英ダービー(GI)よりも1年早く創設された英オークス。2005年で227回目という気が遠くなるような回数を重ねています。
さてさて、今年の英オークスを制したのはEswarah(2002.4.21)。母Midway Lady(1983)との母仔2代の英オークス制覇という偉業がなされました。
...えーと、英オークスの母仔制覇の詳細は分かりかねました(苦笑)。まま、皆無という訳ではないと思いますが。どなたか教えていただけると幸いです。
なお、日本のオークス(GI)ではその66回の歴史において、クリフジ(1940.3.12)&ヤマイチ(1951.4.4)、ダイナカール(1980.5.10)&エアグルーヴ(1993.4.6)の2組が母仔制覇を遂げています。
Eswarahは今年の4月15日にデビューしたばかり。デビューから50日に満たない日数で、3戦3勝にて3歳牝馬の頂点に立ちました。その血統構成は、中島理論的には父Unfuwain(1985)が満16歳時交配の0遺伝馬です。母Midway Ladyもその父Alleged(1974.5.4)が満8歳時交配の0遺伝馬です。Eswarahの8代に残る牡先祖の数は『3/128』と少なく、4代血統構成は『★A ★B B G』という『ホエールボーン・バージョン』です。結果、潜在能力値は『0.99』と極めて高い数値を示しています。
中島理論的な解釈を離れて近くの代に現れる先祖に注目すると、Eswarahの父Unfuwainの祖母にHighclere(1971)が見えます。日本の2冠牡馬ディープインパクト(2002.3.25)の直祖母も同じくHighclereです。女王陛下の2号族、洋の東西を問わず、2005年のクラシック勝ち馬に強い影響を与えているようです。