内藤繁春厩舎ドンブリで決まった1994年、中京開催のセントウルS。エイシンワシントンは、戦績を振り返ると中京芝1200mは4戦4勝の負けなし。好調期に高松宮杯(現高松宮記念、GI)に挑めなかったのが残念でした。最後のスプリンターズS(GI)も同着にしてあげたらよかったのに。種牡馬としては、平井豊光オーナーのバックアップもあり、産駒は中央で走っていますね。頑張れ。
ダンシングサーパス。このセントウルS2着や宝塚記念(GI)3着ほか、高松宮杯(旧GII)2着、大阪杯(GII)2着、目黒記念(GII)2着、阪神大賞典(GII)3着、日経新春杯(GII)3着、鳴尾記念(当時GII)3着。代表勝ち鞍がオーストラリアT(OP)で止まってしまったのが、ちょっとかわいそうでした。このセントウルSも「内藤先生、ワシントンはともかく、サーパスはちょっと距離が短いんと違うん?」と思っていたら、豪脚を発揮して2着に突っ込んできました。このセントウルSの後、京都大賞典(GII)に連闘していますね(1番人気5着)。オセアニアの馬みたいな使われ方でした。
#余談。今になって思えば、ダンシングサーパスが中京のセントウルSを使ったのは、オーナーが愛知県の方(橋本昭子氏)だからということもあるのでしょうね。というか、内藤調教師も愛知県の方ですし、エイシンワシントンやダンシングサーパスに騎乗していた元所属騎手、熊沢重文騎手も愛知県の出身です。