土曜日の2歳戦の結果(2006/07/01分)。

土曜日の2歳戦の回顧です。新馬戦1クラのみ。以前からご案内しているとおり、今年の2歳馬は未勝利戦の回顧は行いませんので、あしからずご了承ください。

【福島・新馬戦(芝1200m)の勝ち馬】

(市)ピンクカメオ 牝 鹿毛 2004.4.24生 新冠・パカパカファーム生産 馬主・金子真人ホールディングス(株) 美浦・国枝栄厩舎

  1. 4代血統構成(各父):『フレンチデピュティ×Silver Hawk×Chieftain×◆Mahmoud』
  2. 4代血統構成(父系):『Deputy Minister系×Roberto系×Bold Ruler系×Blenheim系』
  3. 5代血統表内のクロス: Bold Ruler4×4
  4. 牝系:米国で継承されている5号族 半兄ブラックホーク 叔父ホークスター 母シルバーレーン
  5. 母の何番仔?: 12番仔(8連産目)

[Notes]福島の新馬戦を勝ちました、ピンクカメオ。その馬名の由来は「シャクヤクの一種」ということです。言わずもがなの金子真人オーナーの所有馬、ブラックホーク(1994.5.14)の半妹、国枝栄厩舎と来ました。国枝調教師は、クーヴェルチュール(2004.2.14)という「ブラックホークの娘」で新馬戦を制したのに続いて、「ブラックホークの妹」で新馬戦を制されました。厩舎ゆかりの血、2歳牝馬で、続いて花開きました。

ピンクカメオの牝系は米国で受け継がれている5号族。まず、半兄ブラックホーク。同馬は中央9勝でその主な勝ち鞍に安田記念(GI)、スプリンターズS、スワンS(GII)、ダービー卿CT(GIII)、阪急杯(GIII)と重賞5勝。1999年のスプリンターズSを勝ち、今をときめく金子真人オーナーにGI初勝利をプレゼントした馬です。また、叔父ホークスター(1986.2.19)は米、中央6勝でオークトゥリー招待H(米GI)、セクレタリアトS(米GI)、ノーフォークS(当時米GI、現米GII)、デルマーダービー(米GII)と重賞4勝を挙げ、オークトゥリー招待Hでは芝12ハロンの世界レコードとなる2分22秒8で勝利を収めました。合わせて、母シルバーレーン(1985.2.10)は仏英愛米3勝でグロット賞(仏GIII)の勝ち馬です。

果たして、活躍している近親馬たちに負けないくらいの成績を残すことができるのでしょうか。ピンクカメオ、楽しみにしたい牝馬です。

#追記。ブラックホークが安田記念を勝った際の国枝調教師のコメントより。

この馬の良いところは歳をとってもズルくならず、つねに全力を出して走るという点。僕らも見習いたいと思います。

月刊『優駿』、2001年7月号、P135より引用。

ブラックホークの「 いつでも一所懸命」なところを、見習いたいということですよね。素敵です、ブラックホーク。

ではでは♪

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