第66回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の勝ち馬。

ダノンプラチナ 牡 芦毛 2012.3.23生 新ひだか・千代田牧場生産 馬主・(株)ダノックス 美浦・国枝栄厩舎

ダノンプラチナ(2012.3.23)の4代血統表
ディープインパクト
鹿毛 2002.3.25
種付け時活性値:0.25
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ウインドインハーヘア
鹿毛 1991.2.20
▲Alzao
鹿毛 1980.2.28
Lyphard 1969.5.10
Lady Rebecca 1971.2.28
Burghclere
鹿毛 1977.4.26
Busted 1963
Highclere 1971
バディーラ
芦毛 2008.2.23
仔受胎時活性値:0.75
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
種付け時活性値:1.50
Unbridled
鹿毛 1987.3.5
Fappiano 1977.5.19
Gana Facil 1981.2.9
Trolley Song
芦毛 1983.4.13
Caro 1967.4.11
Lucky Spell 1971.1.28
Magical Allure
鹿毛 1995.4.4
仔受胎時活性値:1.00
General Meeting
鹿毛 1988.4.3
種付け時活性値:1.50
Seattle Slew 1974.2.15
Alydar’s Promise 1983.4.5
Rare Lady
黒鹿毛 1974.2.20
仔受胎時活性値:1.00
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
種付け時活性値:1.25
Double Agent
黒鹿毛 1959.4.30
仔受胎時活性値:1.50

<5代血統表内のクロス:なし>

ダノンプラチナ(2012.3.23)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
ディープインパクト
(Halo系)
Unbridled’s Song
(Mr.Prospector系)
General Meeting
(Seattle Slew系)
Never Bend
(Nasrullah系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
Unbridled’s Song
(フォルティノ)
4.25 ナリタトップロードと同牝系
(No.18)
初仔

*

では、以下にダノンプラチナのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Rare Lady 1974.2.20 米1勝
|フローラルマジック 1985.4.20 米6勝 サンタイネスS(GIII)3着
||ペイパーレイン 1991.3.23 米6勝
|||マツリダゴッホ 2003.3.15 中央10勝 有馬記念(GI) オールカマー(GII)3回 日経賞(GII) AJC杯(GII)ほか
||ホウシュウサルーン 1993.4.7 地方6勝 全日本3歳優駿
||グリーンプレゼンス 1995.3.22 中央2勝 若葉S(OP)
||ナリタトップロード 1996.4.4 中央8勝 菊花賞(GI) 阪神大賞典(GII)2回 京都大賞典(GII) 京都記念(GII) 弥生賞(GII) きさらぎ賞(GIII)ほか
||フローラルグリーン 1998.6.12 中央4勝 エルフィンS(OP)
|||ダノンヨーヨー 2006.4.7 現役 富士S(GIII) マイルCS(GI)2着ほか
|Magical Allure 1995.4.4 米7勝 ラブレアS(GI) レディーズシークレットBCH(GII)ほか
||バディーラ 2008.2.23 不出走
|||ダノンプラチナ 2012.3.23 (本馬) 朝日杯フューチュリティステークス(GI)

曾祖母Rare Ladyからの別分枝には、菊花賞馬ナリタトップロード、「中山マイスター」マツリダゴッホと長距離GIを制した馬が見られます。牝系の持ち合わせたスタミナは確かな18号族、4代母Double Agentの孫には日本で種牡馬となったナグルスキー(1981.1.27)もいます。

*

第66回朝日杯フューチュリティステークス(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 2 ダノンプラチナ 牡2 55 蛯名正義 1:35.9    35.4 472
[+6]
国枝栄 1
2 6 アルマワイオリ 牡2 55 勝浦正樹 1:36.0 3/4 35.5 470
[+2]
西浦勝一 14
3 14 クラリティスカイ 牡2 55 岩田康誠 1:36.1 3/4 35.9 484
[+12]
友道康夫 3
4 1 ネオルミエール 牡2 55 柴山雄一 1:36.3 3/4 35.5 466
[0]
藤沢和雄 6
5 12 アクティブミノル 牡2 55 武豊 1:36.3 アタマ 36.5 482
[-4]
北出成人 9

蛯名正義騎手が2週連続となる2歳GI制覇。前週のショウナンアデラ(2012.2.10)同様、やはり重賞初挑戦となった出走16頭中唯一のディープインパクト産駒。ダノンプラチナ、芦毛のシャドーロールが2歳牡馬王者を戴冠しました。

ダノンプラチナの牝系近親馬であるマツリダゴッホの主戦でもあった蛯名騎手が制したと思ったら、2着にはマツリダゴッホ産駒のアルマワイオリ(2012.2.27)。そしてアルマワイオリの祖母は阪神芝1600mの阪神3歳牝馬S(現阪神ジュベナイルフィリーズ、GI)を制したスエヒロジョウオー(1990.4.16)。血と人と舞台が呼応して、阪神芝1600mで行われた初回の朝日杯フューチュリティステークスは幕を閉じました。

2014年のJRA2歳牡牝王者を決める一戦は、「重賞初挑戦となった出走16頭中唯一のディープインパクト産駒」、そして「蛯名正義騎手」がキーワードだったのですが、もうひとつ「母が前年産駒なし後の仔」ということも言えます。ダノンプラチナは母の初仔、ショウナンアデラは母が空胎後の仔です。母体の活力が、仔に良い影響を与える。そういえば、ダノンプラチナの牝系近親馬であるマツリダゴッホも、母が空胎後の仔でした。

2歳王者となって、迎え撃つ立場で臨む3歳牡馬クラシック。ダノンプラチナ、その芦毛の輝きはさらに増して行くのでしょうか。未来を楽しみにしたい若駒です。

  

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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