「どんだけ遅いねん」とお思いでしょうけれど、2005年5月21日日曜日分の3歳戦の回顧です。重賞1クラ、500万特別戦2クラ、50万平場戦2クラ、合計5レース。
第67回オークス(GI)については別途回顧をご参照ください。
東京のカーネーションC(芝1800m)を制したのはマイネトップレディ(2003.2.26)。以下に2005年8月28日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>新潟の未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がったのは(市)マイネトップレディ(2003.2.26、牝、鹿毛)。美浦・郷原洋行厩舎の所属。その4代血統構成は『ムタファーウエク×★モガミチャンピオン×ヴェンチア×ネヴァービート』で『Roberto×Princely Gift系×Relic系×Never Say Die系』の配合です。母父モガミチャンピオン(1985.3.17)の0交配がシブい。5代血統表内ではクロスはありません。マイネトップレディの牝系は7号族マイリー(1953)系。いわゆる「華麗なる一族」です。祖母イットー(1971.4.19)は高松宮杯(現高松宮記念、GI)、スワンS(現GII)などJRA7勝を挙げ最優秀古馬牝馬に選ばれました。伯母ハギノトップレディ(1977.4.4)は桜花賞(現GI)、エリザベス女王杯(現GI)、高松宮杯などJRA7勝を挙げ最優秀3歳牝馬、伯父ハギノカムイオー(1979.4.1)は宝塚記念(現GI)、高松宮杯など重賞6勝、JRA8勝を挙げた「黄金の馬」です。マイネトップレディは母キープイットアップ(1994.6.2)が5連産目の5番仔。なお、マイネトップレディの未勝利戦勝ちにより、新種牡馬ムタファーウエク(1996.2.21)産駒はJRA初勝利となりました。
中京の白藤賞(芝1800m)を制したのはリキサンポイント(2003.4.26、牡、青鹿毛)。栗東・昆貢厩舎の所属。その4代血統構成は『アドマイヤボス×Danzig×Le Fabuleux×Bold Ruler』で『Halo系×Northern Dancer系×Wild Risk系×Nasrullah系』の配合です。5代血統表内ではNorthern Dancer(1961.5.27)4×3のクロス、Almahmoud(1947)5×5の牝馬クロスがあります。リキサンポイントの牝系は米国で受け継がれている2号族。従姉ニシノフラワー(1989.4.19)は中央7勝で桜花賞(GI)、スプリンターズS(GI)、阪神3歳牝馬S(現阪神JF、GI)、マイラーズC(GII)、デイリー杯3歳S(現デイリー杯2歳S、GII)、札幌3歳S(現札幌2歳S、GIII)と重賞6勝の名牝です。リキサンポイントは母トップニュースII(1984.5.14)が少なくとも6連産目以降で12番仔以降の仔。
東京の500万平場戦(ダート1400m)を制したのはアグネストラベル(2003.5.18)。以下に2005年10月23日に未勝利戦を勝ち上がった際のコメントを再掲しておきます。
<再掲分>京都の未勝利戦(ダート1200m)を勝ち上がったのは(父)アグネストラベル(2003.5.18、牡、栗毛)。栗東・白井寿昭厩舎の所属。その4代血統構成は『アグネスタキオン×Topsider×Never Bend×Bull Lea』で『Halo系×Northern Dancer系×Nasrullah系×Teddy系』の配合です。5代血統表内ではNasrullah5×4(母方)、Nearco5×5(母方)のクロス、Almahmoud5×5の牝馬クロスがあります。アグネストラベルの牝系は米国で受け継がれている8号族。半姉アイノグレース(2002.5.25)は現役で頑張っています。アグネストラベルは母ソヨカゼ(1990.5.14)が実質7連産目の6番仔(死産含む)。
#なお、このアグネストラベルによる勝利により白井寿昭調教師はJRA通算600勝を達成されました。おめでとうございます。と思っていたら、アグネストラベルは突然宮本博厩舎への転厩。ぐむむ、「大人の事情」があるとは思いますけれど、人間関係とは難しいですね。
中京の500万平場戦(ダート1700m)を制したのはファンドリコンドル(2003.5.11、牡、鹿毛)。栗東・高橋成忠厩舎の所属。その4代血統構成は『エルコンドルパサー×サンデーサイレンス×ラバージョン×パーソロン』で『Mr.Prospector系×Halo系×Damascus系×My Babu系』の配合です。5代血統表内ではNashua(1952.4.14)5×5、Northern Dancer5×4(父方)、Special(1969)とLisadell(1971)5×5×4(父方)の全姉妹クロスがあります。ファンドリコンドルの牝系は小岩井の12号族ビューチフルドリーマー(1903)系。千代田牧場さんが誇るワールドハヤブサ(1967.3.30)の分枝です。伯父ニッポーテイオー(1983.4.21)は中央8勝で天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)、マイルCS(GI)、京王杯SC(GII)、スワンS(GII)、NZT4歳S(現NZT、GII。当時GIII)、函館記念(GIII)と重賞7勝の名馬です。また、伯母タレンティドガール(1984.4.27)は中央4勝でエリザベス女王杯(GI)の勝ち馬です。ファンドリコンドルは母マサコチャン(1996.5.30)が4連産目の4番仔。なお、母は祖母チヨダマサコ(1977.4.3)が不受胎後の最後の仔です。
まま、ゆっくりでも更新していきます。なお、この3歳戦の回顧は、今週末、6月10日土曜日と6月11日日曜日の3歳戦をもって、終了と致します。予めご承知おきください。