土曜日の3歳戦の結果(2006/06/10分)。

やっとこさ追いついた土曜日の3歳戦の回顧です。500万特別1クラ、500万平場戦3クラ、合計4レース。

中京のぶっぽうそう特別(芝2000m)を制したのは(父)エイプリルウインド(2003.3.14、牡、黒鹿毛)。栗東・池江泰寿厩舎の所属。その4代血統構成は『★ステイゴールド×Dike×Pass×★Swoon’s Son』で『Halo系×Herbager系×Tom Fool系×Teddy系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。エイプリルウインドの牝系は米国で受け継がれている12号族。半姉クイーンソネット(1992.4.29)は中央5勝で新潟記念(GIII)2着、半姉ハッピーリクエスト(1997.6.6)は中央6勝でターコイズS(OP)の勝ち馬、甥エルカミーノ(1998.5.29)は中央現役で新潟大賞典(GIII)3着2回、同じく甥モノポール(1999.5.21)は中央現役で富士S(GIII)2着があります。エイプリルウインドは母エイプリルソネット(1981.4.10)が3連産目の13番仔以降の仔。

東京の500万平場戦(芝1600m)を制したのは(父)ユーロペ(2003.4.9、牝、青鹿毛)。美浦・高松邦男厩舎の所属。その4代血統構成は『ダンスインザダーク×クリスタルグリッターズ×アローエクスプレス×Apalachee』で『Halo系×Blushing Groom系×Grey Sovereign系×Princequillo系』の配合です。5代血統表内にはクロスはありません。ユーロペの牝系は曾祖母である米国産の牝馬アムールラムール(1976.1.29)を日本の基礎繁殖とする17号族。4代母Alofthem(1964)の孫Northern Baby(1976)は英仏5勝でチャンピオンS(英GI)、ドラール賞(仏GII)、コートノルマンデ賞(仏GIII)の勝ち馬、曾孫メジロサンドラ(1996.3.19)は中央5勝で大阪-ハンブルクC(OP)の勝ち馬です。ユーロペは母ルナセレナータ(1992.3.23)が不受胎後の5番仔。

東京の500万平場戦(芝2500m)を制したのはミレニアムウイング(2003.1.15)。父Sadler’s Wells(1981.4.11)の良血馬、ここで2勝目となりました。以下に2005年11月5日に新馬戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。

<再掲分>東京の新馬戦(芝2000m)を勝ち上がったのは(外)ミレニアムウイング(2003.1.15、牡、鹿毛)。美浦・藤沢和雄厩舎の所属。その4代血統構成は『Sadler’s Wells×Halo×Herbager×Cohoes』で『Northern Dancer系×Hail to Reason系×Son-in-Law系×Blenheim系』の配合です。5代血統表内にはHail to Reason(1958)4×3、Mahmoud(1933)5×5×5のクロス、Almahmoud(1947)4×4のクロスがあります。ミレニアムウイングの牝系は米国で受け継がれている12号族Soaring(1960)系。半姉レディバラード(1997.3.4)は中央5勝、地方2勝でTCK女王盃(統一GIII)、クイーン賞(統一GIII)、阿蘇S(OP)の勝ち馬で福島ダート1700mのレコードホルダーです。また、伯母Glorious Song(1976)、伯父Devil’s Bag(1981)、叔父Saint Ballado(1989)と並ぶと「うわ」と思われるのではないでしょうか。ミレニアムウイングの母Angelic Song(1988)を含めて、この4兄弟はいずれも父Halo(1969.2.7)の全兄弟です。 他の近親としてグランドオペラ(1984.2.11)、Rahy(1985)、Singspiel(1992.2.25)というGlorious Songの仔たちがいます。名牝系を持つSadler’s Wells(1981.4.11)の直仔、ミレニアムウイング。日本の馬場でどれくらい活躍を見せてくれるのか、楽しみです。

#上記のコメントでは抜けていますが、父Sadler’s Wellsが満16歳の0交配を受けた全兄Sligo Bay(1998.4.2)は仏愛米4勝でハリウッドターフCS(米GI)、シネマH(米GIII)の勝ち馬です。以前の記事に対するmuch_better様のトラックバックに感謝。

中京の500万平場戦(芝1200m)を制したのは(父)マヤノガニーシュ(2003.6.11、牡、栗毛)。栗東・安達昭夫厩舎の所属。その4代血統構成は『サクラバクシンオー×マルゼンスキー×セダン×★クリノハナ』で『Princely Gift系×Nijinsky系×Prince Bio系×Blandford系』の配合です。祖母父と曾祖母父がシブい。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×4のクロスがあります。マヤノガニーシュの牝系はユートピア牧場による継承でおなじみの1号族セレタ(1923)系。曾祖母クリバン(1958.2.10)は中央12勝で東京牝馬特別(現府中牝馬S、GIII)を勝ち、毎日王冠(現GII)2着、安田記念(現GI)3着2回の活躍馬です。そして4代母英月(1938.2.8)は「テツバンザイ」の競走名で中央7勝を挙げ、オークス(現GI)、横浜記念の勝ち馬です。マヤノガニーシュは母グレイスハニー(1982.5.2)が不受胎後の14番仔。なお、マヤノガニーシュは母の最後の仔です。

メイショウドトウ(1996.3.25)の更新ラッシュ、まずはここまでということで。ではでは♪

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