1着キストゥヘヴン(2003.4.25)。アドマイヤベガ(1996.3.12)の仔、やりましたね。第66代日本ダービー(GI)馬の仔が、第66回桜花賞を制しました。大外から418kgの小さな馬体、白いシャドーロールが揺れました。見事な差し脚でした。スイーブ(1968.2.23)の孫というシブい血統、社台グループっぽくない馬ですが、社台さんは、ちゃんと内国産牝系の活躍馬も見出されるんですよね。社台のお母様、吉田和子オーナーにとっては、ベガ(1990.3.8)の孫-競馬の血統では、普通は牝系のつながりだけを見ますが、孫には違いありませんよね-による、ベガ以来2回目の桜花賞制覇。キストゥヘヴン、レース後の写真撮影、表彰式でもチャカついていたように、余力たっぷり。小さな馬が頑張るオークス(GI)でも楽しみです。それにしても、近年のフラワーC(GIII)の勝ち馬は、やっぱり出世街道に乗るんですね。
#余談。吉田和子オーナーはマイルCS南部杯(統一GI)の勝ち馬ゴールドティアラ(1996.4.25)のオーナーでもありますが、キストゥヘヴンはゴールドティアラと同じ4月25日生まれなんですよね。「だからどうした」と言われればそれまでですが(笑)。
2着アドマイヤキッス(2003.2.8)。マイナス14kgでしたが、頑張りました。レース前に知ったのですが、アドマイヤキッスの担当厩務員はベガと同じ山口慶次さん。松田博資調教師と山口厩務員、そして武豊騎手という「ベガ・トリオ」の再度の桜冠取りを阻んだのが、アドマイヤベガの仔、つまりはベガの孫。しかも、キストゥヘヴンの馬主がベガの吉田和子オーナー。なんだか、色んな因縁が巡っていますね。ついで、こんな辺境ブログをご覧のお客様には言わずもがなと思いますが、武豊騎手のJRA登録番号は666番。第66回桜花賞でも見事に連対されました。そうそう、第66回日本ダービーを制したのは、アドマイヤベガと武豊騎手でしたね(笑)。近藤利一オーナーも、愛してやまなかったアドマイヤベガの愛娘に負けたとあらば、「仕方がない」と思われているのではないでしょうか。
#余談。JRA登録番号666番・武豊騎手の第66回となるクラシックの騎乗成績(上から施行の早い順)。
レース名 | 騎乗馬 | 着順 |
日本ダービー | アドマイヤベガ | 1着 |
オークス | エアメサイア | 2着 |
菊花賞 | ディープインパクト | 1着 |
桜花賞 | アドマイヤキッス | 2着 |
皐月賞 | アドマイヤムーン(予定) | ?着 |
はい、果たして来週はどうなりますやら(苦笑)。
3着コイウタ(2003.2.24)。オーナーの前川清さんもお見えでしたね。後ろから来た2頭に交わされましたが、致し方なし。頑張りました。
「キス」に「キッス」に「恋唄」とは、まさに夢見る乙女たちによる、第66回桜花賞の結果でした。個人的にも、上位3頭と騎手の皆さんには「3連複、多謝多謝」と述べておきます♪
コメント
オオハシさんこんばんは。ウィークエンドの05のnozowebです。
先日はご訪問とコメントまでいただきありがとうございました。
桜花賞は言われてみれば確かに色んな因縁の巡ったレースだったのかもしれませんね。
しかし皐月賞に関してはすごいデータを見てしまいました。「6の理論」
なんとかつけ入る隙のある馬をと思い探しておりましたが、無駄に終わりそうですね。
まさか着順が・・なんてことは無いでしょうから(笑)
また伺います。今後ともよろしくお願いします。
◎nozoweb様
おお、わざわざのご来訪誠にありがとうございます。
>6の理論
まま、ふと気付いただけですから、あまり深く気に留めないでくださいませ。私も、桜花賞の後に気付いただけでございます(苦笑)。
…と言いながら、アドマイヤムーンに本命を打ちそうな感じはしますが(笑)。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように