第44回北九州記念(GIII)の勝ち馬。

サンダルフォン 牡 鹿毛 2003.3.25生 門別・滝本健二氏生産 馬主・(有)ノースヒルズマネジメント 栗東・松永幹夫厩舎

サンダルフォン(2003.3.25)の4代血統表
サクラバクシンオー[A●]
鹿毛 1989.4.14
種付け時活性値:1.25
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1951
Suncourt 1952
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート 1960
スターハイネス 1964.3.10
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Lady Victoria 1962.2.20
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
★Ambiopoise 1958.5.6
One Clear Call 1960.5.21
コウユーラヴ
鹿毛 1997.3.26
仔受胎時活性値:1.25
ジェイドロバリー[x]
黒鹿毛 1987.3.14
種付け時活性値:0.25
★Mr. Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961.4.18
Gold Digger 1962.5.28
Number
鹿毛 1979.5.5
Nijinsky 1967.2.21
Special 1969.3.28
チャームトウショウ
鹿毛 1988.5.8
仔受胎時活性値:2.00
[コウユーラブは2連産目の3番仔]
コインドシルバー[C]
黒鹿毛 1974.4.19
種付け時活性値:1.25
Herbager 1956
Silver Coin 1965.3.10
ガールトウショウ
栗毛 1975.4.21
仔受胎時活性値:1.00
[チャームトウショウは3連産目の6番仔以降の仔]
チャイナロック[C]
栃栗毛 1953
種付け時活性値:1.25
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
仔受胎時活性値:0.25

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer4×5>

サンダルフォン(2003.3.25)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラバクシンオー 4.50 半弟ダイシングロウ
(No.1-W ソシアルバターフライ系)
初仔
第44回北九州記念(GIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 9 サンダルフォン 牡6 54 酒井学 1:07.5    34.3 542
[+8]
松永幹夫 8
2 13 レディルージュ 牝3 50 鮫島良太 1:07.7 1 1/4 34.6 438
[+8]
安田隆行 2
3 4 カノヤザクラ 牝5 56 小牧太 1:07.8 3/4 34.7 508
[+2]
橋口弘次郎 1
4 14 ウイントリガー 牡4 52 和田竜二 1:07.9 クビ 34.3 470
[0]
山内研二 12
5 6 メリッサ 牝5 52 武豊 1:08.0 1/2 34.3 486
[+4]
佐山優 3
第44回北九州記念(GIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
11.8-10.3-10.6-11.3-11.4-12.1
上り 4F 45.4-3F 34.8

2009年8月16日は、もしかしたら、古川吉洋騎手のお手馬(?)デーだったのかも知れません。ピエナビーナス(2004.3.18)と古川騎手のクイーンS(GIII)勝利からおよそ10分後、サンダルフォンが北九州記念を制したのでした。今回は道中は中段位置で折り合い、直線は馬場中央を堂々と抜け出すという、前走から手綱を取る酒井学騎手の見事なレース運びが光りました。けれど、今回を含めた全30戦のうち17戦は古川騎手によるもので、全6勝のうち4勝は古川騎手で挙げたものでした。なお、ピエナビーナスは全5勝を古川騎手とともに北海道シリーズで収めています。むぅ、なかなか無い、レアケースな日でした(^^;)

酒井学騎手の名前が出ましたので、触れておきます。酒井騎手の重賞勝ちは2001年のカブトヤマ記念(旧GIII)以来、7年10ヶ月ぶりの2勝目でした。懐かしいですねぇ、父内国産限定のカブトヤマ記念。代替開催となった秋の新潟、タフネススター(1997.3.16)を最軽量48kgのハンデで駆り、1番人気だった54kgのトウカイポイント(1996.5.18)を抑えての勝利でした。酒井騎手にとっては出身地が新潟ということもあり、嬉しい初重賞制覇だったでしょう。また、グッドラックスター(1991.5.1)、タフネススターの全姉妹は割合に応援していたように思います。「ラグビーボール×リードワンダー牝馬」という、なんともはや、ハンデキャップホースの匂いが漂う配合の姉妹でした。しかし、もはや隔世の感もある組み合わせですね(^_^;)

最後に松永幹夫厩舎。小倉記念(GIII)を16番人気のダンスアジョイ(2001.4.12)で制したのに続き、北九州記念を8番人気のサンダルフォンで制するという、大暴れの夏となりました。松永調教師は騎手時代は小倉で重賞勝ちを収められなかったものの、「サスガに九州の熊本出身」というところを調教師として見せられていますね。

では、以下にサンダルフォンのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

ガールトウショウ 1975.4.21 中央7勝
|カメリアトウショウ 1982.5.1 不出走
||トウショウファルコ 1986.5.16 中央8勝 AJCC(GII) 金杯(現中山金杯、GIII)ほか
||オーロラトウショウ 1994.3.10 中央0勝
|||トウショウヴォイス 2002.5.8 現役 新潟記念(GIII)2着
|リバーストウショウ 1984.6.5 不出走
||トウショウフリート 1988.4.27 中央7勝 パラダイスS(OP)
|チャームトウショウ 1988.5.8 中央1勝
||コウユーラヴ 1997.3.26 中央2勝
|||サンダルフォン 2003.3.25 (本馬) 北九州記念(GIII)
|||ダイシングロウ 2004.4.1 現役 小倉記念(現GIII、当時JpnIII)2着

言わずと知れたソシアルバターフライ系。曾祖母ガールトウショウからの分枝には渋い活躍馬が揃っています。しかし、サンダルフォンはダイシングロウのお兄ちゃんだったんですね。今になって気付きました。

夏の牡牝混合の古馬重賞戦線で活躍すると、積み重ねによっては「サマー●●チャンピオン」の称号が得られます。次走は今週末のセントウルS(GII)を予定しているサンダルフォン、果たしてサマースプリントチャンピオンに手が届きますでしょうか。楽しみにしたいものです。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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