第25回マイルCS(GI)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の四十=-。

ブルーメンブラット 牝 黒鹿毛 2003.2.20生 早来・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 栗東・石坂正厩舎

ブルーメンブラット(2003.2.20)の4代血統表
アドマイヤベガ[A]
鹿毛 1996.3.12
種付け時活性値:1.50
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ベガ
鹿毛 1990.3.8
トニービン
鹿毛 1983.4.7
カンパラ 1976.2.19
Severn Bridge 1965
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
Northern Dancer 1961.5.27
Moonscape 1967.3.12
マイワイルドフラワー
鹿毛 1986.2.12
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Topsider[A]
鹿毛 1974.3.15
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Drumtop
鹿毛 1966.5.4
Round Table 1954.4.6
Zonah 1958.5.1
Wildwook
鹿毛 1965.5.18
仔受胎時活性値:1.00
Sir Gaylord[A]
黒鹿毛 1959.2.12
種付け時活性値:1.25
Turn-to 1951
Somethingroyal 1952
Blue Canoe
鹿毛 1958.4.13
仔受胎時活性値:1.50
Jet Pilot[F]
栗毛 1944
種付け時活性値:1.25
Portage
鹿毛 1952
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×3、Turn-to5×4、Almahmoud(♀)5×5、Princequillo5×5(母方)>

ブルーメンブラット(2003.2.20)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
アドマイヤベガ 5.75 or 3.75 半兄ジョイフルハート
(No.4-M)
9番仔以降の仔
(5連産目)
第25回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 7 ブルーメンブラット 牝5 55 吉田豊 1:32.6    33.9 486
[+10]
石坂正 4
2 17 スーパーホーネット 牡5 57 藤岡佑介 1:32.7 3/4 33.9 466
[+2]
矢作芳人 1
3 2 ファイングレイン 牡5 57 幸英明 1:32.8 3/4 34.4 498
[0]
長浜博之 10
4 16 カンパニー 牡7 57 横山典弘 1:32.9 1/2 34.1 464
[+4]
音無秀孝 2
5 1 ローレルゲレイロ 牡4 57 四位洋文 1:33.0 1/2 34.8 478
[+6]
昆貢 3
第25回マイルチャンピオンシップ(GI)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5-10.6-11.3-11.9-11.6-11.4-11.6-11.7
上り 4F 46.3-3F 34.7

第25回マイルチャンピオンシップ(以下、マイルCS。GI)。マイルGIらしいよどみない流れの一戦、内から鮮やかに差し切ったのは牝馬ブルーメンブラット。上がり3ハロン33秒9の鋭脚により、1994年の第11回におけるノースフライト(1990.4.12)以来14年ぶりの牝馬戴冠がなされました。って、1994年のマイルCSって、私、初めて競馬場に行った日のメインレースですよ。私の角田晃一騎手びいきは、あのレースから始まりました。しっかし、タイムフライーズ、ライクアンアローですね(^_^.)

では、以下にブルーメンブラットのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Wildwook 1965.5.18 米4勝
|Ride the Trails 1971.5.28 不出走
||Mesabi 1976.4.4 米3勝
|||Funistrada 1983.2.24 米7勝 フォールハイウエイトH(GII)ほかGI2着1回GI3着1回
||Movin' Money 1977.3.18 米3勝 デルマーオークス(GII)
||Mochila 1979.4.3 米9勝 ラフィアンH(GI)2着ほかGII2着1回GI3着2回
|||Serape 1988.5.23 米5勝 バレリーナS(GI)ほかGII2着1回GIII2着1回
||Cozzene 1980.5.8 米10勝 BCマイル(GI)ほかGII1勝GIII1勝
|Laramie Trail 1972.5.6 米5勝 ゴーサムS(GII)ほかGIII1勝
|ウエスタンウインド 1974.4.21 米5勝 フューチュリティS(GI)3着 ブルーグラスS(GI)3着
|マイワイルドフラワー 1986.2.12 愛米2勝
||インザジャングル 1993.3.19 不出走
|||ダイキチムスメ 2000.2.10 中央3勝+地方1勝 小倉2歳S(現JpnIII)3着
||ジョイフルハート 2001.2.7 現役 北海道スプリントC(JpnIII)
||ブルーメンブラット 2003.2.20 (本馬) マイルCS(GI) 府中牝馬S(GIII)

半兄ジョイフルハートといい、本馬ブルーメンブラットといい、齢重ねても能力の減退無く走ることができるのは素晴らしい。なお、曾祖母Blue Canoeからの別分枝には「世紀末覇王」テイエムオペラオー(1996.3.13)もいます。

ブルーメンブラットはキャロットクラブの持ち馬ということで「幕の引き際」が注目されるところです。色々と意見がおありでしょうけれど、このまま引退で良いのではないかと思います。女という性の素敵なところは、咲いては散り行く花になれて、なおかつ、次代を産み出す木にもなれるところ。花びらが秋の淀に咲いた姿、ずっと忘れずにいたいと思います。

ではでは、今回はこのへんで。

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