第41回函館2歳S(JpnIII)の勝ち馬。

ステラリード 牝 栗毛 2007.3.3生 浦川・(有)ビクトリーファーム生産 馬主・広尾レース(株) 栗東・森秀行厩舎

ステラリード(2007.3.3)の4代血統表
スペシャルウィーク[A]
黒鹿毛 1995.5.2
種付け時活性値:0.75

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
キャンペンガール
鹿毛 1987.4.19
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
Nijinsky 1967.2.21
シル 1970.4.22
レディーシラオキ
鹿毛 1978.4.3
セントクレスピン 1956
ミスアシヤガワ 1964.5.24
ウェルシュステラ
栗毛 1999.2.10
仔受胎時活性値:1.75

Zafonic[x]
鹿毛 1990.4.1
種付け時活性値:0.00
Gone West
鹿毛 1984.3.10
Mr. Prospector 1970.1.28
Secrettame 1978.3.15
Zaizafon
栗毛 1982.1.18
The Minstrel 1974.3.11
Mofida 1974.3.21
カタリスト
鹿毛 1993.3.6
仔受胎時活性値:1.25
Sadler’s Wells[A●]
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.75
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975.5.4
Welsh Love
鹿毛 1986.4.6
仔受胎時活性値:1.50
Ela-Mana-Mou[A]
鹿毛 1976.2.28
種付け時活性値:0.25
Welsh Flame
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:1.00

<5代血統表内のクロス:Northern Dancer5×5×4>

ステラリード(2007.3.3)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
スペシャルウィーク 5.50 近親Second Empire
(No.2-F)
初仔
第41回函館2歳S(JpnIII)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 上り
3F
馬体重
[前走比]
調教師
1 1 ステラリード 牝2 54 岩田康誠 1:09.7    34.9 442
[+6]
森秀行 1
2 16 キョウエイアシュラ 牡2 54 藤田伸二 1:09.7 アタマ 34.7 454
[+2]
矢作芳人 2
3 14 ソムニア 牝2 54 安藤勝己 1:09.9 1 34.8 416
[+4]
松元茂樹 6
4 8 エステーラブ 牝2 54 武幸四郎 1:09.9 クビ 34.8 430
[0]
中野栄治 14
5 11 インテグラルヘッド 牡2 54 的場勇人 1:10.0 1/2 35.6 476
[-2]
的場均 10
第41回函館2歳S(JpnIII)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2-10.6-11.5-11.8-11.9-11.7
上り 4F 46.9-3F 35.4

2007年生まれ世代の先陣を切ってJRA重賞勝ちを収めたのは森秀行厩舎所属で岩田康誠騎手騎乗のステラリードでした。函館競馬場の改修により札幌競馬場で代替開催となった今年2009年。このレースの1番人気馬の勝利は、馬場改修により函館ダート1000mで行われた1994年のダンツダンサー(1992.6.4)以来15年ぶりのことでした。また、このステラリードの勝利により、管理される森調教師はJRA10場すべての競馬場で重賞勝ちを収められたとのこと。馬、人共におめでとうございます。

では、以下にステラリードのごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

Welsh Love 1986.4.6 愛1勝
|カタリスト 1993.3.6 愛1勝
||ウェルシュステラ 1999.2.10 中央3勝
|||ステラリード 2007.3.3 (本馬) 函館2歳S(JpnIII)
|Second Empire 1995.4.29 仏愛英米4勝 グランクリテリウム(現ジャン・リュック・ラガルデール賞、仏GI)ほか
|Ajhiba 1996.4.14 英2勝
||Belenus 2002.3.22 英3勝 ソヴリンS(GIII)
|Balestrini 2000.5.11 愛米英仏2勝 バリーサックスS(愛GIII)

近親に欧米の活躍馬が見える2号族。上図では示さなかった4代母Welsh Flameからの別分枝には、Welsh Flameの仔にアーティアス(1974.2.26)の代表産駒でもあるFlame of Tara(1980.4.20)。同牝馬は愛英米8勝でコロネーションS(現英GI、当時GII)、プリティポリーS(現愛GI、当時GII)、アサシS(愛GIII)と重賞3勝。Flame of Taraの真価は繁殖牝馬として発揮され、その仔Salsabil(1987.1.18)は英愛仏7勝で愛ダービー(GI)、英オークス(GI)、英1000ギニー(GI)、ヴェルメイユ賞(仏GI)、マルセルブサック賞(仏GI)、フレッドダーリンS(英GIII)と重賞6勝の名牝。同じく仔Marju(1988.3.12)は英3勝でセントジェームズパレスS(GI)、クレイヴァンS(GIII)を勝ち英ダービー(GI)2着があります。ほかにもWelsh Flameの孫にドンカスターC(現英GII、当時GIII)とジョッキークラブC(英GIII)を制したKneller(1985.5.4)、同じくドンカスターCとジョッキークラブCを制したGreat Marquess(1987.5.18)、BCターフ(米GI)馬Northern Spur(1991.4.16)兄弟がいます。なお、Northern Spurの元々のオーナーは故・和田共弘氏でした。

馬名の「ステラリード(Stellar Lead)」の意味は「主演スター」とありました。後にも現れるであろう同世代のキラ星のごとき駿馬たちを引っ張る存在として、まずは世代最初のJRA重賞を制したステラリード。主演スターの座を堅持すべく、牝馬に傑作が出る印象もある父スペシャルウィークの、さらなる代表産駒になれるように期待しています。

では、以上オオハシでした。これから走る馬、人すべてが無事でありますように。

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