新人の川島正太郎騎手、デビュー3か月で交流重賞V(netkeiba.com)
プライドキム 牡 栗毛 2002.3.22生 門別・ヤナガワ牧場生産 馬主・深見富朗氏 船橋・川島正行厩舎
アフリート[x] 栗毛 1984.4.10 種付け時活性値:0.25 |
Mr.Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 栗毛 1961.4.18 |
Native Dancer 1950.3.27 |
Raise You 1946 | |||
Gold Digger 鹿毛 1962.5.28 |
▲Nashua 1952.4.14 | ||
Sequence 1946 | |||
Polite Lady 鹿毛 1977.3.13 |
Venetian Jester 栗毛 1964.3.24 |
Tom Fool 1949.3.31 | |
Venice 1958.4.11 | |||
Friendly Ways 鹿毛 1968.5.10 |
★Green Ticket 1959.4.16 | ||
Ways to Learn 1962.3.16 | |||
ステファーナ 栗毛 1993.4.15 仔受胎時活性値:2.00 |
リアルシャダイ[A] 黒鹿毛 1979.5.27 種付け時活性値:1.25 |
Roberto 鹿毛 1969.3.16 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Desert Vixen 黒鹿毛 1970.4.19 |
In Reality 1964.3.1 | ||
Desert Trial 1963.5.14 | |||
ダイナコマネチ 栗毛 1983.4.23 仔受胎時活性値:0.25 |
ノーザンテースト[A] 栗毛 1971.3.15 種付け時活性値:0.75 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
シャダイリーズン 栗毛 1974.5.13 仔受胎時活性値:2.00 |
マリーノ[B] 栗毛 1956.3.6 種付け時活性値:0.25 |
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ニアーリーズン 青毛 1963.4.15 仔受胎時活性値:0.50 |
<5代血統表内のクロス:Nashua4×5、Hail to Reason4×5(母方)>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
リアルシャダイ (In Reality) |
4.75 |
伯母システィーナ (No.22-B) |
4番仔 (3連産目) |
第13回クラスターカップ(JpnIII)。前走比マイナス16kgの503kgの馬体重も、単勝8番人気も、何も関係なし。プライドキム、3年8ヵ月ぶりの統一ダートグレード競走制覇、成る。そして鞍上の川島正太郎騎手は重賞初騎乗で重賞初制覇、成る。生涯78戦目、通算18勝目がJpnIII制覇の大仕事となりました。
レースはスタートから外目の3番手をキープ。3コーナーで勢いよくタイセイアトム(2003.3.23)と内田博幸騎手の番手に上がり、4コーナーから直線に掛けて左後方からフェラーリピサ(2004.4.28)と岩田康誠騎手の猛追を受けながらも、脚勢は衰えず。川島騎手が懸命に左ムチを放つと、鞍下はしっかりと応えてくれました。顔の大きな作が目立つ大柄な栗毛がダイナミックに駆けて、ゴールした時にはフェラーリピサに1と2分の1馬身差をつけていました。稍重の馬場で行われた水沢ダート1400mのレース、1分24秒3のコースレコードタイムのおまけまでついてきました。
ゴール後の川島騎手のプライドキムをねぎらう姿。右手で首筋を5、6回ポンポーンとされている姿が、なんとも初々しく、素敵でした。1990年10月26日生まれの17歳。……90年代生まれって、若いなぁ(笑)。まま、何はともあれ、川島騎手、おめでとうございました。
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では、以下にプライドキムのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
シャダイリーズン 1974.5.13 中央2勝 |ダイナコマネチ 1983.4.23 中央0勝 ||システィーナ 1989.4.9 中央8勝 京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)ほかGIII2着1回3着3回 |||タフグレイス 1996.4.16 中央5勝 中山金杯(GIII)2着 ||ステファーナ 1993.4.15 中央0勝 |||プライドキム 2002.3.22 (本馬) 全日本2歳優駿(現JpnI) 兵庫ジュニアGP(現JpnII) クラスターC(JpnIII) ||パラダイスフラワー 2004.5.11 地方8勝 エーデルワイス賞(現JpnIII)
伯母システィーナの引退レースとなった京都牝馬特別は何故かよく覚えております。サマニベッピン(1990.4.15)とのせめぎ合い、わずかにハナだけ切り抜けて、最初で最後の重賞制覇を遂げました。気が付けば、もう13年前のお話しです。そりゃ、私もトシを取るはずです(^^;)
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プライドキムは、JRA所属時は池添兼雄調教師が管理されていました。主戦は師の子息である池添謙一騎手で、このコンビで全日本2歳優駿と兵庫ジュニアグランプリを制したのでした。そう、池添父子のタッグによる初めてのジーワン勝利をもたらしたのは、プライドキムでした。
時は流れ、船橋に所属を移したプライドキム。伯楽・川島正行調教師の元で再起を図り、今年5月のさきたま杯(JpnIII)に続いての統一重賞挑戦となったクラスターカップ。鞍上には川島師の子息である川島正太郎騎手。プライドキムは、かつて池添父子に贈ったのと同じように、今度は川島父仔のタッグによる初めての重賞勝利をもたらしたのでした。
思いがなければ嘘になる。たとえ師匠と弟子の間柄であろうとも。父子の絆、大柄な栗毛は再び感じ取ったのでしょうか?
ええ、きっと感じ取ったと信じたいものです。プライドキムと川島父子、これからもぜひぜひ頑張ってくださいね。
ではでは、今日はこのへんで。