日曜日の2歳戦の結果(2005/10/30分)-其の壱-。

日曜日の2歳戦の結果です。500万特別戦2クラ、新馬戦3クラ、未勝利戦5クラの合計10レース。10レースすべてを振り返りたいところですが、時間の都合上、本日は特別戦と新馬戦のみお送り致します。未勝利戦はまた明日ということでお願い致します。

東京のくるみ賞(芝1400m)を制したのはスーパーホーネット(2003.3.20)。さすがに重賞で3着していただけはあります。管理される矢作芳人調教師は、調教助手時代に担当していたイワテニシキ(1992.4.21)を題材にした『ニシキ』という作品で2000年の優駿エッセイ賞で次席を受賞されたことでも知られています。また、父に大井の矢作和人調教師、伯父に坂田正行元調教師という「良血」でもいらっしゃいます。という訳で、スーパーホーネットについては9月24日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>札幌の未勝利戦(芝1500m)を勝ち上がったのはスーパーホーネット(2003.3.20、牡、鹿毛)。栗東・矢作芳人厩舎の所属。その4代血統構成は『ロドリゴデトリアーノ×エルセニョール×Elocutionist×◆Nearctic』で『Northern Dancer系×Exclusive Native系×Gallant Man系×Nearco系』の配合です。5代血統表内ではNearctic(1954.2.11)4×4のクロスがあります。スーパーホーネットの牝系は北米で受け継がれている8号族。4代母Flaring Top(1947)の孫にNijinsky(1967.2.21)、曾孫にThe Minstrel(1974)が出ています。スーパーホーネットは母ユウサンポリッシュ(1997.5.25)が2連産目の2番仔。

福島のきんもくせい特別(芝1700m)を制したのはリメインオブザサン(2003.1.15)。おお、特別戦も勝ち上がりましたね、サンプレイス(1995.5.26)の忘れ形見。リメインオブザサンについては10月9日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>京都の未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がったのは(父)リメインオブザサン(2003.1.15、牡、鹿毛)。栗東・池江泰寿厩舎の所属。その4代血統構成は『サンプレイス×サンダーガルチ×El Basco×Baldski』で『Halo系×Mr.Prospector系×Grey Dawn系×Nijinsky系』の配合です。5代血統表内ではNijinsky5×5のクロスがあります。リメインオブザサンの牝系は米国と南米で受け継がれている9号族。祖母トコピジャ(1990.10.15)は亜国7勝でコパデプラタ大賞典(GI)、ラミシオン大賞典(GI)など重賞4勝を挙げ亜国古牝馬王者に選出された名牝です。リメインオブザサンは母ヴェイルデラルナ(1998.3.21)が不受胎後の初仔。なお、新種牡馬サンプレイス(1995.5.26)は産駒初のJRA勝利となりました。リメインオブザサンは産駒の中で最も早い1月15日生まれであり、サンプレイスにとって本当の初仔です。サンプレイスは今年の6月20日に疝痛で亡くなってしまいましたが、「太陽の日差しの名残り」が、「太陽の場所」を思い出させてくれるような活躍を見せてくれると嬉しいですね。ちょっと気合の入ったコメントになっていますけれど、実はサンプレイスは私と同じ誕生日なんですよ。池江泰郎厩舎からデビューして2連勝を飾った時、「SSの0交配やし、頑張って」と思いました。結果的に引退レースとなった、雨降りの中で行われた新潟記念(GIII)。1分57秒0の好時計で制したそのレース。芝2000mで行われるJRA重賞競走では最速の勝ち時計として、今も記録が残っています。

東京の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(父)カイシュウタキオン(2003.4.4.、牡、栗毛)。美浦・田中清隆厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×ヘクタープロテクター×Lomond×Busted』で『Halo系×Mr.Prospector系×Northern Dancer系×Donatello系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。カイシュウタキオンの牝系は欧州で受け継がれている2号族。曾祖母Burghclere(1977)の直仔に欧州3勝でアラルポカル(独GI)の勝ち馬ウインドインハーヘア(1991.2.20)がいます。ということは、ディープインパクト(2002.3.25)ブラックタイド(2001.3.28)、レディブロンド(1998.3.20)などの近親ということですね。カイシュウタキオンは母ペトラ(1994.5.31)が3連産目の3番仔。

京都の新馬戦(ダート1400m)を勝ち上がったのは(父)(市)テンザンオトヒメ(2003.4.6、牝、鹿毛)。栗東・藤原英昭厩舎の所属。その4代血統構成は『フジキセキ×Nureyev×ジェネラルアセンブリー×プリメラ』で『Halo系×Northern Dancer系×Bold Ruler系×My Babu系』の配合です。5代血統表内ではNative Dancer(1950.3.27)5×5(母方)のクロス、Almahmoud(1947)5×5の牝馬クロスがあります。テンザンオトヒメの牝系は欧州で受け継がれている21号族。伯父にレーシングポストトロフィー(英GI)の勝ち馬Saratoga Springs(1995.1.21)がいます。テンザンオトヒメは母パパラッシオが2連産目の2番仔と推定。ちなみに、「テンザン」の冠名で知られる平野三郎オーナー。同氏は藤原牧場現場主、藤原悟郎氏の実父としても知られています。あれ、藤原の姓から察するに、藤原英昭調教師も藤原牧場さんの血縁者でしょうか?

京都の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのは(市)アマノトレンディー(2003.4.19、牡、栗毛)。栗東・湯窪幸雄厩舎の所属。その4代血統構成は『クロコルージュ×★ノーザンテースト×トライバルチーフ×ダイハード』で『Blushing Groom系×Northern Dancer系×Princely Gift系×Never Say Die系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah(1940.3.2)5×5×5のクロス、Lady Angela(1944)5×4(母方)の牝馬クロスがあります。アマノトレンディーの牝系はユートピア牧場伝来の1号族セレタ(1923)系ケンタッキー(1947.4.9)分枝。曾祖母クリハード(1968.4.16)からの別分枝馬に中央5勝で青葉賞(現GII、当時GIII)の勝ち馬タヤスアゲイン(1995.3.23)がいます。アマノトレンディーは母ホリノセレタ(1988.3.30)が11連産目の11番仔。

ちょっとした小ネタをはさみつつ、お送り致しました。ではでは。

コメント

  1. 競馬血液型理論B-TYPE より:

    芳賀ゆい(古い)

    しかもせっかく作ってもらった銀歯が歯に合わなかった(涙)。ううう、もう一度歯医者へ行くまでの辛抱です。しかし50%以上歯が削られていたような・・・やはり歯は早く治さないとダメですな。これを見ている方で虫歯がある方!一日も早く歯医者へ行きましょう!ブロ…

  2. 住之江琵琶子 より:

    トラックバックの調子が悪く、3個も行ってしまいました・・・ごめんなさい。

  3. かろむわん より:

    ◎住之江琵琶子様
    いつもお世話になっております。

    >トラックバック
    ひとつだけ残して、あとは削除しておきますね。

    これは、niftyさんのサーバのレスポンスが悪いだけですので、お気になさらずに。

    わざわざのコメント、ありがとうございました。

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