第3回キーンランドカップ(JpnIII)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の十壱=-。

タニノマティーニ 牡 鹿毛 2000.5.23生 静内・カントリー牧場生産 馬主・谷水雄三氏 栗東・須貝彦三厩舎

タニノマティーニ(2000.5.23)の4代血統表
ウォーニング[D]
鹿毛 1985.4.13
種付け時活性値:1.50
Known Fact
鹿毛 1977.3.15
In Reality
鹿毛 1964.3.1
Intentionally 1956.4.2
My Dear Girl 1957.2.17
Tamerett
黒鹿毛 1962.2.17
Tim Tam 1955.4.19
Mixed Marriage 1952
Slightly Dangerous
鹿毛 1979.4.8
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Where You Lead
栗毛 1970.4.23
★Raise a Native 1961.4.18
Noblesse 1960
タニノメール
栗毛 1993.3.20
仔受胎時活性値:1.50
リヴリア[A]
鹿毛 1982.4.20
種付け時活性値:0.50
Riverman
鹿毛 1969
★Never Bend 1960.3.15
River Lady 1963.5.17
Dahlia
栗毛 1970.3.25
Vaguely Noble 1965.5.15
Charming Alibi 1963.3.7
アロマックアステル
栗毛 1986.4.4
仔受胎時活性値:1.50
ラッキーソブリン[A]
鹿毛 1974.1.28
種付け時活性値:0.75
Nijinsky 1967.2.21
Sovereign 1965
タニノテスコ
芦毛 1975.4.11
仔受胎時活性値:0.50
テスコボーイ[A●]
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.75
プロミシング
芦毛 1969.3.11
仔受胎時活性値:1.25

<5代血統表内のクロス:なし>

タニノマティーニ(2000.5.23)の中島理論的総括
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ウォーニング
(Tamerett)
4.75 曾祖母が活躍馬
(No.8-J)
2番仔
(2連産目)

単勝16番人気馬の激走。北海道の芝1200mのジースリー戦、最下位人気馬を操っての勝利。その鞍上には秋山真一郎騎手。思わず「うわ、ビーナスラインかよっ!?」と叫んだ人もいるとか、いないとか(^^;)

秋山騎手はデビュー2年目となる1998年の神戸新聞杯(現JpnII)をカネトシガバナー(1995.5.8)で勝利して以降、毎年1回は必ずJRA重賞を制していらっしゃいます。今年のキーンランドカップで11年連続の重賞勝利、なかなかに立派です。

さて、全15勝となった秋山騎手の重賞のうち、

  1. 2004年の中京記念
    →16頭立て16番人気のメイショウキオウ(1997.3.17)
  2. 2005年の函館SS
    →13頭立て13番人気のビーナスライン(2001.3.12)
  3. 2008年のキーンランドカップ
    →16頭立て16番人気のタニノマティーニ

と3回も最低人気馬で勝利を収められています。むぅ。重賞で最低人気馬に騎乗した時の秋山真一郎、侮るなかれということでしょうか(^^;)

では、以下にタニノマティーニの、本当にごく簡単な近親牝系図を示しておきます。

タニノテスコ 1975.4.11 中央8勝 阪神牝馬特別(現阪神牝馬S、GII) 京阪杯(現GIII)
|アロマックアステル 1986.4.4 中央0勝
||タニノメール 1993.3.20 中央3勝
|||タニノマティーニ 2000.5.23 (本馬) キーンランドカップ(JpnIII)

曾祖母タニノテスコが重賞2勝の活躍馬です。また、祖母アロマックアステルは「タニノ」の冠名が付きませんけれど、谷水オーナーの持ち馬だったようです。

8歳馬の重賞勝利でも驚かなくなった昨今ですが、札幌芝1200mのレコードタイムを更新する1分7秒9の好時計勝ちは立派でした。タニノマティーニ、老いてますます盛んであるところ、この秋にも見せてほしいものですね。ええ、もちろん鞍上は秋山騎手で。

ではでは、今日はこのへんで。

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