馬 番 |
馬名 (生年月日) [F No.] |
母の 何番仔? |
4代血統構成 | |||
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父 | 母父 | 祖母父 | 曾祖母父 | |||
1 |
キズナ (2010.3.5) [13-a] |
9番仔 (2年連続 不受胎後) |
ディープインパクト | Storm Cat | ★Damascus | Acropolis |
2 |
コディーノ (2010.2.15) [4-d] |
3番仔 (3連産目) |
★キングカメハメハ | サンデーサイレンス | ポッセ | High Top |
3 |
アポロソニック (2010.4.2) [1-c] |
2番仔+ (2連産目+) |
Big Brown | Pure Prize | Prized | Raise a Man |
4 |
クラウンレガーロ (2010.5.6) [19 レディチャッター系] |
3番仔 (不受胎後) |
グラスワンダー | エンドスウィープ | ★パドスール | ★ノーザンテースト |
5 |
メイケイペガスター (2010.1.15) [9-e] |
2番仔 (2連産目) |
フジキセキ | ブライアンズタイム | ★Silver Deputy | Buckfinder |
6 |
ラブリーデイ (2010.1.30) [19 レディチャッター系] |
4番仔 (流産後) |
★キングカメハメハ | ダンスインザダーク | トニービン | リアルシャダイ |
7 |
ヒラボクディープ (2010.4.26) [8-c] |
2番仔+ (不受胎後) |
ディープインパクト | Storm Cat | Caro | ★Tom Cat |
8 |
ロゴタイプ (2010.3.10) [8-k] |
初仔 | ローエングリン | サンデーサイレンス | Risen Star | Nureyev |
9 |
エピファネイア (2010.2.11) [16-a] |
3番仔 (不受胎後) |
シンボリクリスエス | スペシャルウィーク | ★Sadler’s Wells | ★Habitat |
10 |
タマモベストプレイ (2010.2.28) [1-t] |
11番仔 (2連産目) |
フジキセキ | ノーザンテースト | ディクタス | Princely Gift |
11 |
テイエムイナズマ (2010.3.31) [16-g] |
3番仔+ (3連産目+) |
★ブラックタイド | Danzig | ★Majestic Light | Round Table |
12 |
サムソンズプライド (2010.3.26) [8-f パロクサイド系] |
3番仔 (3連産目) |
メイショウサムソン | エルコンドルパサー | ★サンデーサイレンス | ★ノーザンテースト |
13 |
マイネルホウオウ (2010.4.23) [16-c ヘレンサーフ系] |
3番仔 (3連産目) |
スズカフェニックス | フレンチデピュティ | リアルシャダイ | ★シルバーシャーク |
14 |
アクションスター (2010.4.21) [9-f] |
初仔 | アグネスタキオン | Loup Solitaire | フォーティナイナー | Lyphard |
15 |
フラムドグロワール (2010.3.31) [13-c] |
7番仔 (7連産目) |
★ダイワメジャー | ブライアンズタイム | ★Northern Dancer | In Reality |
16 |
ペプチドアマゾン (2010.3.20) [17-b] |
5番仔 (2連産目) |
アグネスタキオン | ★トニービン | ノーザンテースト | Lt.Stevens |
17 |
レッドレイヴン (2010.3.4) [12-c] |
3番仔+ | Smart Strike | Silver Hawk | Danzig | His Majesty |
18 |
ミヤジタイガ (2010.2.27) [11-g] |
2番仔 (2連産目) |
ネオユニヴァース | El Corredor | Relaunch | Copelan |
- キズナ
- ロゴタイプ
- エピファネイア
- コディーノ
- ヒラボクディープ
- サムソンズプライド
キズナ。ともすれば、忘れられがちな絆。人は、巡る運と縁の中で、互いに糸を半分ずつ持っているものです。それが解けたならば、また結び直せば良いのです。姉ファレノプシス(1995.4.4)は3着に敗れた府中芝2400mですが、従兄の2頭は東京優駿で連に絡んでいます。1993年の第60回でビワハヤヒデ(1990.3.10)が2分の1馬身差の2着、1994年の第61回でナリタブライアン(1991.5.3)が5馬身差の圧勝。キズナ自身、母が2年連続不受胎後の仔という活力の後押しもあります。また、佐々木晶三厩舎の所属馬で、1枠1番からの発進で府中芝2400mに挑んだ馬といえば、タップダンスシチー(1997.3.16)を思い出します。最後は、人と人との絆に戻りますが、ここ数年のノースヒルズマネジメントさんと武豊騎手は、蜜月と言っても良い関係です。そんなオーナーサイド、そして厩舎陣営の「日本ダービー初勝利」の為にも、ユタカさんの第一人者の意地を、この第80回東京優駿で見せて欲しいと願います。
ロゴタイプ。2歳秋のベゴニア賞から数えると4連勝、そして重賞は3連勝中の「2歳王者にして皐月賞勝ち馬」。連勝の始まりだったベゴニア賞で府中芝1600mの2歳レコードを叩き出したように左回りも不安なし。距離も皐月賞(GI)をコースレコードで勝つ馬が2ハロンの延長に負けるとは思えません。そして、母仔3代に渡っての母が前年産駒無し後の仔というバックボーン。こうなると、どうあっても連勝している時は逆らえないのですが、秤にかけて、「ユタカさんのダービー5勝目が見たい」という私の思いの分だけで、2番手(^^ゞ。鞍上であるクリスチャン・デムーロ騎手の20歳10ヶ月18日という、「JRA以降の最年少日本ダービー勝利」が成されても、まったくおかしくありません。王道路線を歩んで「勝利」という結果を出し続けて来たロゴタイプは、真の強者ですからね。頑張れ、ローエングリン(1999.6.8)の仔。
エピファネイア。父シンボリクリスエス(1999.1.21)は府中芝2400mの青葉賞(GII)勝ち馬で、2002年の第69回東京優駿はタニノギムレット(1999.5.4)の2着。母シーザリオ(2002.3.31)は府中芝2400mの第66回優駿牝馬(GI)を後方からの追い込み勝ち。左回りが初めてでも、父母からはまるで問題なしの印象。エピファネイアのギアの掛かり方を思うと、むしろ、大回りの府中が1番合いそうなタイプに見えます。そんなエピファネイアも、やはりというべきか、母が不受胎後の仔。合わせて、母仔2代の背中には福永祐一騎手。かつての、第54回優駿牝馬勝ち馬ベガ(1990.3.8)と、第66回東京優駿勝ち馬アドマイヤベガ(1996.3.12)の母仔以来となる、「オークス馬の母から日本ダービー馬の仔」の偉業が成されれば痛快です。
コディーノ。ここ3戦の敗北により一歩後退の感もありますけれど、彼が最も強いレースをしたのは府中芝1800mの東京スポーツ杯2歳S(GIII)。1分46秒0の2歳レコード駆けを見た時は、「来年はこの馬」という思いを強くしたものです。振り返れば、東京スポーツ杯2歳Sの折も、1枠の白い帽子でした。この大一番、クレイグ・ウィリアムズ騎手への乗り替わりで新味を見せることが出来るか。2004年の第71回東京優駿勝ち馬であるキングカメハメハ(2001.3.20)の仔で、東京優駿での乗り替わりというと、3年前、2010年の第77回におけるローズキングダム(2007.5.10)の2着を思い出します。そして、国内所属馬としては異例とも言える、東京競馬場での最終追い切り。大一番を3頭出しで挑む藤沢和雄調教師、トップトレーナーの「日本ダービー初制覇」への思いと気迫が怖い。
ヒラボクディープ。蛯名正義騎手の青葉賞勝ちから挑む東京優駿の騎乗と言えば、昨年2012年の第79回におけるフェノーメノ(2009.4.20)のハナ差2着が記憶に新しいところ。今年2013年の重賞戦線で見せる蛯名騎手の気概が、この大舞台で満開となるのもまた良し。皐月賞4着の後に戦列を離れた僚馬カミノタサハラ(2010.2.14)の分も、ヒラボクディープ。彼もまた、母が不受胎後の仔です。今回の第80回東京優駿に挑む、2005年の第72回東京優駿勝ち馬であるディープインパクト(2002.3.25)産駒2騎は、奇しくも、「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせにして、「母が不受胎後の仔」という共通点があります。そしてまた、鞍上も競馬学校の同期生。併せて、生産場である下河辺牧場さんは、アユサン(2010.2.21)が今年の桜花賞(GI)を勝ちましたが、彼女も「ディープインパクト×Storm Cat牝馬」の組み合わせでした。
サムソンズプライド。2006年の第73回東京優駿勝ち馬メイショウサムソン(2003.3.7)、その愛息が3連勝で挑む第80回東京優駿。これを応援せずにいられますか。メイショウサムソン、2歳戦で産駒がなかなか動かずにヒヤヒヤしましたが、3歳戦で上昇気流に乗りました。そうして、第80回東京優駿に送り込む仔の名前がサムソンズプライド。「サムソンの矜持」という馬名が良い感じですし、サムソンズプライドの鼻面の白さが、お父さんの面影を思います。サムソンズプライド自身、母系が8号族パロクサイド(1959)系で、曾祖母が第44回優駿牝馬の勝ち馬ダイナカール(1980.5.10)という筋の通った血統馬。パロクサイド系は、3歳秋以降あるいは古馬になってからという印象もありますが、若武者・田辺裕信騎手と挑む夢舞台、先に行って、どこまで頑張れるか。期待しています。
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「普段より記事に気合が入っている」とお思いでしょう。第80回の記念であると共に、不肖オオハシ、2013年5月26日日曜日に36歳を迎えます。「5月の最終週の日曜日に、誕生日が巡る人は幸せである」と、競馬者として、つくづく思います。
5月26日に東京優駿を勝った馬を辿ると、1957年のヒカルメイジ(1954.3.14)、1963年のメイズイ(1960.3.13)、1974年のコーネルランサー(1971.4.16)、1985年のシリウスシンボリ(1982.3.26)、1991年のトウカイテイオー(1988.4.20)、2002年のタニノギムレットの6頭。彼らに続いて、7頭目の5月26日に東京優駿を勝った馬となるのは、優駿18頭のうち、どの馬か。
2013年5月26日日曜日15時40分、第80回東京優駿の発走を、心から楽しみに待ちたいと思います。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。