BGMはBonnie Pinkの『It’s gonna Rain!』のかろむわんでございます。
梅雨前線が北上して列島はエライ雨模様ということです。空模様を見ると、まさに「It’s gonna Rain!」てな感じです。...というか、改めて外を見たら雨がよく降っています(笑)。
Bonnie Pinkの『It’s gonna Rain!』は、良い意味で言葉遊びが感じられる歌詞が好きです。
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さて、土曜日の2歳戦の結果です。
まず函館の新馬戦(芝1000m)を勝ち上がったのはフミノサチヒメ(2003.5.5、♀)。栗東・西浦勝一厩舎の所属。その4代血統構成は『★タイキシャトル×エブロス×ホットスパーク×ムーティエ』で『Hail to Reason系×Mr.Prospector系×Habitat系×Sicambre系』の配合です。Forli(1963.8.10)5×4の0クロス、Thong(1964)とMoccasin(1963)の全姉妹0クロス(5×4)があります。意識して配合されたかは不明ですが、ちょっと面白い配合と思いました。牝系はおなじみの小岩井の7号族アストニシメント(1902)系。母モリチヅル(1991.5.24)は中央6勝で札幌SS(現函館SS、GIII)3着があります。母が4連産目の4番仔。なお、タイキシャトル(1994.3.23)産駒は今年のJRA2歳戦を初勝利との事です。
函館の未勝利戦(ダート1000m)を勝ち上がったのはアイアムエンジェル(2003.3.31、♀)。美浦・杉浦宏昭厩舎の所属。その4代血統構成は『★ボストンハーバー×Danzig Connection×Mr.Prospector×Current Concept』で『Bold Ruler系×Northern Dancer系×Raise a Native系×Nasrullah系』の配合です。Northern Dancer(1961.5.27)4×4の0クロスがあります。牝系は米国で受け継がれている14号族。半兄に京王杯2歳S(GII)3着のアイアムツヨシ(1999.4.13)がいます。母アイアムザウィナー(1993.2.2)が5連産目の5番仔。ボストンハーバー(1994.4.4)産駒は今年の2歳戦を初勝利との事。なお、すでにおなじみのボストンハーバーですが、今年の2歳が日本供用初年度産駒となります。
福島の未勝利戦(芝1200m)を勝ち上がったのはコイウタ(2003.2.24、♀)。美浦・奥平雅士厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×ドクターデヴィアス×★Mr.Prospector×Bold Reason』で『Hail to Reason系×Clarion系×Raise a Native系×Hail to Reason系』の配合です。Hail to Reason4×5の0クロスがあります。牝系は米国で受け継がれている4号族。伯母にスワンS(GII)、セントウルS(GIII)、京都牝馬S(GIII)など中央10勝のビハインドザマスク(1996.4.24)がいます。母ヴァイオレットラブ(1997.5.29)が2連産目の2番仔。
阪神の未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がったのはマルカアイチャン(2003.4.3、♀)。栗東・北橋修二厩舎の所属。その4代血統構成は『フレンチデピュティ×★サンデーサイレンス×ディクタス×ハンターコム』で『Northern Dancer系×Hail to Reason系×Fine Top系×Dante系』の配合です。5代アウトクロス馬。牝系は社台さん伝来の23号族ハニーサックルヴァイン(1967.5.9)系。母マルカコマチ(1995.3.25)は京都牝馬特別(現京都牝馬S、GIII)など中央4勝、伯父インターフラッグ(1993.4.13)はステイヤーズS(GII)など中央8勝、叔父ダイワジアン(1996.4.7)は中央6勝で中山記念(GII)3着があります。活力充分。母が2連産目の2番仔。
牝馬ばかり4頭が勝ち上がった土曜日の2歳戦でした。
コメント
最近BGMはデヴィッド・ボウイかTレックスなblandfordです、コンニチワ^^
いつも思うのですが、この2歳勝ち上がりのレビュー、すばらしい企画ですね。後々資料価値が高くなると思いますので、大変とは思いますが、可能なうちはぜひ継続をお願いします。(いつも楽しみにしております)
タイキシャトルは今年の2歳馬が0遺伝の年回りで、ちょっと期待しています。
昨日のブログで紹介されているホウライシルバー、すごい配合ですね!おっしゃるとおりこれは生産者の方の心意気がぐっと詰まった馬という感じで、ぜひ頑張ってもらいたいものだと思います。
◎blandford様
いつもコメントありがとうございます。謝々。
>BGM
logの文章の入り方に困った時は、落語で言う枕になっております(笑)。残念ながら音楽には疎いので、反応できないのが申し訳ない。D・ボウイ、Tレックスについては、かろうじて「UKロック?」というくらいです。
>2歳戦の結果
おほめに預かり、恐悦至極です。これからも、何とか頑張っていきまっしょい、という感じです。
たぶん、未勝利戦が多くなってきたら、新馬戦のみになります。新馬戦も1日に2レースとかになってきたら、「あー、この馬は気になるな」という馬についてしか書かなくなる予感(苦笑)。
>0遺伝の年回り
父が1994年、1986年、1978年生まれの2003年産駒には、ちょっと注目ですね。1994年生まれはタイキシャトル、そしてホウライシルバーの父ヤシマジャパン等、注目です。また1986年生まれにはSSがおり、こちらはラストクロップということもあり、注目ですね。って、SS産駒にはいつも注目が集まりますが。
以上でございま~す。