フィフスペトル 牡 鹿毛 2006.5.22生 白老・(有)社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・加藤征弘厩舎
キングカメハメハ[x] 鹿毛 2001.3.20 種付け時活性値:1.00 |
Kingmambo 鹿毛 1990.2.19 |
Mr. Prospector 鹿毛 1970.1.28 |
★Raise a Native 1961.4.18 |
Gold Digger 1962.5.28 | |||
Miesque 鹿毛 1984.3.14 |
Nureyev 1977.5.2 | ||
Pasadoble 1979.4.1 | |||
マンファス 黒鹿毛 1991.2.23 |
ラストタイクーン 鹿毛 1983.5.9 |
トライマイベスト 1975.4.28 | |
Mill Princess 1977.5.21 | |||
Pilot Bird 鹿毛 1983.2.9 |
★Blakeney 1966.3.28 | ||
The Dancer 1977.3.31 | |||
ライラックレーン 鹿毛 1997.4.18 仔受胎時活性値:2.00(0.00) |
Bahri[A] 鹿毛 1992.2.7 種付け時活性値:1.00 |
Riverman 鹿毛 1969 |
★Never Bend 1960.3.15 |
River Lady 1963.5.17 | |||
Wasnah 鹿毛 1987.2.17 |
Nijinsky 1967.2.21 | ||
Highest Trump 1972.2.4 | |||
Lilac Garden 鹿毛 1986.3.27 仔受胎時活性値:0.50 |
★Roberto[A] 鹿毛 1969.3.16 種付け時活性値:0.00 |
Hail to Reason 1958.4.18 | |
Bramalea 1959.4.12 | |||
Balletomane 鹿毛 1978.2.27 仔受胎時活性値:1.75 |
Nijinsky[A] 鹿毛 1967.2.21 種付け時活性値:0.50 |
||
Nanticious 鹿毛 1965.4.5 仔受胎時活性値:1.00 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×5×5、Nijinsky4×4(母方)、Nashua5×5>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
キングカメハメハ | 5.25 or 3.25 |
伯母Blushing K.D. (No.19-B) |
4番仔? (不受胎後) |
2006年生まれ世代の最初のJRA重賞である函館2歳Sを制したのは、期待の新種牡馬キングカメハメハの仔、単勝2番人気のフィフスペトルでした。道中は後方2、3番手で待機。直線、先に抜け出しにかかった単勝1番人気のナムラミーティア(2006.2.25)の外、ひと呼吸おいてから追いを仕掛けた三浦皇成騎手の激励に応えて、切れ味を発揮しました。函館芝1200mの勝ち時計は1分10秒7。鞍上の三浦騎手はデビュー5ヵ月目で嬉しい重賞初制覇となりました。それにしても、三浦騎手の肝の据わった騎乗ぶりは大したものです。
さて、フィフスペトル(Fifth Petal) とは「5枚目の花びら」という意味ですが、ライラックの花にまつわり、
花びらはふつう4枚だが、まれに
5枚のものがあり、それを見つけると
幸せになれるという言い伝えがある。ー季節の花 300の「ライラック」のページより引用ー
ということです。実際、キャロットクラブのフィフスペトルのページでも
「5枚目の花びら」の意。 5枚の花びらを持つライラックはハッピーライラックと呼ばれ、幸運のシンボルとされる。皆に幸せをもたらし、自身も幸運に恵まれるように願って。母名より連想。(英語)
と説明されていました。函館2歳Sのレース後の口取りに参加された方の多かったこと。キャロットクラブ会員の皆様、嬉しかったでしょうね。フィフスペトル、その願いの通り、周囲の人々に幸せをもたらし、自身も幸運に恵まれました。
#余談。私などはライラックが付く馬名というと、ライスシャワー(1989.3.5)の母ライラックポイント(1979.3.26)や妹ライラックスマイル(1990.3.11)を思い出してしまいます(^^;)
では、以下にフィフスペトルのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。
Balletomane 1978.2.27 米4勝 プリンセスS(GIII) ハリウッドオークス(GI)2着 |Lilac Garden 1986.3.27 米3勝 ||Flowers and Vines 1992.5.24 不出走 |||Un Fino Vino 1997.3.25 米8勝 レムゼンS(GII)2着 ローレルフューチュリティ(GIII)2着 ||Blushing K.D. 1994.6.1 米8勝 ケンタッキーオークス(GI)ほかGII2勝GIII1勝-ブラッシングジョンの0- ||Electronic Unicorn 1996.3.3 香港11勝 香港マイル(GI)2着2回-ハウスバスターの0- ||ライラックレーン 1997.4.18 不出走 |||ノーフォークパイン 2004.3.1 現役-Crafty Prospectorの0- |||フィフスペトル 2006.5.22 (本馬) 函館2歳S(JpnIII) ||Ambitious Cat 2001.5.10 北米5勝 ダンススマートリーS(加GII)ほか加GII2着3回加GI3着1回
おじ、おばに活躍馬が揃っており、活力は充分です。近親牝系図を眺めて、半兄ノーフォークパインが新馬勝ちを収めた時に思わず記事を書いたことを思い出しました。
ライラックの花言葉には「青春の喜び」や「思い出」があるそうです。三浦皇成、満18歳の夏。フィフスペトルと共に掴んだ重賞初制覇は、まさに青春の喜びだったのでしょう。そして、朱夏、白秋、玄冬と齢を重ねても、この青春の日の思い出は、きっと、ずっと永遠に。
ではでは、今日はこのへんで。