ふと冷静に秋のジーワン連対馬たちを見てみた-其の弐-。

前回のデータの見方が案外面白いと思いましたので、其の弐をお届けしたいと思います。

今秋のジーワン連対馬たちの4代血統構成について
レース名 1着馬
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
2着馬
(生年月日)[F No.]
スプリンターズS
(GI)
スリープレスナイト
(2004.2.7)[7-F]
7番仔+
(2連産目)
クロフネ Nureyev ノノアルコ ポリック
キンシャサノキセキ
(2003.9.24)[14]
4番仔
(2年連続流産後)
フジキセキ Pleasant Colony ★Lyphard Violon d’Ingres
マイルCS
南部杯
(JpnI)
ブルーコンコルド
(2000.4.11)[7-C]
2番仔
(2連産目)
フサイチコンコルド ブライアンズタイム ヴェンチア ネヴァービート
メイショウバトラー
(2000.4.19)[12]
初仔 メイショウホムラ ダイナガリバー テュデナム パーシア
秋華賞
(JpnI)
ブラックエンブレム
(2005.1.22)[3-C]
3番仔
(3連産目)
ウォーエンブレム ヘクタープロテクター Vaguely Noble Sir Ivor
ムードインディゴ
(2005.1.19)[1-L]
7番仔
(7連産目)
ダンスインザダーク Sharpo Known Fact ★ソーブレスド
菊花賞
(JpnI)
オウケンブルースリ
(2005.2.24)[13-C]
3番仔
(3連産目)
ジャングルポケット Silver Deputy Northern Jove Ribot
フローテーション
(2005.4.14)[9-C]
6番仔
(2連産目)
スペシャルウィーク リアルシャダイ Affirmed Minnesota Mac
天皇賞・秋
(GI)
ウオッカ
(2004.4.4)[3-L]
4番仔
(2連産目)
タニノギムレット ルション トウショウボーイ ダンディルート
ダイワスカーレット
(2004.5.13)[4-D]
10番仔
(4連産目)
アグネスタキオン ★ノーザンテースト Crimson Satan Beau Max
JBCスプリント
(JpnI)
バンブーエール
(2003.4.5)[9-F]
6番仔
(不受胎後)
アフリート Rainbow Quest Irish Castle Commodore M.
スマートファルコン
(2005.4.4)[9-C]
10番仔
(5連産目)
ゴールドアリュール ミシシッピアン クラウンドプリンス シルバーシャーク
JBCクラシック
(JpnI)
ヴァーミリアン
(2002.4.10)[4-D]
3番仔
(3連産目)
エルコンドルパサー サンデーサイレンス ノーザンテースト Crimson Satan
サクセスブロッケン
(2005.5.5)[4-R]
2番仔
(2連産目)
シンボリクリスエス サンデーサイレンス Deputy Minister Pleasant Colony

うーむ。やはり1着馬を見ると、結局は「非SSの血」あるいは「SSの0遺伝」が勝利を収めているということですね。

また、SS2世種牡馬の仔で2着に入った馬については、

  1. 母が前年産駒なし後の仔
    →キンシャサノキセキ
  2. 牝駒
    →ムードインディゴ、ダイワスカーレット
  3. SSの0交配
    →フローテーション
  4. 父初年度産駒
    →スマートファルコン

という4つのパターンに分かれます。牡馬は母体の活力の後押しか、あるいは父の産駒について絶対数の少なさが求められるということでしょうか。

さて、上記を踏まえて、今週のエリザベス女王杯の出走馬について確認してみると、

第33回エリザベス女王杯(GI)出走予定馬のうち非SSあるいはSSの0遺伝を持つ馬たち

馬名
(生年月日)[F No.]
母の
何番仔?
母父 祖母父 曾祖母父
1 アスクデピュティ
(2004.3.16)[23-B]
3番仔
(3連産目)
フレンチデピュティ サンデーサイレンス ディクタス ハンターコム
2 カワカミプリンセス
(2003.6.5)[4-M]
3番仔
(3連産目)
キングヘイロー Seattle Slew Secretariat Key to the Mint
3 コスモプラチナ
(2003.4.20)[7-C]
4番仔
(4連産目)
ステイゴールド グルームダンサー アスワン トライバルチーフ
4 トールポピー
(2005.1.30)[1-P]
5番仔
(4連産目)
ジャングルポケット サンデーサイレンス El Gran Senor Caro
5 ビエンナーレ
(2003.3.17)[6]
8番仔
(8連産目)
ステイゴールド スプレンディドモーメント ロイヤルスキー ステューペンダス
6 ピサノジュバン
(2005.4.4)[13-A]
4番仔
(4連産目)
スペシャルウィーク ブライアンズタイム Fappiano Damascus
7 ベッラレイア
(2004.2.27)[3-O]
8番仔+
(8連産目+)
ナリタトップロード ★Baldski Argument Round Table
8 ポルトフィーノ
(2005.3.14)[8-F]
6番仔
(6連産目)
クロフネ トニービン ★ノーザンテースト ガーサント
9 ヤマニンエマイユ
(2003.5.18)[10-D]
3番仔
(流産後)
ホワイトマズル トニービン ★Danzig Creme dela Creme
10 トレラピッド
(2005.4.11)[12-B]
2番仔+
(2連産目+)
Anabaa Blue Monsun Gay Fandango Orsini
11 フェアブリーズ
(2003.4.12)[20-C]
3番仔+
(2連産目+)
Silvano Andrang Athenagoras Lombard

以上の11頭が非SS、あるいはSSの0を持っている馬ということが分かりました。特に非SSの6頭。カワカミプリンセス、ベッラレイア、ポルトフィーノと人気しそうなところが残っているのがポイントですね(^_^.)

牝馬限定戦は次代のハーレムのトップ牝馬決定戦ですから、数多あふれるSSの血を受け止められるように、SSの血を持たない馬が走るという予測が成り立ってもおかしくはないと考えています。

果たして、エリザベス女王杯の勝ち馬はどのような血を持つ馬になりますでしょうか。そのあたりも楽しみにして観戦したいと思います。

ではでは、今回はこのへんで♪

コメント

  1. ゴリ より:

    カワカミプリンセスは人気になっているだけに、各紙で
    いろいろ言われていますが、京都2200の連対実績、
    非SS、あと馬場も少しは渋ったみたいですし、2年前
    のように他の馬を蹴散らしていくところが見たいですね。

  2. オオハシ より:

    ◎ゴリ様
    いつもお世話になっております。今更ながらのお返しとなり、恐れ入ります。

    カワカミプリンセス。三石川上牧場の王女も2009年で早6歳。3歳時に見せた輝きのすべてを取り戻している訳ではありません。けれど、それでも牡馬相手にしても、もちろん女馬相手でも堅実に走り続けています。

    もうひと花、なんとか咲かせて欲しいものです。世界のニシウラが管理している馬だけに、応援しています。

    ではでは、わざわざのコメント、誠にありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました