第29回マイルチャンピオンシップ(GI)の勝ち馬。

サダムパテック 牡 鹿毛 2008.3.30生 白老・社台コーポレーション白老ファーム生産 馬主・大西定氏 栗東・西園正都厩舎

サダムパテック(2008.3.30)の4代血統表
フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
種付け時活性値:1.75
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
ミルレーサー
鹿毛 1983.5.20
Le Fabuleux
鹿毛 1961
Wild Risk 1940
Anguar 1950
Marston’s Mill
黒鹿毛 1975.5.31
In Reality 1964.3.1
Millicent 1969
サマーナイトシティ
鹿毛 1999.3.14
仔受胎時活性値:0.25
エリシオ
鹿毛 1993.1.24
種付け時活性値:1.25
Fairy King
鹿毛 1982.3.4
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Helice
鹿毛 1988.4.4
Slewpy 1980.3.28
Hirondelle 1981.5.5
ダイアモンドシティ
鹿毛 1988.3.24
仔受胎時活性値:0.50
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
種付け時活性値:0.25
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Honey’s Flag
鹿毛 1979.1.26
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Hoist the Flag
鹿毛 1968.3.31
種付け時活性値:0.50
Cathy Honey
栗毛 1967.5.4
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:なし>

サダムパテック(2008.3.30)の中島理論的総括
母父 祖母父 曾祖母父
フジキセキ
(Halo系)
エリシオ
(Northern Dancer系)
Mr.Prospector
(Raise a Native系)
Hoist the Flag
(Ribot系)
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 母の何番仔?
フジキセキ
(ミルレーサー)
3.50 or 1.50 Aloma’s Rulerと同牝系
(No.9-h)
3番仔
(3連産目)

*

では、以下にサダムパテックのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。図中の重賞格付けは施行当時のものです。

Honey's Flag 1979 米0勝
|ダイアモンドシティ 1988.3.24 米英5勝 アーリントンメイトロンH(米GIII)3着
||Catienus 1994 米英愛5勝 サバーバンH(米GII)2着 サラトガBCH(米GII)2着2回 ホイットニーH(米GI)3着
||サマーナイトシティ 1999.3.14 中央3勝
|||サダムパテック 2008.3.30 (本馬) マイルCS(GI) 京王杯SC(GII) 弥生賞(GII) 東京スポーツ杯2歳S(GIII) 皐月賞(GI)2着ほか

曾祖母からの分枝は若干地味ですが、4代母Cathy Honeyは米9勝でエイコーンS(現米GI)、レイディーズH、ヴァインランドHと重賞3勝のほかマザーグースS(現米GI)2着、CCAオークス(現米GI)2着という活躍馬でした。またCathy Honeyの孫にプリークネスS(米GI)勝ち馬であるAloma’s Ruler(1979.4.21)がいます。

*

第29回マイルチャンピオンシップ(GI)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 サダムパテック 牡4 57 武豊 1:32.9    34.1 506
[-2]
西園正都 4
2 7 グランプリボス 牡4 57 内田博幸 1:32.9 クビ 34.0 520
[-2]
矢作芳人 1
3 17 ドナウブルー 牝4 55 C.スミヨン 1:33.0 1/2 34.1 434
[+2]
石坂正 5
4 12 シルポート 牡7 57 川田将雅 1:33.2 1 1/4 35.0 508
[+4]
西園正都 10
5 10 リアルインパクト 牡4 57 R.ムーア 1:33.2 クビ 34.6 508
[-8]
堀宣行 9

稍重の馬場で前に行った「チーム西園」の3頭。向こう正面で逃げるシルポート(2005.3.24)、内で続くコスモセンサー(2007.3.14)、サダムパテック。水色地に赤い星、同じメンコを着けた彼らの隊列を見るにつけ、さながら競輪のラインのようでした。

直線では一悶着ありましたが、外で鋭伸を見せたドナウブルー(2008.2.9)の内、真ん中から白い帽子のサダムパテックが抜け出し、グランプリボス(2008.3.28)がクビまで迫ったところが決勝点でした。

武豊騎手、JRAGIの勝利は2010年のジャパンカップ(GI)以来となる2年ぶり。そして、どうしても勝てなかったマイルチャンピオンシップを制して、残すところはついに朝日杯FS(GI)のみという「JRAGI完全制覇」の金字塔に王手をかけました。

道中でコブシが落ちている時のユタカさんの騎乗馬は、やっぱり「イイ感じ」と思わせるのです。あの雰囲気を出せる故に、まだまだ、第一人者で居続けてもらわないと困るのです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

*

おまけ。「ユタカさん、マイルチャンピオンシップ、やりましたぁ!!」と叫ぶ、オオハシさん。

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コメント

  1. ゴリ より:

    古馬・牡馬のSS系連産馬のGⅠ勝ちという点についてですが、以前にもコメントしたかもしれませんが、御大が中山競馬倶楽部の
    HPに書かれていた記事で、確かゼンノロブロイが秋の天皇賞を勝ったときのことだったかと思いますが、SS産駒がGⅠを勝つ例外
    的なケースとして、決勝点手前で牝馬を追い抜く場合をあげられていたように記憶しております。今回のマイルCSでも、(内外は
    離れていましたが)先に抜け出したドナウブルーをサダムパテックが追いかけるかたちでした。また、ナカヤマフェスタの宝塚記念
    も、ブエナビスタ(アーネストリーも併走していましたが)を交わしたかたちでした。
    JCもジェンティルドンナがいるので、同じようなかたちになれば、SS系連産馬でも勝機はあるのかもしれませんね。

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