2008年の3歳牝馬勢における母の受胎条件について。

間が空いてしまいましたが、現3歳牡馬に続いて3歳牝馬の現有勢力について母の受胎条件を確認してみたいと思います。

2008年クラシック世代の牝馬GI候補生たちにおける母の受胎条件(其の壱)
馬名
(生年月日)
Family
No.
母の受胎条件 牝系に関する
特記事項
主な戦績
トールポピー
(2005.1.30)
1 4連産目の5番仔 全兄フサイチホウオー 阪神JF1着
エフティマイア
(2005.2.14)
4 3連産目の3番仔    新潟2歳S1着
マリーゴールド賞1着
オディール
(2005.2.28)
20 初仔 母キュンティア ファンタジーS1着
ルルパンブルー
(2005.4.23)
12 3連産目の3番仔 ビューチフルドリーマー系 フェアリーS1着
カンナS1着
ハートオブクィーン
(2005.4.13)
9 2連産目の6番仔以降の仔    函館2歳S1着
ラベンダー賞1着
マサノミネルバ
(2005.5.17)
9 5連産目の5番仔    エーデルワイス賞1着
レーヴダムール
(2005.1.28)
1 不受胎後の2番仔以降の仔 母レーヴドスカー   阪神JF2着
シャランジュ
(2005.4.11)
8 3連産目の3番仔    新潟2歳S2着
エイムアットビップ
(2005.2.26)
7 8連産目の8番仔 華麗なる一族 ファンタジーS2着
スワンキーポーチ
(2005.4.12)
19 14連産目の14番仔 レディチャッター系 フェアリーS2着
ジョイフルスマイル
(2005.2.7)
4 初仔    函館2歳S2着
モエレプット
(2005.3.19)
14 5連産目の5番仔    エーデルワイス賞2着
アロマキャンドル
(2005.3.12)
8 不受胎後の5番仔 半兄プレシャスカフェ いちょうS1着

重賞連対馬12頭と、いちょうSの勝ち馬をピックアップしてみました。

オディール。母は1997年の阪神3歳牝馬S(現阪神JF、JpnI)2着のキュンティア(1995.3.22)。同牝馬は子宮炎などに悩まされて繁殖入り後4年間は子宝に恵まれなかったそうで、10歳時に産んだ初めての仔がオディール。仔がいなかった間、彼女は精神エネルギーの補給も、合わせて行っていたのでしょうか。初めての仔は、自身が成すことができなかった重賞制覇を遂げました。

レーヴダムール。母レーヴドスカー(1997.4.24)はサンタラリ賞(仏GI)を勝ち2000年のジャパンカップ(GI)7着馬、半兄ナイアガラ(2003.3.29)はすみれS(OP)の勝ち馬です。1戦1勝で挑んだ阪神JFは8番人気ながら上がり3ハロン34秒8の最速脚で2着でした。栗毛の流星で気品のある顔立ち、そして目許涼やかな美少女です。

アロマキャンドル。出世レースとして知られるいちょうSを勝った同馬は、プレシャスカフェ(1999.3.29)の半妹です。兄は母エアインセンス(1995.2.27)の初仔ですね。なお、今年も含めた過去20年のいちょうSの勝ち馬のうち、牝馬を古い順に挙げると、ジャンボセイコ(1986.4.3)、サンエイサンキュー(1989.4.7)、ライブハウス(1990.5.5)、ヤマニンパラダイス(1992.4.25)エアグルーヴ(1993.4.6)メジロドーベル(1994.5.6)、そしてアロマキャンドルの7頭です。むぅ、1990年代に勝った5頭のうち4頭までもがGI連対馬となっています。やはり2歳時に牡牝混じって府中芝1600mのオープン特別を勝つことは、そうそう出来ないことなのでしょう。

ではでは、今日はこのへんで♪

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