ジュエルオブナイル 牝 鹿毛 2007.1.25生 千歳・社台ファーム生産 馬主・(株)グリーンファーム 栗東・荒川義之厩舎
デュランダル[A] 栗毛 1999.5.25 種付け時活性値:1.75 |
サンデーサイレンス 青鹿毛 1986.3.25 |
★Halo 黒鹿毛 1969.2.7 |
Hail to Reason 1958.4.18 |
Cosmah 1953.4.4 | |||
Wishing Well 鹿毛 1975.4.12 |
Understanding 1963.2.17 | ||
Mountain Flower 1964.3.23 | |||
サワヤカプリンセス 栗毛 1986.6.5 |
ノーザンテースト 栗毛 1971.3.15 |
Northern Dancer 1961.5.27 | |
Lady Victoria 1962.2.20 | |||
スコッチプリンセス 栗毛 1970.3.19 |
Creme dela Creme 1963.4.12 | ||
Meadow Saffron 1964 | |||
レディオブチャド 黒鹿毛 1997.2.18 仔受胎時活性値:0.25 |
ラストタイクーン[A] 黒鹿毛 1983.5.9 種付け時活性値:1.25 |
トライマイベスト 鹿毛 1975.4.28 |
Northern Dancer 1961.5.27 |
Sex Appeal 1970.5.12 | |||
Mill Princess 鹿毛 1977.5.21 |
★Mill Reef 1968.2.23 | ||
Irish Lass 1962 | |||
Sahara Breeze 鹿毛(?) 1986.5.5 仔受胎時活性値:0.50 |
Ela-Mana-Mou[A] 鹿毛 1976.2.28 種付け時活性値:0.25 |
ピットカーン 1971.3.20 | |
Rose Bertin 1970 | |||
Diamond Land 黒鹿毛 1978.5.8 仔受胎時活性値:1.75 |
Sparkler[C] 鹿毛 1968 種付け時活性値:0.25 |
||
Canaan 黒鹿毛(?) 1966 仔受胎時活性値:0.75 |
<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×4>
形相の遺伝 | 料の遺伝 | 牝系 | 何番仔? |
---|---|---|---|
デュランダル (サワヤカプリンセス) |
3.25 |
母がマルセルブサック賞の勝ち馬 (No.1-M) |
5番仔以降の仔 (4連産目) |
着 順 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 |
斤 量 |
騎手 |
走破 時計 |
着差 |
上り 3F |
馬体重 [前走比] |
調教師 |
人 気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ジュエルオブナイル | 牝2 | 54 | 鮫島良太 | 1:09.0 | 35.1 |
442 [+8] |
荒川義之 | 2 | |
2 | 14 | ダッシャーゴーゴー | 牡2 | 54 | 佐藤哲三 | 1:09.0 | クビ | 34.9 |
514 [+12] |
安田隆行 | 5 |
3 | 2 | オレンジティアラ | 牝2 | 54 | 小牧太 | 1:09.4 | 2 1/2 | 35.6 |
430 [+2] |
鶴留明雄 | 4 |
4 | 10 | パリスドール | 牝2 | 54 | 浜中俊 | 1:09.5 | 3/4 | 35.2 |
456 [0] |
川村禎彦 | 9 |
4 | 11 | サリエル | 牝2 | 54 | 福永祐一 | 1:09.5 | 同着 | 35.2 |
470 [-2] |
松永幹夫 | 1 |
1F毎の ラップ |
12.1-10.4-11.3-11.5-11.8-11.9 |
上り | 4F 46.5-3F 35.2 |
父が見せた「名刀の切れ味」とはまたひと味違ったレースぶり。ジュエルオブナイル、逃げた同じ勝負服のオレンジティアラ(2007.3.18)の番手から、馬場の中央外目を抜け出し、追いかけて来たダッシャーゴーゴー(2007.3.22)をクビだけ振り切っての勝利でした。種牡馬デュランダルの初年度産駒として、初めてのJRA重賞制覇が成された瞬間でした。
*
では、以下にジュエルオブナイルの簡単な近親牝系図を示しておきます。なお、図中の重賞格付けはいずれも各馬が出走した当時のものです。
Diamond Land 1978.5.8 英1勝 |Pretoria 1985.4.15 英独伊2勝 ノイスシュトゥッテン賞(独GIII)2着 ||Nassma 1990.2.25 英仏2勝 |||Bahama Mama 2004.3.5 現役 フライングチルダースS(英GII)2着 独1000ギニー(GII)3着ほか |Sahara Breeze 1986.5.5 英0勝 ||Alcazar 1995.5.11 仏英愛12勝 ロイヤルオーク賞(仏GI) ケルゴルレイ賞(仏GII) サガロS(英GIII)2回ほか ||レディオブチャド 1997.2.18 仏英4勝 マルセルブサック賞(GI) アスタルテ賞(GII) |||ジュエルオブナイル 2007.1.25 (本馬) 小倉2歳S(JpnIII) ||Pelagia 1998.3.15 英0勝 |||Upper Hand 2003.2.12 現役 リッチモンドS(英GII)2着 |Lyndonville 1988.5.16 愛1勝 ||ツクバシンフォニー 1993.1.22 中央4勝 エプソムC(GIII) NHKマイルC(GI)2着ほか ||Solskjaer 2000.4.13 英愛3勝 ロイヤルウィップS(英GII)ほか ||Yeats 2001.4.23 現役 アスコットゴールドC(英GI)4連覇含むGI7勝ほかGII3勝GIII1勝 |Ivanka 1990.3.5 英2勝 フィリーズマイル(GI) レーシングポストトロフィー(GI)2着ほか
これは豪華。ジュエルオブナイルの母レディオブチャドはマルセルブサック賞とアスタルテ賞(現ロートシルト賞、仏GI)を制しており、伯父Alcazarは欧州の長距離重賞4勝の活躍馬。近親にも活躍馬が多数見えますね。中でも白眉は、今年2009年のロイヤルアスコット開催で史上初のアスコットゴールドC4連覇の大偉業を達成したYeatsでしょうか。ツクバシンフォニーの半弟、3歳クラシックを棒に振った後、4歳で復帰してコロネーションC(仏GI)を制した頃は、まさか超長距離砲として大成するとは思いもよりませんでした。そんなYeatsをエイダン・オブライエン厩舎で調教助手として担当されているのは日本人の本木剛介さん。月刊「優駿」、2009年8月号P2~P3における、アスコットゴールドC後の、Yeatsを中心とした大写しの写真の笑顔と4本指が素敵です。
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良家のお嬢様が向かう次の舞台は果たしてどこになりますでしょうか。夏の小倉に輝いたナイルの宝石がさらに輝く姿、今から楽しみにして待っています。
では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。