 |
ベンチャーナイン (2005.3.25)[13-C] |
2番仔 (2連産目) |
エイシンサンディ | ★コマンダーインチーフ | Alysheba | Cormorant |
16 |
ホワイトピルグリム (2005.5.4)[8-F] |
初仔 | クロフネ | エリシオ | サンデーサイレンス | ★ノーザンテースト |
17 |
ダイシンプラン (2005.4.14)[6-A] |
3番仔 (空胎後) |
タイキシャトル | デヒア | Sharpen Up | Sir Ivor |
18 |
ダイワワイルドボア (2005.2.21)[4-R] |
6番仔+ (6連産目+) |
アグネスタキオン | ★Nureyev | Alleged | Round Table |
さて、18頭のうち、Phalaris系の4代累代配合になっているのは
- メイショウクオリア
- ダイシンプラン
- ドットコム
- ホワイトピルグリム
の4頭です。メイショウクオリアは母父がBlushing Groom(1974.4.8)系のRahy(1985.2.18)。穴人気しそうなダイシンプランは血統字面上の判断ではいかにも3000mは長そうな印象ですが、地力と安藤勝己騎手の腕で果たして……。
また、日本の当世主流となっているHaloの血を持たない馬は
- ミッキーチアフル
- マイネルチャールズ
- ドットコム
- オウケンブルースリ
の4頭です。ミッキーチアフルの祖母父Shernazar(1981.5.1)、曾祖母父Shantung(1956)というのはメンバー随一の重厚さかと。
ついで、「淀の長距離戦といえばRoberto系」ということで、直父系にRoberto(1969.3.16)系を持つのは
- ミッキーチアフル
- ロードアリエス
- マイネルチャールズ
- ドットコム
- スマイルジャック
の5頭です。また、母父にRoberto系を持つのは
- フローテーション
1頭だけ。フローテーション、リアルシャダイ(1979.5.27)の血が不気味に光ります。
*
今回出走の18頭のうち、重賞勝ち馬はマイネルチャールズ、スマイルジャック、メイショウクオリア、ダイワワイルドボアの4頭。ここでは4頭が勝った重賞、あるいは連対を果たした重賞について、1984年のグレード制導入後、昨年2007年までの24年間で、それぞれのレースの勝ち馬が菊花賞に出走した際の成績を確認しておきます。
マイネルチャールズは弥生賞(JpnII)と京成杯(JpnIII)の重賞2勝。実績だけならばメンバー最右翼です。
- 弥生賞勝ち馬→出走13頭で[5-4-2-2]
- 京成杯勝ち馬→出走6頭で[0-1-1-4]
- 1984年~1998年→2頭で[0-0-1-1]
- 1999年~2007年→4頭で[0-1-0-3]
弥生賞の勝ち馬は菊花賞との相性が良いですね。着外に敗れた2頭は2002年5着のバランスオブゲーム(1999.4.22)、2004年4着のコスモバルク(2001.2.10)です。また、京成杯は1999年から中山芝2000mのコースに変更しているため、分けて表示してあります。
スマイルジャックはスプリングS(JpnII)勝ち馬で日本ダービー(JpnI)2着馬です。
- スプリングS勝ち馬→出走11頭で[2-1-1-7]
- 日本ダービー2着馬→出走19頭で[7-1-4-7]
スプリングS勝ち馬で出走した11頭のうち、3着までに入った馬の顔ぶれを見ると、1985年1着ミホシンザン(1982.4.16)、1994年1着ナリタブライアン(1991.5.3)、1992年2着ミホノブルボン(1989.4.25)、2003年3着ネオユニヴァース(2000.5.21)。ミホシンザン以外は2冠馬で、4頭いずれも皐月賞馬。つまり、菊花賞前にクラシックを勝った馬ばかり(^_^.)
#なお、↑の4頭を除いてスプリングS勝ち馬で掲示板に乗ったのは2006年4着のメイショウサムソン(2003.3.7)1頭です。えー、やっぱり2冠馬です(^_^.)
また、ダービー2着馬の菊花賞での好成績は良く知られているところですね。勝利を収めた7頭は1991年のレオダーバン(1988.4.25)、1992年のライスシャワー(1989.3.5)、1993年のビワハヤヒデ(1990.3.10)、1996年のダンスインザダーク(1993.6.5)、1999年のナリタトップロード(1996.4.4)、2000年のエアシャカール(1997.2.26)、昨年2007年のアサクサキングス(2004.3.23)です。
メイショウクオリアは京都新聞杯の勝ち馬です。父マンハッタンカフェ(1998.3.5)との父仔制覇の期待がかかります。けれど、
- 京都新聞杯の勝ち馬→出走23頭で[4-3-4-12]
- 1984年~1999年→出走16頭で[4-2-4-6]
- 2000年~2007年→出走7頭で[0-1-0-6]
京都新聞杯は2000年から春季に移行しており、移行して以降の勝ち馬については2002年2着ファストタテヤマ(1999.5.30)のみが好走しています。うーん、前哨戦ではなくなったので、ね。
ダイワワイルドボアはセントライト記念(JpnI)の勝ち馬。9番人気を跳ね返して収めた勝利、勝ち運に乗って挑戦です。しかし、
- セントライト記念の勝ち馬→17頭で[1-1-1-14]
勝利を収めたのは1984年のシンボリルドルフ(1981.3.13)のみです。2着は1990年のホワイトストーン(1987.4.2)、3着は2007年のロックドゥカンブ(2004.9.29)です。
マイネルチャールズの項の弥生賞勝ち馬とも連動しますが、シンボリルドルフ以外で弥生賞を勝ち、かつセントライト記念を勝った馬は2002年5着のバランスオブゲーム、2004年4着のコスモバルクと、頑張ったものの掲示板まででした。いちおう、セントライト記念2着馬についても確認したところ、
- セントライト記念の2着馬→17頭で[1-3-0-13]
勝ち馬よりは小ましな感じです。1着の1頭は1992年のライスシャワー、2着の3頭は1997年のダイワオーシュウ(1994.3.22)、2000年のトーホウシデン(1997.3.26)、2004年のホオキパウェーブ(2001.3.16)です。むぅ、4頭中3頭は直父系がRoberto系ですか。マイネルチャールズにとっては微妙に追い風かも。
うーむ。実績馬たちの良いところを見出そうとしましたが、かえってウイークポイントになっているような気がしないでもありません(^_^.)
*
4代血統構成とは関係のないお話も含みました。まま、たまには良いでしょう。ではでは、今日はこのへんで。
コメント
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今回はマイナー種牡馬の仔&ファーストクロップという事で、ナムラクレセントを応援することにさせて頂きました。
ヒシミラクルに被る戦歴、鞍上の手綱捌きにも期待しています。
◎Y.Tateno様
こちらこそご無沙汰しておりました。お世話になっております。
ナムラクレセント。いやー、惜しかったですね。先行勢で粘り切ったのは、結果彼だけでした。しぶとく伸びる様は、いまどき珍しいステイヤーらしさを感じました。ナムラクレセント、スピード色の強い父方の母系、自身の直牝系から出た鬼っ子という感じです(^_^.)。父の名を高めるべく、これからも頑張って欲しいものです。
ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました♪
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