日曜日の3歳戦の結果(2006/01/15分)。

日曜日の3歳戦の回顧です。重賞1クラ、オープン特別1クラ、500万平場戦2クラ、新馬戦4クラ。

第46回京成杯(GIII)。

1着ジャリスコライト(2003.2.22)。稍重の馬場を、もがきながら勝ちました。勝ちっぷりの見栄えがよくなかったので、云々言われそうですが、勝ちは勝ちです。これからも北村宏司騎手とのコンビで頑張ってほしいものです。

2着トウショウシロッコ(2003.4.23)。相手なりの堅実駆けを続けるトウショウシロッコ、未勝利戦を勝ち上がったばかりで重賞2着と健闘しました。アドマイヤベガ(1996.3.12)の仔、これからも頑張って。以下に2005年12月25日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(父)トウショウシロッコ(2003.4.23、牡、黒鹿毛)。美浦・大久保洋吉厩舎の所属。その4代血統構成は『アドマイヤベガ×ニッポーテイオー×Riverman×Droll Role』で『Halo系×Lyphard系×Never Bend系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5のクロスがあります。トウショウシロッコの牝系は米国で受け継がれている23号族。叔父トウショウリープ(1997.4.18)は中央6勝で、その6勝の内5勝を東京芝1400mで挙げたコース限定馬でした。また、曾祖母Family Fame(1976)の仔Classic Fame(1986)は愛米英8勝でナショナルS(愛GI)を含む重賞5勝の活躍馬。トウショウシロッコは母スパークトウショウ(1993.4.24)が不受胎後の2番仔。

#「トウショウシロッコ」という馬名は2代目です。実は、1代目のトウショウシロッコ(1991.5.21)はニッポーテイオー(1983.4.21)の直仔でした。2代目にも母父にニッポーテイオーが入っていますね。「トウショウ牧場さん、意識的に名前を付けられているのかな?」と、ふと思いました。

3着ネヴァブション(2003.2.19)。最後に良い脚を見せましたが3着まで。母系が欧州系なので、後方から行くことが多い脚質からも、中山よりは府中が合いそうな感じがします。以下に2005年11月6日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>東京の未勝利戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(父)ネヴァブション(2003.2.19、牡、黒鹿毛)。美浦・伊藤正徳厩舎の所属。その4代血統構成は『マーベラスサンデー×★Mill Reef×Vaguely Noble×ガンボウ』で『Halo系×Never Bend系×Aureole系×Hyperion系』の配合です。5代血統表内ではNearco(1935.1.24)5×5のクロスがあります。ネヴァブションの牝系は欧米で受け継がれている14号族。半兄オラクルハワイアン(1992.5.18)は平地5勝、障害4勝で中央9勝。ハワイアンイメージ(1977.5.22)等の馬主としても知られる(株)大関の最後の活躍馬でした。曾祖母Pistol Packer(1968)は仏オークス(GI)、ヴェルメイユ賞(仏GI)、サンタラリ賞(仏GI)の勝ち馬です。ネヴァブションは母パールネックレース(1985.3.28)が不受胎後の10番仔と推定(死産含む)。

#上記の再掲分では触れていないのですが、ネヴァブションの4代母George’s Girl(1959)は、ハワイアンイメージの祖母Irish Chorus(1960)の全姉です。

◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△× ◎○▲△×

京都の紅梅S(芝1400m)を制したのはタッチザピーク(2003.2.10)。素早い先行策から直線、馬場外側を見事に伸びました。2戦2勝、楽しみなスペシャルウィーク(1995.5.2)牝駒が現れました。以下に2005年11月26日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>京都の新馬戦(芝1200m)を勝ち上がったのは(父)タッチザピーク(2003.2.10、牝、青鹿毛)。栗東・田中章博厩舎の所属。その4代血統構成は『スペシャルウィーク×Mr.Prospector×Deputy Minister×◆Buckpasser』で『Halo系×Raise a Native系×Northern Dancer系×Tom Fool系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer5×5×5、Buckpasser(1963.4.28)5×4のクロスがあります。タッチザピークの牝系は北米で受け継がれている2号族。祖母Daijin(1992)はシリーンS(加GI)の勝ち馬。曾祖母Passing Mood(1978)は1989年の加国最優秀繁殖牝馬。前述のDaijinのほかに加国3冠馬With Approval(1986)、ベルモントS(GI)の勝ち馬Touch Gold(1994)がいます。タッチザピークは母タッチフォーゴールド(1997.2.3)が不受胎後の初仔

#改めて読み直すと分かりにくいところがありますが、曾祖母Passing Moodの仔に、With Approval、Daijin(タッチザピークの祖母)、Touch Goldがいるということですね。活力があります。

中山の500万平場戦(ダート1800m)を制したのはキャスティング(2003.4.11)。サニーブライアン(1994.4.23)の0交配馬、2勝目を挙げました。以下に2005年12月25日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>中山の未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がったのは(父)(市)キャスティング(2003.4.11、牡、鹿毛)。美浦・河野通文厩舎の所属。その4代血統構成は『★サニーブライアン×ジェイドロバリー×タイテエム×ダイハード』で『Roberto系×Mr.Prospector系×Aureole系×Never Say Die系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5、Nashua(1952.4.14)5×5のクロスがあります。キャスティングの牝系は5代母である米国産の牝馬テイプトン(1950.5.26)を日本の基礎繁殖とする1号族。母系を確認しましたら、かなり地味に世代交代がなされているようです。キャスティングは母フミノプロキオン(1994.5.12)が3連産目の3番仔。

京都の500万平場戦(ダート1800m)を制したのはヤマトマリオン(2003.3.23)。ヤマトプリティの仔、あるいはヤマトスプリンターの妹、2勝目を挙げました。以下に2005年12月3日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>阪神の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのはヤマトマリオン(2003.3.23、牝、鹿毛)。栗東・安達昭夫厩舎の所属。その4代血統構成は『オペラハウス×★アンバーシャダイ×プレストウコウ×★ダッパーダン』で『Sadler’s Wells系×ノーザンテースト系×Grey Sovereign系×Ribot系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer3×4のクロス、Lady Angela(1944)5×5の牝馬クロスがあります。ヤマトマリオンの牝系は4号族ソネラ(1919)系。半兄ヤマトスプリンター(2002.3.27)は現役、母ヤマトプリティ(1994.3.15)は中央6勝、祖母ヤマトビューティ(1985.4.13)は中央5勝と堅実に稼ぐ牝系です。ヤマトマリオンは母が2連産目の2番仔。

中山の新馬戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(市)スマートフレンズ(2003.3.30、牡、鹿毛)。美浦・田村康仁厩舎の所属。その4代血統構成は『エンドスウィープ×ダンシングブレーヴ×ファバージ×ネヴァービート』で『Mr.Prospector系×Lyphard系×Princely Gift系×Never Say Die系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×4のクロスがあります。スマートフレンズの牝系は11号族クレイグダーロッチ(1922)系。母ロッチラヴウインク(1995.4.12)は中央1勝でチューリップ賞(GIII)2着、桜花賞(GI)4着があります。伯父オースミロッチ(1987.4.20)は中央8勝で京都記念(GII)、京都大賞典(GII)を勝ち、全8勝を京都で挙げた淀の鬼でした。個人的には6歳秋の京都大賞典で2着レガシーワールド(1989.4.23)をアタマ差まで追い詰めた3着が印象に残っています。スマートフレンズは母が3連産目の3番仔。

中山の新馬戦(芝1800m)を勝ち上がったのはタイキティアラ(2003.3.26、牝、鹿毛)。美浦・後藤由之厩舎の所属。その4代血統構成は『エンドスウィープ×メジロライアン×Pleasant Colony×Kings Lake』で『Mr.Prospector系×ノーザンテースト系×Ribot系×Nijiinsky系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer4×5、Ribot(1952.2.27)5×5のクロスがあります。タイキティアラの牝系は欧米で受け継がれている3号族。曾祖母Lake Champlain(1983)は愛米6勝で愛1000ギニー(GI)2着を始め、GII2着1回、GIII2着1回、GIII3着2回と堅実に走っていたようです。タイキティアラは母タイキレディ(1998.4.6)の初仔

京都の新馬戦(ダート1800m)を勝ち上がったのはシーグランプリ(2003.2.19、牡、鹿毛)。栗東・野村彰彦厩舎の所属。その4代血統構成は『ティンバーカントリー×クリスタルグリッターズ×ステューペンダス×リマンド』で『Mr.Prospector系×Blushing Groom系×Bold Ruler系×Alycidon系』の配合です。5代血統表内ではSwaps(1952.3.1)5×4(父方)、Nasrullah(1940.3.2)5×5(母方)のクロスがあります。シーグランプリの牝系は4代母である英国産の牝馬ドナアヅアー(1951)を日本の基礎繁殖とする3号族。シーグランプリは母シーデージー(1990.3.13)が2連産目の6番仔。個人的な思い出ですが、母シーデージーは私が競馬を見始めた頃に走っていて、名前を懐かしく思いました。

京都の新馬戦(芝1600m)を勝ち上がったのはマヤラブハート(2003.5.1、牝、栗毛)。栗東・大橋勇樹厩舎の所属。その4代血統構成は『チーフベアハート×デュラブ×★ノースガスト×ステューペンダス』で『Danzig系×Northern Dancer系×Hyperion系×Bold Ruler系』の配合です。祖母父ノースガスト(1977.3.17)の0交配がシブい。5代血統表内ではBold Ruler(1954.4.6)5×4×5、Northern Dancer4×4のクロスがあります。マヤラブハートの牝系は4号族ソネラ(1919)系。マヤラブハートは母マヤラブリー(1994.4.25)が2連産目の2番仔。マヤラブリーもちょっと懐かしいですね。つい最近まで走っていたような印象ですが。

以上でございます。ではでは。

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