コスモバルク(2001.2.10)。

コスモバルク 牡 鹿毛 2001.2.10生 三石・加野牧場生産 馬主・岡田美佐子氏→(有)ビッグレッドファーム 北海道・田部和則厩舎

コスモバルク(2001.2.10)の4代血統表
ザグレブ
鹿毛 1993.5.14
種付け時活性値:1.75
Theatrical
鹿毛 1982.3.13
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer 1961.5.27
Special 1969
ツリーオブノレッジ
鹿毛 1977.3.2
Sassafras 1967
Sensibility 1971
Sophonisbe
黒鹿毛 1981
ウォロー
黒鹿毛 1973.3.15
★Wolver Hollow 1964
Wichuraiana 1963
Southern Seas
黒鹿毛 1975
ジムフレンチ 1968.4.26
Schonbrunn 1966
イセノトウショウ
鹿毛 1993.5.4
仔受胎時活性値:1.75
トウショウボーイ
鹿毛 1973.4.15
種付け時活性値:0.75
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957
Your Host 1947
Wisteria 1948
マルミチーフ
鹿毛 1987.5.10
仔受胎時活性値:1.25
★ビッグディザイアー
鹿毛 1978.1.21
種付け時活性値:0.00
トライバルチーフ 1967
クリアヤメ 1965.6.2
トキワアイゼン
鹿毛 1981.4.22
仔受胎時活性値:1.25
キタノカチドキ
鹿毛 1971.3.27
種付け時活性値:0.25
トキノマサト
鹿毛 1969.3.27
仔受胎時活性値:0.75

<5代血統表内のクロス:テスコボーイ3×5(母方)、Princely Gift4×5(母方)>

コスモバルク(2001.2.10)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ザグレブ
(Wichuraiana)
5.00 近親ソーエームテキ
(No.5-D サンニーモード系)
4番仔
(3連産目)

シンガポールエアラインインターナショナルカップ(GI)、セントライト記念(GII)、弥生賞(GII)、ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)と、海外重賞1勝、JRA重賞3勝。満5歳春の悲願のGI制覇は、地方所属馬として初の海外GI及び芝GI勝利でした。

私が「あぁ、コスモバルク、凄いな」と、真に思ったのは、満3歳秋のセントライト記念でした。

第58回セントライト記念(GII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 上がり
3F
馬体重 調教師
1 13 コスモバルク 牡3 56 五十嵐冬樹 2:10.1 レコード 35.4 486
[-12]
田部和則 1
2 4 ホオキパウェーブ 牡3 56 藤田伸二 2:10.1 クビ 34.8 476
[+10]
二ノ宮敬宇 2
3 14 トゥルーリーズン 牡3 56 大西直宏 2:10.2 クビ 35.4 480
[-6]
小島太 9
4 6 モエレエルコンドル 牡3 56 田中剛 2:10.3 1/2 35.3 538
[+4]
増沢末夫 10
5 1 エスユーグランド 牡3 56 柴田善臣 2:10.5 1 1/2 35.3 480
[+16]
高橋祥泰 3

ゴール後、拍手の中山競馬場。橙の帽子に「赤、緑格子、赤袖」の勝負服を背にした鹿毛が、緑の芝の上に揺れて。コスモバルク。中山芝2200m、引っ掛かりながらも行ききってしまった、2分10秒1。その勝ち時計は、今を以て、燦然と日本レコードとして輝いています。

頑張り続けたコスモバルクでしたが、寄る年波と故障には勝てず。昨年、2010年5月4日に門別競馬場で引退式を行いました。

競馬の神様のいたずらか、あるいは粋な計らいだったのか、2010年5月4日、その日はコスモバルクの母イセノトウショウ満17歳の誕生日でした。誕生日、それは親に感謝する日、ですからね。

ビッグレッドファーム明和で余生を送る、コスモバルク。やはり地方からやって来た「特別な馬」ハイセイコー(1970.3.6)が終の棲家とした場所で、悠々と過ごしていくのですね。そういえば、ハイセイコーの命日も5月4日でした。彼は満30歳まで長生きしましたが、コスモバルクも、末永く息災であって欲しいと、ただただ願うばかりです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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