第48回宝塚記念(GI)。
1着アドマイヤムーン(2003.2.23)。直線、見事な瞬発力でした。単純に強い。ダテに世界4位にレーティングされていません。それにしても、洋芝や重馬場では、いつでも良い結果を出していますね。また、近親ヒシアマゾン(1991.3.26)の血統背景も合わせて思うと、2歳から活躍できて、なおかつ成長を続ける牝系なのでしょう。秋が楽しみになりました。
2着メイショウサムソン(2003.3.7)。前を見据え、後ろも気にしながら、4角で進出。王道の勝ちパターンに持ち込むも、勝ち馬の切れ味にやられてしまいました。実は、良馬場で、淀みないハイペースの混戦となった時にこそ彼の真価が発揮されるのだと、改めて思いました。合わせて、サムソンは走るフォームが良くなったなぁとも思いました。
ところで、1着、2着に来た4歳牡馬2頭は本当にタフネスですね。ともに3歳春のクラシックで主役を張り、かたや3歳夏に中距離路線に狙いを定めた後は国内、海外を問わず3着は外さず、こなた3歳秋の不調を乗り越え4歳春に復権。クラシック戦線をともに戦った同期生の馬たちが、戦線離脱や不調に陥っても、ずっと頑張っています。ディープショックを受けた、比較的新しいファンの方はどう思われるか分かりかねますけれど、ともに相当な名馬です。4歳春の時点で重賞7勝のアドマイヤムーン、4歳春の時点でGI(JpnI含む)3勝のメイショウサムソン。強い4歳世代の旗頭2頭、これからも期待したいと思います。
3着ポップロック(2001.3.19)。2頭出しは人気薄を狙え。と言っても、4番人気でしたが。
結局、今年初戦となった国際GIIを59kgで制し、その次走の国際GIを制した4歳牡馬2頭で決着した、第48回宝塚記念でした。
コメント
しばらくG1もないのでつまらないですね(笑)
気になる馬がいるので中島理論的に分析していただけないでしょうか。
コスモアリオンの06(父アグネスデジタル/母父フジキセキ)牝
もしよろしければお願いいたします。
今期馬券は絶不調ですが宝塚記念はとりました。中島理論的にはサムソンの相手にどの馬をとるかだけだったと言えますが、エリモエクスパイアが出走せずに、ポップロックが出てきたことを考えていました。そうです、中島御大がよくコメントしている”同父系の出走が1頭のみ・・・”というやつです。NativeDancer系はもう一頭スイープトウショウも回避でした。やはりJRAさんの書いたシナリオどおりだったと言うことでしょうか。
宝塚の件、追加です。NativeDancer系はアドマイヤムーンとトウカイトリックの2頭、Sadler’s Wells・fairy king系(Blandford系)はメイショウサムソン、ポップロック、ローエングリンの3頭、天皇賞(春)には同系の出走がなかったサムソンには不利に働いたのではないでしょうか。
たびたび恐縮です。本日の勝ち上がり2歳馬について一言。
中島理論的良馬!ついに登場してしまいましたね!!!
トウカイブレイズ・牝・鹿毛・2005/3/28生
4代配合はなんと、★トウカイテイオー/★デインヒル/★トウショウボーイ/★Klairon もしかするとシーザリオを超えるかもしれません。期待大ですね。
◎陸王様
「はじめまして」かと存じます。オオハシと申します。以後よろしくお願い致します。
お返事が遅くなってしまい、恐れ入ります。
>コスモアリオンの06
セゾンサラブレッドクラブにて総額1200万円で募集されている牝馬ですね。
1.4代血統構成(各父):『★アグネスデジタル×▲フジキセキ×★Dayjur×Buckpasser』
2.4代血統構成(父系):『Mr.Prospector系×Halo系×Danzig系×Tom Fool系』
3.5代血統表内のクロス:Mr.Prospector3×5、Danzig4×4、In Reality4×5、Wild Risk5×5
4.牝系:米国で継承されている19号族 曾祖母の孫Lailani(愛オークスなどGI3勝)
5.母の何番仔?:初仔
母コスモアリオン(2001.9.6)が豪州産で秋仔ということで母父フジキセキ(1992.4.15)は
0.125交配と判断しました。4代血統表内でクロスが上記した4つあります。けれど、いずれも
0クロスとなり無弊害と判断します。ビッグレッドファーム産馬、サスガによくできています。
牝系は近親に愛オークス馬をはじめとして、ブラックタイプが結構揃っていますね。
また、中島理論的には、やはり初仔であることがポイントですね。
あと、チラッと見た感じでは、コスモアリオンの06はお目々涼やかな良い馬相と思いました。
では、簡単ではありますが、以上でございます。
◎つのだ様
いつもお世話になっております。
>宝塚記念
ある父系馬の単騎出走。そう、昨年の皐月賞でアドマイヤムーンを本命にした折には、
それを強調したのでした(笑)。数が少ないと闘争心が増すという点では、
アドマイヤムーンについては「父のラストクロップ」という後押しもありますね。
これからも楽しみです。
>トウカイブレイズ
「★トウカイテイオー×デインヒル×★トウショウボーイ×★Klairon」とは恐れ入る配合ですね。
トウカイテイオーの仔ということもあり、黙って応援したいものです。
#恐れながら、母父デインヒルは日本供用時における満10歳時交配の「0.50」ですね。
トウカイブレイズもそうですが、たまに2歳戦の結果を見ると、穴を開ける馬たちが
父の0交配馬であったりするのでビックリしますね。この週末の結果を見ても、
メジロアリス(父アドマイヤコジーン)
マイネルプレーザ(父ヘクタープロテクター)
シゲルクシエラ(父カリズマティック)
と3頭がそれぞれ4番人気、8番人気、8番人気と人気を跳ね返して新馬勝ちを収めています。
「新馬戦で困った時は0遺伝馬を狙う」というのも、悪くないかも知れませんね。
ではでは、ご両名、コメントありがとうございました♪
大橋様 ご回答ありがとうございます。
次々質問で申し訳ありません。
コスモアリオンの06の最優性先祖は
バックパサーなのでしょうか?
0の理論を読んでからの衝撃が忘れられず、
貴サイトを定期的に拝見させて頂いております。
今後もよろしくお願いいたします。
※過去にエクセルマクロで残先祖数を出すものが
あったようですが現在は入手可能なのでしょうか?
◎陸王様
改めて、コメントありがとうございました。
>コスモアリオンの06の最優性先祖は
>バックパサーなのでしょうか?
4代血統構成の各父における活性値の受け渡しを確認すると、
曾祖母父Buckpasserの1.50が最優性と判断されますね。
父 アグネスデジタル 0.00
母父 フジキセキ 0.125
祖母父 Dayjur 0.00
曾祖母父 Buckpasser 1.50
非遺伝世代深度は「(1.50-0.00)/0.25=6」より、
6世代前の形相となり、単純な数値比較では
Tom Foolの母Gagaが対象ではないかと思います。
>※過去にエクセルマクロで残先祖数を出すものが
>あったようですが現在は入手可能なのでしょうか?
過去には、作られていましたね。
BBりろーんち、現在の入手可否は不明です。
あいすみませんが、私も持っておりません。
ではでは♪
オーハシ様
ご指摘ありがとうございました。私も送信後、手書き血統で母トウカイデンヒルが1997年生まれで、ブレイクタイムと一緒や!と気づきました。16分の3が有数値、特にリボーとバックパサーはクロスしないような・・・。ま、ムラマサノヨートーくらいの活躍を期待します。
◎つのだ様
いつもお世話になっております。
デインヒルが日本で1996年に単年供用された際の産駒が
ブレイクタイムやフサイチソニックやアタラクシア、
そしてトウカイデンヒルということですね。懐かしい馬たちです。
5代前の牡先祖は、確かに「16分の3」ですね。
8代前まで確認したところ、おっしゃるとおり、
BuckpasserとRibotはクロスしませんでした。
ではでは、折り返しが遅くなりまして、あいすみませんでした。